あれこれと考えているうちに、季節はどんどん先へと向かってしまう。
巡っているのだと誰かが言っていたけれど
区切られた生きるとか死ぬとかそんな間だけの寓話。
おかしくて笑ってしまう。
せつなくて笑ってしまう。
無心で死を追い求める人も。
きっと生に死にもの狂いで歯向かっているのかも。
生きていて死んでいて
何が違うのか。
それはそれでしょうか。
きっとそうやって思索に耽ることが
それぞれのなにかにつながっているとしか思えない。
春風に癒されて
夏の太陽に焼かれて
秋のセンチメタルに沈められて
冬の寒さで温かさを知って
いつも気持ちをかき混ぜられて
人は人らしくいられるのでしょうか。