秋を踏みしめる夕暮れの道。
わざと落としてみた松ぼっくりと遠くで響く子供の歌声、帰還せよと急かす公園のチャイムが重なり合い、土のカンタータが聞こえる。
広い見聞を得ている人でなくても
博学才穎でなくても
井の中の蛙の続きを知る人よ。
その空の青さを知っている人をひとえに尊敬もするし好きなんだと思う。