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とあるコミュニティで相談していた内容(タイトルの内容)が、実は今でも私のテーマになっていることに気づいて、改めて言語化してみようと思い、筆をとってみました。 企業で働く会社員であれば、皆さんが考えることかなと思います。何かの参考になれば嬉しいです。
ディスカッションの内容は少し前のものとなりますので、ネタは少し古いかもしれませんが、今でも、使えることが多いと思います。
なお、会話形式で進んでいるので、登場人物は恐竜の名前になってます😁
では、Let's ディスカッション👉
会社という組織では、従業員は自身の仕事をするということはなく、基本的には上司などからの指示によって仕事をします。自分事として仕事に向いているときはいいのですが、自分がやりたくない仕事もしなければいけない場面も多くありますし、会社都合で突然仕事が変わることもあります。 そんな中でも頑張っている多くの人たちに、充実した日々を過ごしてほしいと思い相談させていただきました。
よろしくお願いします!
ミクロラプトル)
思考のフレームワークとしては「対人」「対自分」「対課題」あたりに切り分けて考えるといろいろな観点が出しやすいかなと思いました。
例えば・・・
対人:職場のメンバーと有意義なコミュニケーションを生む方法
対自分:仕事を充実させるためのマイルール
対課題:仕事をゲームとして捉えるやり方
ばば)
なるほど。考えるときにフレームワークに沿ってみると考えやすいかもしれませんね。それに抜け漏れもすぐわかる!
アロサウルス)
やってる実感がやりがいになるので、組織構成をするときにスキルかぶりをなるべくなくす。すると自分の仕事が明確になり自分のポジションが立ち、連携しやすくなる、スムーズに仕事を推進でき、これ?だれやるの?という判断がなくなる。またこれは俺だな!って感じになる
また、それはやりたい仕事、まぁやってもいいけどという仕事内容だとうまくいく。そもそもやりたくない仕事は外注するのがいい。そのかわり他のやりたい仕事のパフォーマンスを最大化して価値とコストを調整するなどかなぁ
ばば)
この仕事はこの人というのが明確になるように!ですね。ソフトウェアパッケージの開発なので、一通り知ってほしくて、まんべんなく割り振っていましたが、領域である程度分けたほうがいいのでしょうか? 外注は、確かにそのとおりですね。外注に出したら社員が空いてしまわないように、まず仕事取らないとw
アロサウルス)
明確な役割分担はモチベーションを上げると思います!
ばば)
どう分けるか?がポイントですね。組織としての思惑と、個人の希望とあるので、ちゃんと整理しないとですね。
プロトケラトプス)
自分が主体的にやっている感覚があると良いと思います。 自分がチームリーダーだった時の例ですが、基本的にはいくつかのサブチームに分けて、それぞれのリーダーに任せます。かつ、自分も一つのチーム(業務ライン)を担当します。 何かあったら(トラブったら)自分がフォローするって姿勢です。
「やってみてダメだったらフォローするからね」って姿勢で基本的には各リーダにコントロールを任せますが、自分のチーム全体の進捗管理とか目標設定は自分がやります。そのうえでAチームはこっからここ、Bチームはこの辺、残ったところはCチーム(自分とこ)でやるね。といった感じ。
大きな目標間とそこに対する進捗のレポートフォーマットを固定化して、上層へのレポートは毎回基本的に同じフォーマットを崩さないようにとか、進捗に問題がある場合は各リーダーに声をかけるものの、どう改善・解決するかは考えてもらいます。 基本的にあまり否定せず(「やってみるか?」)、いざとなったら責任を取る(「なんかもめたらあやまりに行くからね」)という感じでやってたので、割とみんな前向きにいろいろと工夫して取り組んでくれていたと思います。 あとは、仕事の領域は自分で決めないとか、人がやらない仕事をどんどんやろう!見たいな感じで チームとしての存在感を強める働きをするので、「あのチームはいろいろやってくれる」と周りから重宝されます。 その実は、人に任せておくと受け身になるので、むしろ相手の領域に踏み込んでコントロールしに行くという姿勢なのだけどね 取り留めもないですが・・・
ばば)
「仕事の領域は自分で決めるな、人がやらない仕事をどんどんやろう」って、とてもいいですね。その気持ちを引き出すためにも、任せて、やらせてみて、否定せず褒めて伸ばす的なことを繰り返していけばよいのでしょうか?
プロトケラトプス)
「褒めて伸ばす」ってよくいいますが、僕はあんまり意識したことがないです。やる気を引き出す為には、任せて自分で考えさせる(決めさせる)でもケツは拭くみたいなのが、言われたことをやらされているよりもがぜん主体性が増しますね。 無理に褒めると言うよりは、割とフラットに「ここはいいよね」「これじゃだめじゃん」「こんな感じでやってみたらいいんじゃない?」といったアドバイスの体でコメントすることに心がけてます。 あと、任せるときはなるべく「完パケとなるように」複数案件の場合も「○○関係はこのチーム」となるように振り分けます。細かい雑用や後ろ向きな仕事は自分で反芻しながら、意義や目的、処理の仕方がある程度明確になったところで差配しますね。そうすることで、なるべくノイズを排除して各チームのペースを維持する(言い方を変えると、言い訳できないようにする)ように気を使ってます。
ばば)
褒めて伸ばすといわれて褒めることを意識していましたが、変に褒めると変に天まで昇られても困るし、と思ってもいました。コメントを拝見して、認めていくという感じなのかなと思いました。 また、完パケでの仕事振りですが、雑用はやってましたが、後ろ向きな仕事も分担してました。ノイズがないってことはないので、勉強と思ってました。前向きな姿勢を引き出すことが目的なのに、よく考えるとおかしいですね。
キーは、仕事に集中できる環境と適切な権限の委譲ですね。
プロトケラトプス)
そうですね、褒めなくても伸びるヤツは勝手に伸びるので、それよりは余計なノイズを取り払うことを意識しますね。 あまりパフォーマンスがでない人には褒めたりとか使い分けます
トリケラトプス)
大切な社会問題だと思いました。 ほとんどの方が、会社員であることを考えると、避けてはいけない話題だと思いました。
私は、今の企業の実情として、会社を大きくする手段として、役割を機能的して合理化してきたことは、能力の有無を問わず仕事ができる環境になった一方、社員同士のコミュケーションを必要としなくなった、原因でもあると考えています。
色々書きたいことはありますが、凝縮すると、シンプルにコミュケーション。対話です。一人ひとりの価値観と向き合い、組織とエンゲージメントすることがリーダーとマネジメントに求められていると思います。
会社にとっての生産性の原資は社員であり、どれだけ会社のために貢献してくれるかです。もちろん社員からも会社に属する価値がなければなりません。
今のリーダーは、仕事の価値を対話を通して部下に伝え、部下の価値観、人生感、悩みをすべて聞き入れる姿勢が必要だと思います。
自律性は、決められたことを自主的に進めること。
主体性は、先の見えない事を、自主的に手探りで進めること。だから主体性は、当然批判も受けるもの。
日進月歩の今の時代、批判も受け入れ、社員の価値観も受け入れ、リーダーとして部下の主体性を育てていきたいなと私は考えています。だからどんなに忙しくても、部下と対話する時間は、確保する必要があると思います。たとえ愚痴を聞くのでも。
モササウルス)
とてもわかります。ITの現場にいたり、下請の立場だとすると、人として扱われない場合も、ありますからね。 グレーな5次受けぐらいの、どこの誰が入ってるかわからないような現場もありますからね。 特にゼロサムゲームになるような現場ですと。。(愚痴になって、、) 本音をお互いに言い合える現場であれば良いのは間違いないと思いますがね。傷つけることのないように、そこには対話が必要ですね。
トリケラトプス)
ありがとうございます。プロジェクトは、みんなで協力して良いものを作ろうとしているのですから、お互いの存在承認が必要ですよね。少し対話するだけで全然違うと思うんですよね。
ばば)
最近の若いもんは・・という前に、対話ですね。今までは月次で面接(緩い感じで勤務表もらいつつ、お話しする場)があったんですが、上司が一手に行うようになって、定期的な場がなくなりました。場づくりから考えてみます。飴ちゃん配って感謝の気持ちを伝えるのはやってます。たかが飴ちゃんですが、形にすることがいいかなと思ってます。 愚痴を聞くのも大事ですよね。本当は愚痴の後には次の一手となる行動を起こしてほしいのですが、自分の中で気づいてくれるような問いかけが難しく難航してます。この辺のスキルは磨いていきたいです。
ヴェロキラプトル)
私も今の職場では冷めているというか、なかなか熱意をもって仕事に向き合うことができていません。発生する業務も、他律的かつ終わりが見えないという点は、バグ対応と似ているかもしれません。 もし、ばばさんが私の上司だったらと想像して考えてみます。
まず、上司が「楽しくやりたい、メンバーにも楽しんでやってほしい」と本気で考えてくれているとわかったら嬉しいです。 腰を据えて話をするのが難しい状況であれば、たとえば「もっと楽しくやりたいよなぁ」という感じで仕事中にぼそっとつぶやくというのはいかがでしょうか。
本心で言っていることはメンバーにも伝わると思いますし、案外皆さん同じ思いかもしれません。最初に代弁してもらえると、自分の考えを出しやすくなります。具体的にこうしたいというアイデアを持っているメンバーがいるかもしれません。
解決策がすぐには見えなくても、「楽しめるようにしたい」という方向性が共有されることが大きな一歩だと思います。
ただし、もし現状が「楽しくない」原因が、ばばさんにあると思われていた場合は見事な逆効果になるので、見極めは必要かと思います。
あとは、仕事の中身がなかなか元気の出ない内容でも、リーダーが楽しそうにやっていたら、私だったら頑張れると思います。そういった意味では、チーム全体ではなく、まずは、ばばさんご自身が楽しむことに集中するというアプローチもありかもしれません。
パキケファロサウルス)
最初は無理に感じても夢中になって集中してやっていると、つまらなかったことが、意外なほど楽しく感じられることあるので試してみて下さい。ちょっと雑でも時間決めてともかくスピードを上げるイメージで。
後ろ向きな仕事は、部下にふりましょう❗
リーダーが楽しそうにしてることが、全体のモチベーションに好影響が大きいので、優先順位から考えて悪くないことと思います。
ばば)
マイクロソフトなどはそんな感じなんですか?ちょっと意外だったんで。
パキケファロサウルス)
業界で珍しい体育会系と言われてる時代にいました。
ばば)
やっぱりそういうことだったんですね。部下に嫌な仕事を押し付けるのはどうかと思いますが、リーダーが楽しそうにするというのはありな気がします。
「リーダーが楽しそう>>部下に後ろ向きな作業を振る」という優先順位は、それも真実なのかもと思いました。
という感じで、私の問いについて、みんなでディスカッションしました。 それなりの地位にある方や、数多くのプロジェクトを回してきた方、派遣の方や下請・元請など様々な方、フリーランスの方など多様な方とのディスカッションで、大事にしないといけないことの解像度があがってきて、これ以降の私のキャリアにを考えるうえで転機になるようなディスカッションとなりました。 これを見た方の中で、何かが変わるようなことがあれば嬉しいです。
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