革命はいつもどこからか小さく起こる。それはたとえ目に見えない世界でも起こりうると考えている。
GTA6のリーク事件が世間をにぎわせたのはただの序章に過ぎないのではないかと考えている。そのうち、ゲーム内で犯罪が定義される時代が来るかもしれない、そのように考えてもいる。いわゆる「事件のメタバース内臓化」である。
GTAは誰もが知ってるような犯罪を取り扱ったゲームだが、その実態はあくまでもゲームに過ぎない。だから、別段GTA内で何をしても現実世界で処罰を受けることはない。そして、それはある一定のルールのもとに設計されているからだ。しかし、そのゲーム人口が増えるにつれて、「遊ばされているゲーム」に嫌気がさす人々が出てくることはないだろうか?
そんなことをしている暇はないと思うかもしれないが、この現象は十分に起こりうると考えている。今はゲームで稼ぐことはまったくもって現実的ではないとされているが、私は夢の中にGTAが出てくるほどやっていたかもしれないが、ウェルネス的なものがメタバースに求めらる時代は到来するのではないかと考えている。しかし、それは今のマクドナルド的なちょっとイケてる存在にとどまると思ってもいる。。
なぜなら、結局とがったものはいつの時代でも生まれうるからだ。これからアフリカや途上国からとがったものが出てくるだろうが、それは今とがっているとされているゲームや暗号資産とは異なるものであることは間違いがない。とはいえ、それが出てくるころには、ゲームはすでに少しさびているイケてる存在に成り下がっているだろう。
GTAが出るたびに世界中を驚かせているが、それは徐々に驚きから納得を求めるようになるとみている。そして、納得を求めたところに現在のWeb3が適合するのではないかと思ったりしている。
最近、SECが暗号資産への規制を徐々に高めてきている。これは何を現しているのかどうかわからないが、「徐々にクリプトが認められつつある」というのは間違いないとみていいだろう。いくら暗号資産の詐欺が横行してようと、最終的には暗号資産は整備されていく未来が見えつつある。しかしそれは、現状の金融システムにある程度の巨大な課題を残したうえでいえることだ。
暗号資産が規制されるということは、それが整備され多くの人が使うようになっていくことを指示しているが、その波に乗っかるようにゲームも発展していき、最終的には日常的に暗号資産を利用していくことが予測できる。
暗号資産を走って増やして稼げると話題だった「STEPN」がここへきて新しい分散型取引所「DOOAR」をリリースし、活況を取り戻しつつある。現在においては、DOOARの市況はSolanaチェーン内部では最大となっている。一時はGMT価格が600円ほどまで上昇したSTEPNだが、今後再びその水準に到達することは十分にあり得るといえる。しかし、これまでの暗号資産の状況からかんがみるに、長い目ではあまり期待できない。
とはいっても、GMTの現在価格は80円ほどと、バブル前が15円ほどだったことを考えると、一定数のプレイヤーが残っていることを示しており、引き続き期待できるのではないだろうか。
現在暗号資産は冬の時代といわれるほどに冷え込んではいるものの、イーサリアムのマージでは株式市場に左右されない価格変動が見られたり、クリプトの世界がその独自な価値を形成しつつある兆候がある。このようなことはクリプトを触る人々にとっては圧倒的な追い風になり、さらなるクリプト産業の発展を予見することができる。
将来的に多くの人々がゲームないしはメタバース的なものに入りびたる時間が増えていった場合、そこにあるデジタルワールドはどのようなものになるのだろうか。最終的にまとめると以下のようになる。
✓ 非常に整備されたクリーンなインフラ的存在
✓ 新しき気鋭の産業を横目に衰退していく
✓ そこがすべての基本的な活動土壌になる
最後の一つについては、いまだ触れていなかったものメタバースというデジタル空間が何かをする際の入り口になっている可能性を考えてのリストである。