※この記事には私見が含まれます。
メタバースをめぐる戦いは4つの方向から攻められつつあることをこの前の記事で書いたが、今回はそのうちの一つであるVR方面について解説する。
VRのメイン要素であるのは自身の分身となる「アバター」の作成や編集である。これは主に「アバターショップ」と「アバター活用圏」の二つで構成される。まず、アバターショップでアバターを購入してアバター活用圏で使用するという流れである。
一応、アバターショップはいろいろあり、こちらのページに詳しいサイトが載っている。ここでは一例としてBOOTHをあげる。例えばBOOTH上では、キャラクター本体だけでなく、ピアスや帽子など様々なコンポーネントが売っており、VRC(VRチャット)向けのものが多い。一方で、同じようにVキャストというのもあり、これはオキュラスなどでも使うことができるVRCへの対抗馬的存在である。
初音ミクをはじめとして、あまたのアバターがあり、これらのアバターを購入したりクリエイションしていくことがバーチャル世界の楽しみ方の一つである。確かに、HMDで仮想世界に入り浸るのは楽しくもあるものの、どことなく何を楽しめばいいのかわからないこともある。
そうすると、コレクションアイテムの破壊力は非常に強いものになる。例えば、ZEPETOという1億ダウンロードされているアバターアプリでは、GUCCIやリーバイスなどのコラボアイテムを自分で作ったアバターに着せることができ、SNSのように投稿することができる。すでにZEPETO内では30万人を超えるような著名アカウントが生まれており、この流れはさらに加速すると思われる。