この度は仮想通貨界隈スマブラ最強決定戦【Coin-1】にご参加頂いた方々、ご視聴して頂いた方々、ありがとうございました!!
参加者総数77名、総視聴者数10000名(大体黄色いバケモノのせい)を超える大盛況で無事、開催を終えることができました。
こちらでは大会の振り返り、大会を開催するにあたって参考にした記事、所感などを備忘録として書いていきたいと思います。
・参加者数32名
ゲームはどうしても実力差が大きくなりがち。
折角なのでスマブラ買ったばかりの初心者さんや、ゲームに自信のない人も楽しんでもらいたいという思いで考えたのがエンジョイ部でした。
結果としては"スマブラを買ってまだ一週間も経っていない主婦(みけちゃん)が決勝トーナメントに進出する"といった大躍進を見せ、かなりの熱狂や可能性を見せてくれた大会となりました。
・決勝
1位:TNTさん
2位:かえるさん
3位:宴さん
アイテムあり、4人大乱闘のハチャメチャ感はスマブラならではでしたね!
最後まで誰が勝つかわからない。ポケモンも何が出るかは運任せ。このドキドキ感がたまらなく楽しかったです!!
(ちなみにアイテムをアシストフィギュアじゃなくモンスターボールにしたのは、ポケモンなら全部説明できると思ったからです)
・参加者数45名
まず驚いたのが、エンジョイ部よりガチ部の方がエントリーしてくれた人が多かったこと。
クリスマスをはさみ参加ボーダーが低くなったものの、1戦1戦が唾を飲み込むような緊張感で繰り広げられる熱い戦い!!
一部コミュニティの様子を見ていたら、対戦相手が決まった瞬間に使用キャラのリサーチをかけ、そのキャラの対策を立て夜な夜な練習するというガチっぷりでした。
その栄えある優勝者は!!
1位:ビットコヌシさん
2位:Atoatoさん
3位:最強ニート配信さん
という訳で、第1回Coin-1の優勝者はビットコヌシさんになりました!
ビットコヌシさんから、優勝コメントを頂きましたので掲載します。
年末年始スマブラ漬けした成果が出てすごい嬉しいです!汚い色のワニこそ最強です!!
今回企画してくださった運営の皆様、スマブラ部のみんな、そして応援してくれた皆様、本当にありがとうございました!
(やっとお絵かきに専念できる・・・)
本当におめでとう!!!!!キミがNo1だ!!!!!!!!!!!!!
大熱狂で終わったCoin-1ですが、次回開催はいつだと既にお声を頂いており、本当に嬉しい限りです。
スマブラ大会を開催するにあたり、私の中で決めていたことがあります。
Coin-1は「全3回」を予定しております!!!
もう一度言います。
はい!私が主催するスマブラ大会、1回目が終了したので、残すところあと2回!開催します!!!
時期はまだ決めておりませんが、みなさんのスマブラ熱が冷める前に開催したいので、次は1月下旬~2月上旬あたりでしょうか。特に今回は年末年始で参加できないとの声もあったので、次は参加できる方が増えると嬉しいなと思います。
仮想通貨界隈、コミュニティの壁を越えて、みなさんまたあの熱狂をお楽しみ頂ければ幸いです。
ただ一点、先にお伝えしておこうと思うのですが、次回開催は賞金は用意しないつもりでいます。理由としては複数ありますが、
・法律の壁や曖昧な基準が多く、どこで大会中止が言い渡されるかわからない
・第1回でスポンサー料を沢山いただいてしまったので、次回賞金が減った場合のブーイング防止
・仮想通貨界隈を通り越して賞金目的のプロが介入する恐れの防止
上記の懸念点を加味し、個人開催でどこまで対応できるかということもあって賞金はなくそうという結論に達しています。
次はただただ純粋に”誰が一番強いか”を決める戦いです!!!
詳しい開催日程、参加者募集はまた後日行いたいと思います。
ポロっとツイッターで何か言うかもしれませんので、よろしければ私をフォローして頂けると嬉しいです。
ここからは大会開催にあたっての法律や、調べたこと、問い合わせたことを備忘録として記録しておきます。これから界隈で賞金つきゲーム大会を行う方がいたら参考にして頂ければと思います。
思いつきで企画したこの大会ですが、
・賭博禁止法
・景表法
・風営法
・著作権
こちらの4つをクリアしないと法律違反になるとのことで、とにかく検索したり問い合わせしたり…かなりの方に助言を頂きまして、無事に開催することができました。
開催前に調べておけよってレベルで突っ込んでいったので、大変ご迷惑をおかけしました。この場でお詫び申し上げたいと思います。
特に参考にさせて頂いたのは、国際カジノ研究所の木曽 崇所長が登壇し講演した「カジノIR,及びeSportsを含む賞金制コンピューターエンターテイメントの現状と未来について」の記事。
この記事は仮想通貨を賞金として扱う場合も言及しています。
賞金の代替として仮想通貨を用いる場合も、仮想通貨が”準資産”として扱われるため、法律の抜け道としては適さないようですね。
今後仮想通貨を賞金にゲーム大会を開催する方も多いと思うので、読んでみて損はない記事だと思います。
・賭博禁止法
刑法賭博罪(刑法185条)によると
”賭博をした者は,50万円以下の罰金又は科料に処する。ただし一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは,この限りではない”
刑法上、「賭博」とは、「偶然の勝敗に関して財物を賭けその得喪を争うこと」とのこと。
特に参加者から参加費を徴収して、それを賞金として分配するのは違法らしい。
ただ、スマブラというゲームにおいては賭博にならないという見解もあるようですね。
・景表法
正式名称は「不当景品類及び不当表示防止法」。日本が高額のゲーム大会を開催することが違法と言われているのはこの法律によるもの。
木曽さん講演の記事によると、景品とは
(1)顧客を誘引するための手段として
(2)事業者が自己の供給する商品・サービスの取り引きに付随して提供する
(3)物品,金銭その他の経済上の利益
として定義されており、そのゲームを提供している会社が高額商品をかけて客を集めるのはNG(ただしスポンサーがお金を出すことはOK)とのこと。個人主催が賞金を出すことは違法にはならないとの声もあるけどかなり基準は曖昧のようです。
・賞金の上限について
賞金の上限に関しても景表法で触れられており、
”家庭用ゲーム、アーケードゲームタイトルを利用した賞金制大会で特にゲームメーカーが賞金を積み上げる形式のものは、その実施方法次第では景表法の規制対象となります。景表法の規制対象となった場合、賞金上限は10万円を超えてはいけない。”
という消費者庁からの回答があったと木曽さんは述べています。
ただ、これはスポンサーがついた場合は適応しないし、個人主催だし、そこまで問題ないのかなぁ…とは思っていたのですが、特に任天堂に関しては賞金つきの大会を嫌う傾向にあるようなので、大きな額が動くとなると目を瞑る範囲を超えてしまう可能性もあります。
・風営法
これは実際にゲーセンなどお店を抱えている方に対する法律なので、オンラインの個人主催の大会には関係ありません。
・著作権
ゲームの配信をする際は、そのゲームの著作権はゲーム会社に付属するため、無断で配信をすることは認められていません。
ただし、任天堂はこんなガイドラインを設けています。
これは"営利目的としない個人"が動画を投稿することを許可しているガイドラインであり、動画広告による収益化を認めるものになります。
ただし、オフライン大会においてはこのガイドラインの対象になる訳ではないようです。
Q:任天堂が著作権を有するゲームを使用したゲーム大会をオフラインで実施し、そのゲーム大会でのプレイ動画を、動画の共有サイトに投稿することを企画しています。このプレイ動画の投稿は、ガイドラインの対象ですか。また、オフラインでのゲーム大会の実施は、ガイドラインの対象ですか。
A:任天堂が著作権を有するゲームのプレイ動画を、動画の共有サイトに投稿することは、このガイドラインの対象ですが、オフラインのゲーム大会の実施は、ガイドラインの対象ではありません。なお、ゲーム大会でのプレイ動画を動画の共有サイトへ投稿したとしても、その投稿をもって、オフラインのゲーム大会の実施自体が、ガイドラインの対象になるわけではありませんのでご注意ください。
このような問題に対して、同じく賞金つきのスマブラ大会を行う方のブログを見つけました。
先駆けて行動し、文章として残してくれていたのでこのブログには本当に救われました。
また、このブログを参考に私自身も任天堂に問い合わせを行っています。
・問い合わせ内容
”いつも大変楽しく遊ばせて頂いております。
この度、貴社の作品である「任天堂スマッシュブラザーズ」のオンライン上での大会を開きたいと思っております。
幸いなことにスポンサーがついて下さり、賞金を用意することができたのですが、こちらの大会の様子を生放送で実況配信することはガイドライン違反になるのでしょうか?
配信自体は営利目的としておりません。また、一度限りの生放送のため、YouTubeなどでの収益化を図るようなこともございません。
大会参加者自体は30人程度の小規模のものになります。
賞金は第三者であるスポンサーから拠出されますし、また賞金に関しても法律違反にならないよう上限を定めております。
円滑に大会を進めていきたいと思っておりますので、是非ご回答の程よろしくお願い致します。”
・返信
”お問い合わせのお手間をお掛けし、誠に申し訳ございません。
弊社は、弊社著作物のご利用に際し、個別に許諾を差し上げておりません。
弊社製品は個人利用を目的として製造・販売しております。
そのため、個人利用の範囲を超えるご利用や商業利用は、
法律で認められている範囲を除き、ご遠慮いただいております。
お力になれず誠に申し訳ございませんが、
何卒よろしくお願い申し上げます。”
正直この返信だけでは開催していいのかどうかもわかりませんが、上記のブログを見ると任天堂も大会の開催を推奨するような言い方はできないようです。
一応、この文面だけで見ると「個人」で「法律で認められる範囲」なら大丈夫、と私は判断しています。(都合のいい解釈とも取れますが…)
先ほどのブログ記事や任天堂の対応につきましては、木曽さんにツイッターで直接質問をしています。
以上のことから、個人が行う賞金つきのスマブラ大会は任天堂は”暗黙の了解”という形で容認していると判断しています。ちなみにスポンサーが企業だと営利目的として個人の範囲から外れてしまう可能性を考慮し、あくまで個人名義で協賛を頂いています。
法律について消費者庁にも一度確認しようと思いましたが、年末年始ということで問い合わせが通じず、上記のブログの方の問い合わせに準拠していった形となります。
とまぁこんな感じで、大会を開催するにあたってめっちゃ調べたし、めっちゃ色んな人に聞きまくったし、めっちゃ気を使ったし、無事開催できて本当に良かったーーーーー!!って感じです!!
そんなの気にするなと言われたりもしましたけど、折角やるなら多くの人が納得して楽しんでくれるものにしたかった。そして協力してくれる人や応援してくれる人が何より多くて、本当にそれだけで思い立って良かったと思っています。
とりあえず、第1回は無事に開催終了となりました!ありがとうございました!!
次回のCoin-1でお会いしましょう~!ではでは!!