ちなみに僕はこの記事を書くにあたって一切暗号資産古物商さんにお金やお願い、さらには許可(取り下げてほしいとあればすぐ取り下げます)ももらってません。
僕は個人的に暗号資産古物商が可能にする、個人が物を売って暗号資産を得るというプロセスにはとんでもない価値があると思っています。ホワイトペーパーはこちらからご覧になれます。では本題の、なぜ暗号資産古物商は価値があるのかということに行きましょう。
ブロックチェーン技術やそのインフラ上にある暗号資産は技術的な面では革新的なものであることで、現在のIT業界や金融業界にはブロックチェーン技術を導入・利用することで解決・改善する問題が多くあります。
ただ一方でそういった解決策の中にはユーザが暗号資産を利用することを条件に含むようなものもあります。有名なサトシナカモトの論文においても提示している二十支払い問題への解決方法もユーザがブロックチェーン上で取引をなす(取引料を支払う:つまりユーザがそのチェーンのネイティブ資産を持っていないと実行できない)必要があります。
こういった背景からもわかるようにブロックチェーン技術や暗号資産の幅広い活用には暗号資産の普及が必要なのです。しかし、現状少なくとも日本では暗号資産を手に入れる方法はかなり限定的です(口座をbitFlyerなどの暗号資産取引所とつなぎ購入するなど)。このような暗号資産へのアクセスがかなり制限された状態ではそもそも怪しいと思われている暗号資産にお金を突っ込みたいというインセンティブがかなり強くなければ暗号資産に手を伸ばすことはしません。
暗号資産古物商はこの現状を打開する力を持っています。それが個人レベルで物と暗号資産が交換できるようになることです。この選択肢があるということがとても大きな意味を持つと思います、利用者はウォレットをダウンロードするだけでBTCやETHなどの比較的大きな安定した暗号資産を直接手に入れることができるようになるのです。
こうして、少し現在のレートでは少し現金より価値の下がる暗号通貨でもそれを保持してみたいというインセンティブがはたらき、現金同様に取引が増えればウォレットアプリ・暗号資産を保持する人が増えて、結果的にブロックチェーン技術や暗号資産の普及につながると僕は考えています。
ブロックチェーン技術や暗号資産はもっと多くの人に利用されて意味があると思います、実際今年(2020年)の何かのインタビューでEthereum Foundationも今年からは技術的な側面に加えマーケティングに力を入れていきたいと公式に宣言しています。
BTCもETHもマーケティングとして最も有効なのは少し興味あるけれどわざわざ今のアクセシビリティで持たないなという層を取り込むことだと僕は考えています。なのでアクセシビリティの改善とそういった層を取り込む方向性のアプリにはとても価値があると考えます。
ちなみに労働の対価を現金もしくは暗号資産で選択できるようなサービス(bosyuみたいな)など僕はかなりあるといいかなと思います。しかも、ウォレット支払いでクレジットカード情報とか登録しなくて済むようになりますしね。
皆さんはこういったアプリケーションやツールのアイデアありますか?あったら是非コメントで共有してください!本文に追記していくかもしれません。