エンスウ＆オフ会レビュー

cryptohinata
2022/05/02 09:18

hinataです。

満を持して出た緑ゴールド、エンスウへの緑ユーザーとしての感想と、今回は4/29のオフ会に参加してきたので、そのレビューの二本立てです。

まずはエンスウのレビュー

エンスウ（鵷鶵）はどうやら5種類いる鳳凰のひとつだとか。　

結論から言います。

強いです

鳳凰と言う割にイラストは少女。個人的にはこれは素直に鳥のイラストがよかったなと思ってます。

実はこのカードが発表されたとき、「強い」けど「難しい」と思いました。結局序盤展開の安定感にはほぼ寄与しないので、中コスト帯で下手な置き換えをするとむしろ序盤不安定性が増すなあ、と

他色では、赤や黒はいくらでも優秀な除去があり、序盤で手札事故ってもせいぜい10くらいのLPを差し出せばほぼトントンに戻せることも多いと思います。白はそもそも低コス単体壊れ（アイギス・クノペシュ・ハゲ・衝迫…）をだしておけば基本アドが取れる上、アマテラスの眼光もあります。青はフレイアもアリスも強いし、ボトル猫の4ボトルの万能感すごい。それに対して緑には低コス単体強がせいぜいカムイ（＋翼）で、範囲除去はアイスストームと2CS（とニーズヘッグ）くらいと場の劣勢を覆すのが死ぬほど苦手という特性があります。

（安定して強く見えるのなら、それはアル1CSが事故らないからかなと）

序盤勝ち取った場合、このカードは出したターンからめっちゃ仕事します。一体戻す＆除去強要の時点で大きく相手に差をつけます。除去しきれない場合は1体バウンスが続くため、手札によってはなす術なしです。豚力や翼との組みあわせも強力。また、お互いがリソース尽きてきた終盤にだしても相手をお手上げ状態にさせるポテンシャルを秘めてます。盤面が対等以上なら大変強力。

一方で相手にフィールド取られてると、ほぼほぼ手札で腐るか相手のわずかなテンポロスを稼ぐための犠牲にしかなりません。しかも戻したやつに召喚時効果あったりすると出し損みたいなときも…。正直それならミノタウロスの突進兵のほうがマシっていう局面もぼちぼち。

つまるところ、ベースは勝ち筋を決定的にする役割かなと思います。序盤不安定性はあまり解決しない。そんなカード。

タフネスは適切な印象です。青ボトルや死霊一撃なら耐えますが、腐敗などで捌けます（古代龍にも刺さる）。白も報復の一撃などで対策可能です。毒林檎を積めばアマテラスの眼光でのエンスウ含めた全滅狙いも可能になりますし、高い攻撃力がケテルの射程です。こういった対策カードがまだ環境にそれほど入っていないため、今はエンスウが活躍しやすい状況と思います。

アクビやケテルなどに毒林檎やネオラグナログなどを積んだ過重コントロール・ランプ（±ザンクロ）白もエンスウ緑へのメタとして台頭してくる戦略のひとつかと思ってます。

なので、エンスウは「各色のデッキ構築・環境入りカードを変える」強いカードではあると思います。が、劣勢すらものともしないフロスピほど無条件に強くはない。という、いい調整に思ってます。もともと序盤が取れてしまえば爆発する色なので、なんなら純粋な緑版アリスがくるほうが、たぶん緑無双してたと思います（低コスほしかった）。

さて、5月のチャレカで緑がトップをとるのか、緑をメタれる他色が台頭してくるのか、大変楽しみです。以上がエンスウの感想です。