1948年5月14日はイスラエルの建国記念日ですが、1948年5月15日はナクバの日です。ナクバというのはパレスチナ人が故郷から追放された出来事の事です。イスラエル軍による暴力的な方法で強制的に家を奪われ土地を奪われ故郷を追われたパレスチナ人がたくさんいます。パレスチナ人から奪った土地にイスラエルが建国されました。(参考文献 パレスチナの民族浄化 イランパペ)
パレスチナ難民の惨状を世界に訴えた「帰還の大行進」
イスラエルの過酷な封鎖措置に反対するガザ地区のパレスチナ人による抗議活動が「帰還の大行進」。2018年3月から2019年12月まで行われました。パレスチナの旗を振りながら、イスラエルが管理・統制しているガザの国境まで行進。虐げられた市民の姿を世界に知らしめました。イスラエルはメディアを巧みに利用して「イスラム原理主義組織ハマスが組織するこの抗議行動」(2018年5月15日BBC NEWS)などと喧伝。重武装した兵士たちが、非武装のデモ隊を狙撃したり有毒なガス弾を撃ち込んだりと、暴虐の限りを尽くしました。死者とともに多数の負傷者も出ましたが、10年以上もイスラエルの封鎖下に置かれたガザでは医療体制が崩壊。いまだ人々が十分な治療を受けることはできない状況です。(ガザ 自由への闘い | ドキュメンタリー映画|衝撃・感動・覚醒作品|アジアンドキュメンタリーズより引用)
イスラエルは2025年1月時点で90発の核兵器を保有しています。(世界の核兵器保有数(2025年1月時点)~Nuclear Weapon 2025~ 広島県公式HP)
イランは核兵器不拡散条約の締結国です。核兵器不拡散条約の締結国では原発や放射線治療といった核技術の平和利用の権利が認められています。日本も核兵器不拡散条約の締結国です。日本で原子力発電を行うことは、この条約で認められた正当な権利なのです。一方でアメリカ、イギリス、フランス、中国、ロシア以外の締結国が核兵器を持つことは禁止されています。つまりイランの核開発が平和利用ならそれは正当な権利であり、軍事目的なら条約違反になります。軍事目的の核開発をしている可能性があるときにはIAEAが査察に行くことができます。
核兵器不拡散条約の締約国数は191か国・地域(2021年5月現在)。非締約国はインド、パキスタン、イスラエル、南スーダンです。
パレスチナは核兵器不拡散条約にも核兵器禁止条約にも署名しています。
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