本栖湖の近くにある富岳風穴に行きました。
西暦893年に富士山が噴火しました。その時噴出した溶岩が徐々に冷え固まる際に、内部の高熱なガス体や冷え切らない溶岩が抜け出すことでこの富岳風穴が作られました。
内部は非常に低温で、年間の平均温度は摂氏3度程度だそうです。
ここも苔がたくさんあり癒される場所です。
洞窟内部にはたくさんの氷が年間を通して溶けずにそのままになっています。
氷はライトアップされていて、様々な色に変化していきます。
暖かい暖色。
青野に変化します。とても神秘的。
一気に色合いが深まりました。
とても奥深さを感じさせてくれます。
かつては風穴の内部で養蚕が行われていたそうです。
風穴の一番奥にはヒカリゴケがありました。
ヒカリゴケは周りの光に反射して光るそうです。
細胞構造の中に光を反射させるようなレンズ型の構造があり、さらにその中には葉緑体が多くあるため反射した光がエメラルドグリーンになるそうです。
富岳風穴の後はすぐそばの鳴沢氷穴に行きました。
氷穴内には氷の貯蔵庫があります。江戸時代には健常するための物品として、対象時代には冷蔵庫用の氷など、様々な用途で使われていたそうです。
現在は用途が無いため、毎年冬に四角い氷を作って昔の様子を再現しているそうです。
この洞窟も富岳風穴と同じく、富士山が噴火した際の溶岩によって作られた溶岩洞窟です。
総延長156メートル、幅1.5〜11メートル、高さ1〜3.6メートル、の構造をしています。
氷穴の内部の形が、体をうねらせながら動いている龍の形をしています。
その龍の形をかたどった、洞窟内部の案内板のようなものもありました。
1929年に当時の文部省によって天然記念物に指定されました。
氷結の中には地獄穴と呼ばれているとても深い縦穴があり江ノ島の洞窟までつながっているという伝説があるそうです。
氷穴内部の氷に剣が刺さっている美しい光景。
ソードアートオンラインアシリゼーションというゲームをイメージした展示だそうです。
そして最後は竜宮洞穴というところに行きました。
洞穴の中は立ち入り禁止なのですが、入り口付近に小さな祠がありました。
なぜか竜宮洞穴という名前がとても気になって中に入れないと知りつつ行ってみたいと思いました。
この祠にお参りをして洞窟めぐりを終えました。
とても暑い1日でしたが、洞窟の中でいっぱい癒されることができました。