大島の宗像大社中津宮の後に大島灯台に行きました。
雨の中の灯台はなんとなく神秘的。
雨が激しくなってきて灯台を見たら早く撤退しようとしたのですが、
小さな小道を発見してしまいました。
雨から逃れたい気持ちよりも好奇心が優ってしまいます。
近くに標識があって、この小道を200mほど進むと三浦洞窟という洞窟へと繋がっているそうです。
階段を下っていきます。
歩いても歩いても洞窟には辿りつきません。
200mという標識はかなり怪しいです。
途中の斜面には祠が
かなり険しい道をすすむと岩の割れ目に到達
ここを下ると、
ようやく洞窟に到着
中にはお地蔵さんが、
こんな像もありました。
これは空海像。
空海がこもって修行した室戸岬の洞窟もこんな感じだったのでしょうか。。
実はこの三浦洞窟は隠れキリシタンの洞窟として知られています。
1643年に島原の乱で長崎から逃れてきたポルトガル人の神父ヨハンがこの洞窟で隠れ住んだのだそうです。
本当に狭い洞窟で、雨風をなんとかしのげるくらいの広さ。
こんな険しい場所で1人隠れ住むのはどんな気持ちなのだろうと考えてしまいます。
磯の生き物たちを捕まえたり釣りをしながら飢えを凌いでいたのでしょう。
遥か東方の異国の地まで来て洞窟に隠れ住む。
極限の生活があったのだろうなあ。
この大島はとても狭いのですが、七夕伝説や隠れキリシタンの洞窟など好奇心が刺激される場所でした😊
できることなら、いつかさらに沖合にある沖ノ島に行きたいものです。
ですが一般の人に解禁した途端に沖ノ島がもつ神秘性は失われてしまいそうなので、今のままがいいのかもしれません。