数年前、JRの室蘭本線に乗っている時に長万部の近くあたりで通過したある駅がとても気になっていました。
その駅は小幌駅というのですが、駅周辺には民家も建物もなくただ両脇がトンネルに挟まれているだけの駅。
なんでこんなところに駅があるんだろうと不思議でした。
後日小幌駅をネットで調べてみると、かなり有名な秘境駅のようです。
秘境駅の専門家の方が作るサイトでは、全国一位に選ばれていました!!
ずっと気になっていた小幌駅にあらためて行ってみました。
やっぱりすごい雰囲気。
廃墟のようですが現役の駅です。
両サイドがトンネルで囲まれています。
周囲には何もありません。
正直人間以外の存在のために作られた駅ではないかと錯覚してしまうくらい人はいませんでした。
この駅から海岸に下って歩いていくことができます。
道中はなかなかいい感じの沢を下っていきます。
かなり冒険気分を味合うことができます。
しばらく降ると海岸が見えてきます。
ここに洞窟があります。
岩屋観音という洞窟です。
どうやら円空がこもっていた洞窟のようです。
以前紹介した日本一危険な神社と言われる太田神社にも円空がこもっていたそうです。
北海道の南部は円空ゆかりの地が多くあります。
どうやら円空は熊に襲われたことがあるらしい。
実際自分がここにおとづれた時も熊のような呻き声が聞こえたり、茂みの中から大型動物が逃げていきました。熊の存在を肌で感じるような場所でした。
洞窟内部はこんな感じ。
見事な仏像たちが安置されています。
円空の作品ではないと思いますが見事です。
洞窟の内部には円空が掘って、熊に首を食いちぎられたという観音象があるそうですがみることはできませんでした。
しかしながらかなりの雰囲気を持っている洞窟です。
この洞窟におとずれるだけでも小幌駅の存在かちはありそう!!