初ALIS記事。
ブロックチェーンやクリプトエコノミクスに興味があります。
まずは、Enigmaを利用して信用スコアを非中央集権化しようという試みの記事を紹介。
ネット銀行に接続して、APIキー情報を取得
そのAPIキーを暗号化して、Enigmaに渡して、オンチェーンのコントラクトで信用情報スコアを自動で算出するというお話し。
日本では、API接続が各銀行に努力目標として課されており、APIを公開する銀行は将来確実に増えることを考えると、将来性は感じられますね。
ただし、
Note: One vulnerability of the proposed model is selective reporting. Since data sovereignty and self-reporting are design choices we are trying to enable, one can decide not to report or omit undesirable financial information such as late payments. This problem can be addressed by creating incentives for lenders to verify that the information you’ve provided is complete. I plan to elaborate on this in a future post — so stay tuned to our Solutions blog!
に記載されているように、Selective Reporting、つまりユーザが都合のよい情報のあるAPI接続だけをすることで信用スコアを偽装する(例えば、借金のある銀行はAPI接続しないとか)ことが課題でしょう。
そのために、貸し手に対して、情報の過不足性を証明するためのインセンティブ設計が求められるとのこと。
詳細は、今後、別の記事で書かれるとのことでウォッチしたいと思います。