ブログで書いた記事がALISに転載されていたため、こちらに正式版を置いておきます。
こんにちは、廃猫です。
「クリプトスペルズを始めてみたけどカードの相場がよくわからない」と悩んでいませんか?
特に最近はコインチェックのNFTマーケットが開始され相場が不安定です。
そんな方に向けて、クリプトスペルズ(以下、クリスペ)のカードの価値判断の指針が持てるような記事を書きました!
「クリスペのカードを買いたいけど高値づかみが怖い」
「何を根拠にカードの価値を考えればいいかわからない」
「どこで売買するのが得か知りたい」
本記事で紹介する価値判定の根拠を知られれば、初めての方でも安心してクリスペのカード売買を楽しめると思います。ただし結局は価値とはお金がそうであるように共同幻想です。明確に「このカードはいくらの価値がある」とは誰も証明できませんのでご注意ください。
本記事の前提として、私はクリスペのアセット(NFT)保有率1位のプレイヤーのためポジショントークになります。
また、高値づかみをする人は情報不足で市場に参入する時点で自己責任という立場です。ただ相場観の情報が不足しているのは確かのため、羅針盤になるようにできるだけ客観的な情報をお伝えします。私はクリスペのカードは全体的にまだまだ安いと思っていますが(いきなり主観)、さすがに一部のゲームでしか使えないSカードまで高値で売れてしまっているのは問題のため注意喚起も兼ねています。
例えばこのカードはコインチェックNFTマーケット内で1.1eth(約20万円)取引が成立しています。しかし、こちらはレアリティがS(スピリット)のカードで報酬がある公式のバトルでは使用できません。もちろんこのカードにはこれくらいの価値があると思って購入するのは自由ですし否定する気はございません。将来的にすごい価値がつく可能性もあります。本記事を最後まで読んでいただけると、少なくとも現状ではこれは高すぎるという相場観みたいなものが掴めると思います。今の狂乱相場で稼いでいる人は怒るかもしれません。
クリスペの全容をよくわかっていないという方は下記の記事でまとめています。
詳しく→【クリスペ】ブロックチェーンゲームCryptospells(クリプトスペルズ)の効率的な始め方・遊び方・稼ぎ方を丁寧に解説!【2021年最新版】
結論からお伝えしますとクリスペのカードの価値判定の根拠は大きく10個あると思います。
1.NFTか非NFTか
2.発行枚数
3.カードの強さ
4.トータルアセットバリューへの影響
5.シリアルナンバー
6.ストーリー
7.コンバート対象か否か
8.アート
9.クリスペS
10.ギルドストック
それぞれ説明していきます。
NFTとはNonfungible Tokens(非代替性トークン)の略称で、ブロックチェーン上のデジタル資産を指します。
偽造や複製ができない唯一無二のトークンです。トークンとは何らかの価値を代替する物を意味します。
クリスペのカードにはNFTと非NFTが存在します。
NFTのカードはゲーム外のマーケットで売買することができます。
NFTか非NFTかはレアリティで判断できます。
カードの下の紋章の色がレアリティを示します。
GOLDカード以上のレアリティを持つカードがNFTです。
ブロンズとシルバーは非NFTのためゲーム内だけのデータです。
画像にはありませんが、レジェンドの上にリミテッドレジェンド(最大発行数9枚)が存在します。
カードの価値は非NFT<<<(超えられない壁)<<NFTになっています。
基本的に外部マーケット(例:OpenSea,miime,コインチェックNFTマーケット)ではNFTしか取引できません。
しかしユーザーが直接やりとりするマーケット(例:magi,Discord)では非NFTも売買されているため注意してください。
レアリティがシルバー以上のカード(NFT)には発行枚数が存在します。
クリスペのNFTは再販されないため、発行枚数による希少性(少なくて珍しいこと)が保証されています。
⚠当然ですが発行枚数以上の需要がなければ価値は保証されません
発行枚数はクリスペのカード図鑑ページで確認できます。
特に発行枚数が少ないカードを紹介します。
レジェンドカード 発行数17枚~19枚
レジェンドカードは発行枚数が17枚〜19枚の希少なカードです。現在、公式大会やチャレンジカップという運営から報酬が出る大会ではレジェンド(リミテッドレジェンド含む)はデッキに1枚まで入れることができます。
⚠1枚までであって1種類までではないので注意。ルチアとディバインを一緒に入れることはできません。ギルドバトルは何種類でも入れられます。
またクリスペは他のゲームと比べてレジェンドをめったに発行しません。次にコインチェックで発売される黒文明のレジェンドが1年半ぶりの販売です。
詳しく→クリスペ代表小澤さんのnote:クリスペでNFTカードの価格を暴落させないために頑張ってる5つのこと
2021年3月の直近の売買履歴(magi)
約16万円〜約30万円
2021年3月の直近の売買履歴(コインチェックNFTマーケット)
0.7eth(約13万円)
リミテッドレジェンドは各文明1種類ずつしか販売されないことが決まっています。
⚠レジェンドカードには販売種類数の制限はありません。
現在のリミテッドレジェンドは、白文明のフリッカ、緑文明のシュモン、青文明のガイン の3種類です。そのため今後、赤文明、黒文明のリミテッドレジェンドが販売予定です。
リミテッドレジェンドの中でもガインは8枚しか発行されていません。残りのフリッカとシュモンは9枚です。そのためリミテッドレジェンドの中でもガインは希少価値が高いとされています。
ガインが8枚しか発行されていない理由は販売方式が在庫型連動ダッチオークション(価格がどんどん下がっていき誰かが購入すると上がる)でスタート価格が約90万円以上と高かったからだと思われます。
2021年3月の直近の売買履歴(magi)
3月だけでシュモンが3枚取引されています。レジェンドカードを保有する難点は流動性の低さですがこれだけ流動性が高いと購入しやすいですね。
次に発行枚数が30枚程度で代替カードがないカードを紹介します。
クリスペは能力は同じで、色違いやイラストが異なるカードが存在します。
そのため単に発行数だけを見ても希少価値は判断できません。
上記のカードは発行数が絞られています。どれもコラボカードや公式の大会の上位報酬として配られたものです。発行枚数は少ないため、能力は弱く設定されています。現状、持っていなくてもバトルで困ることはありません。ただし、カードゲームは組み合わせで強さが変わるため今後強い組み合わせが生まれる可能性はあります。現在でも希少性のためこられのカードは高値で取引がされています。上記の中でもターニャン、ゾーイ・ラッセル、ティグルス・パールシュタインは稀に実戦でも見ますね。
2021年3月の直近の売買履歴(magi)
2021年3月の直近の売買履歴(miime)
0.025eth(約4699円)
これは安く感じる人が多いと思います。ガス代高騰のため安価で放置されていた外部マーケットのカードが沢山あったÐの下落が影響していると考えています。どのマーケットにも掘り出し物があったりするので探してみましょう。暗号資産で出品する際は暗号資産の値動きの影響を受けるため注意しましょう。
発行枚数は少ないけれど、全く同じ能力のカードが存在するカードがあります。
色違いやイラスト違いのコレクションの意味合いが強いです。
後の節で紹介するトータルアセットバリューにも影響するので、そのための利用用途も存在します。
と書いてあるカードは現時点でまだ発行される可能性があるカードを意味します。コレクター魂が揺さぶられるカード達ですね。私は特に集めていません。
2021年3月の直近の売買履歴(magi)
⚠【廃盤】猫耳魔法騎士ユキ はゲーム内で使うことが出来ません。クリスペを始めた頃、「なんかかっこいいマークついてる!」と買いそうになりました。稀に高めで出品されていますので気をつけましょう。コレクター魂で集めるのでしたらご自由にどうぞ。こちらは最初の能力があまりに強すぎたため弱体化された稀有な例です。基本的にNFTは弱体化されません。
強いカード、つまり報酬のあるバトルでの採用率が高いカードは高く取引されます。クリスペでは報酬のあるバトル(チャレンジカップ)での各カードの採用率と勝率が毎月公開されています。場所:メニュー → 統計ログ
残念ながらクリスペではまだまだカードの種類自体が少ないです。そのためデッキのパターンが少なく強いカードがある程度固定されている傾向にあります。ここでは各文明ごとに採用率と勝率の高いカード(NFT)を紹介します。ただしこれは絶対ではありません。新しく登場するカードとの組み合わせやデッキアイデアによっては、不人気だったカードが人気になるケースもあります。自分の中で強い組み合わせを考えてバトルで結果を残せれば保有NFTの価値を上げられるかもしれません。
※データは2021年3月のチャレンジカップを参照
赤文明の強いカードTOP6(採用率高い順)
2021年3月の直近の売買履歴(magi)
雷速のシェリーは拙著「ブロックチェーンゲームの始め方・遊び方・稼ぎ方(技術評論社)」の初刷特典の付録NFTです。まだ初刷は売り切れておらずAmazonで購入できますので価格にご注意ください。書籍価格は1958円です。
青文明の強いカードTOP6
2021年3月の直近の売買履歴(magi)
2021年3月の直近の売買履歴(miime,opensea)
0.03eth(約5679円)、0.048eth(約9086円)
2021年3月の直近の売買履歴(コインチェックNFTマーケット)
0.15eth(約28396円)、0.0025btc(約15366円)、0.01btc(約61389円)
コインチェックNFTマーケットとそれ以外での価格差がえげつないですね。この理由は後述します。
緑文明の強いカードTOP6
緑の採用率が全体的に低いのは、「リュラの竜化」というクリプトスペルを使ったブロンズカードメインのデッキが強いシーズンだったからです。
2021年3月の直近の売買履歴(magi,miime)
0.0188eth(約3407円)
2021年3月の直近の売買履歴(コインチェックNFTマーケット)
0.006btc(約36895円)。ショパートは0.006btcという謎の相場ができていますね。一夜にして相場が約10倍になったと思うと恐ろしいです。ちなみにショパートはイラストレーターの方とのコラボカードでした。アートとしての価値も入ってそうですね。
2021年3月の直近の売買履歴(magi)
2021年3月の直近の売買履歴(コインチェックNFTマーケット)
0.2etc(約37862円)
黒文明の強いカードTOP6
2021年3月の直近の売買履歴(magi)
2021年3月の直近の売買履歴(miime)
2021年3月の直近の売買履歴(コインチェックNFTマーケット)
ここまでは強いカードは高値で取引される傾向にあるという話でした。
次にクリスペのNFTはカードとして使えるだけでなく、カードを持つことで付随する価値があるという話に移ります。
クリスペのプロフィールページをみるとTotal Asset Valueを見ることが出来ます。これはどれだけクリスペのカード保有量を表します。
Total Asset Value(TAV)が高いことのメリット
TAVが高いことのメリットは現在4点あります。今後徐々にメリットが増えていくことが予定されています。
クエストのスタミナが増える(1000以上2回、5000以上3回)
クエストをクリアするとオリジナルカードの部品となるスピリットが手に入ります。スピリットはゲーム内マーケットで売買も可能です。
プレイヤーAIが自動でバトルしてくれる(TAV5000以上)
プレイヤーのデッキを使ってAIがフリーバトルを周回してくれます。デイリークエストを勝手に終わらしてくれて採掘チケットも貯まります。
カードのパラメータ投票の投票数
毎月行われるカードの弱体化・強化の投票数になります。
ガバナンス提案権がある(TAV全体の2%以上)
カードだけでなく運営全体に対する変更や意見を提示できます。実際に私はレジェンドカードのレンタルマーケットを提案し現在実装されています。
Total Asset Value(TAV)の上げ方
カードを所有することで上がります。
シルバーカード< ゴールドカード <レジェンドカード の順に高く、カードのLVが高ければその分増加します。
また、魔石を使ってプレミアム化されたカード(金枠)やオリジナルカードのレアリティSpritカードはそれぞれのカードのTAVが2倍になります。
そのためレジェンドカードはカードとしての強さだけでなくTAV値を一気に高めてくれる価値もあります。
魔石カードの相場
魔石カードはゲーム内の採掘から低確率で出現する消費アイテムです。魔石カードを使うとレアリティに応じたNFTにゴールド枠をつけることができます。バトルには影響はありません。魔石は発行枚数が決まっていません。レジェンド魔石は確率が低いため高価ですが需要はそこまで高くありません。
直近の売買履歴(magi)
直近の売買履歴(コインチェックNFTマーケット)
0.07btc(約428905円)。何に価値を見出すかは人それぞれですが魔石をこの額は流石に。。。
カード(NFT)にはそれぞれシリアルナンバーが記載されています。
NO1は人気があります。NOにこだわりがあり特定のNOを集めているプレイヤーもいます。特にこだわりがなければ譲ってあげましょう。
NOはカードのIDを見るとわかります。例として画像はNO1の『雷帝 ガイン』です。
クリスペのカード(NFT)には、公式大会で使われた戦歴や誰の元を経て自分のもとに来たのかを示すカードの記憶があります。こちらも価値を見出す人がいれば付加価値に繋がっていくかもしれません。
公式大会準優勝の戦歴がついた『大天使 フリッカ』
オニキスのギルドマスターに代々受け継がれているアモン。プライスレス。
クリスペのカードの中には他のゲームに変換して使えるカードがあります。そのカードが他のゲームで需要が増加すれば価格も上がります。複数のゲームでの相場観が必要となり価格の見極め難易度が高いNFTです。
私はクリスペの『オルレアンの乙女』をマイクリプトヒーローズの『ジャンヌ・ダルク』にコンバートして使っています。クリスペの方は弱すぎます。使われているのを見たことがありません。コラボ内容によってはこのように弱すぎたり強すぎたりするため注意しましょう。変換するにはガス代(手数料)やゲーム内転送費用がかかります。
NFTはデジタルアートとして注目されています。ゲーム内で使うだけでなくアートとしての価値を見出している人もいると思います。個人的にアート価値が高いのは『フリッカ』です。NFTブームが到来していますが自分はアートがわからないため主に実用性を判断して購入しています。
クリスペにはオリジナルカードを作れるクリスペSという夢のような機能があります。以前はNFTを消して(バーン)部品を取り出し、その部品を組み合わせて作る形でした。今ではNFTは消さなくても部品を取り出せるようになりました。人柱としてNFTを消しまくっていたので結構辛かったです(補填何もなかったし)。
Sで作ったカードはNFTとして外部マーケットでの販売も可能です。
カード詳細画面を見ると部品(スピリット)取り出し済みかどうかがわかります。取り出し済みのカードは取り出し済みではないカードよりは若干価値が落ちます。マーケットを見ると気にしていない人のほうがまだ多そうです。
スピリット分解対象NFTの一覧はゲーム内のスピリット分解ページにあります。
強い部品を作れるカードは価値が上昇します。
分解対象NFTは随時追加されているので確認するようにしましょう。
マーケットでこのような紋章を見かけたことはありませんか。クリスペにはカードNFTの他にギルドストックというNFTがあります。文字通りギルドの株のような存在でギルドの所有権を示します。
クリスペのHPにはユーザーの課金額の15%をギルドオーナーに分配とありますが正確にはギルドストックの保有割合に応じて分配があります。つまり1つでもギルドストックを持っていれば配当が受け取られることになります。配当は暗号資産のETHで受け取ることが出来ます。
ギルドストックは、配当の他に3ヶ月に1回ギルドストックホルダー報酬を受け取ることが出来ます。
対象はクリスペSのスピリットだったり新しいシルバーカードだったり、その時々で変わります。配布対象はステークホルダー総会という社長によるYoutubeLiveで発表されます。次回は2021/4/4に予定されています。
またギルドストックを保有しているとその保有ギルドのギルド採掘ができるというプレイヤー特典もあります。そのため1種類ずつ保有している人が多い印象です。
ギルドストックにはシルバー、ゴールド、レジェンドのレアリティがあります。ゴールドはシルバー10個分、レジェンドはシルバー100個分です。ゴールドとレジェンドは数が少なくギルドのオーナー権限移譲にも関わるため、めったに売りにでることはありません。私も当分売る気はないですが、もし大量に欲しいという方がいればご相談ください。
現在、ギルドストックはまだコインチェックNFTマーケットに対応していません。
直近の売買履歴(magi)
ここまででクリスペのNFTの価格を判定する材料をある程度提示出来たのではないかと思います。
ここではどのマーケットで買うのが良いのかを考える材料を提示します。
マーケット名
手数料
特徴
コメント
ガス代
10%
ガス代不要
流動性が一番高い。ゲームで使うならここ。ただし高額カードは売りに出ない(SPL決済のため)。
不要
10%(クリスペ7.5%)
世界最大
海外にもアピール可能
必要
10%(クリスペ5%)
国内最大
日本円でも取引可能。コインチェックが買収。
必要
?
新着
polygonにも対応。
必要
2.5%
世界大手
クリスペの出品はほとんどない。
必要
3%(クリスペ0%)
日本円取引
クリスペ可哀想だけど手数料安いから人気。アプリ版のみ特典コード「MCV3SA」
ゲーム内転送にするなら不要
0%
信用取引
ぼったくられない。個人間取引。
ゲーム内転送にするなら不要
10%
国内ユーザー多い
入庫と出庫手数料が厳しい。流動性は高い。
コインチェック内は不要
CASE1:ゲーム内で使いたい人
ガス代が高騰している現状ではゲーム内マーケット or magi がお薦めです。理由はガス代やゲーム内転送費用がかからないからです。ただし高額なカードはゲーム内では売りに出づらいです。理由はSPLでもらっても嬉しくないからです。そのため高額なカードでガス代を節約したい人がmagiに出品します。クリスペにとってはmagiで売買されることは嬉しくないと思いますが、ユーザーは一番利があるところを使うので仕方ないですね。
CASE2:コインチェックNFTマーケットに出品したい人
コインチェックNFTマーケット or ゲーム外のマーケット。ゲーム内だとウォレット転送費用で赤字になるからです。ゲーム内マーケットやmagiで安くてもアービトラージはできません。ただしゲーム外マーケットで買うにはガス代が必要です。転売目的であればコインチェックNFTマーケットで安いのを購入して高く売るになりますかね。自分も1枚売ってみましたがすぐに1000倍以上の価格で売られていたので転売目的の人が買っているようですね。
本記事でmagiの価格と比較すると、コインチェックNFTマーケットがいかにも悪いと思えてしまうかもしれませんが実態は異なると考えています。たしかに一部あまりにも相場から離れた価格で売られているのは事実です。一方で他のマーケットよりも高くなる理由は明確に存在します。理由を列挙します。(当然現時点では利用を推奨できませんが。。。)
理由1:ユーザーが一気に増えたから(需要増)
クリスペのカード(NFT)はどれも発行枚数が少ないです。
発行枚数100枚:欲しい人200人 が 発行枚数100枚:欲しい人400人になれば当然価格は上昇します。
理由2:NFTをコインチェックNFTマーケットに送る人が少ないから(供給小)
ゲーム内でNFTを使うにはゲームに転送する必要があります。そのため多くのプレイヤーはNFTをゲーム内においています。そのNFTをコインチェックNFTマーケットに持っていこうと思うと下記のステップが必要です。
1.ゲーム内からウォレットへ転送(転送費用)
2.ウォレットからコインチェックNFTマーケットに入庫(入庫ガス代)
3.コインチェックNFTマーケットで販売(手数料)
下記の画像は上記ステップ1の転送費用です。この時点で約0.1eth(18000円)かかります。そして入庫のためのガス代がかかります。こちらも高騰しているため数千円はかかります。そうなるとよっぽど高く売らなければ赤字です。
理由3:NFTブーム(需要増)
NFTがブーム化しています。この機会にNFTを保有したいという人のニーズを満たしています。
理由4:ガス代高騰による外部マーケットの流動性低下
外部マーケットで安く売られている用に見えますが、購入にはガス代がかかります。出品にもガス代がかかるため、安価で売れずに放置されているNFTが多数ありました。下記の画像は0.09ethで売られているクリスペのNFTをmiimeで購入しようとした画面です。ガス代で$71も取られます。誰も買いません。
理由5:リテラシー不足
相場を全く調べずに買っている人が多数います。何にいくら払うかは本人の自由ですが、利を得たいのであれば知識を得てから売買をしましょう。
現状のガス代でオンチェーンNFT取引をすることは自滅行為です。収支を計算すると酷いことになると思います。幸いクリスペはガス代が安価ですむPolygon(Matic Network)に対応することを発表しています。そうなれば外部マーケットでも流動性が回復し、価格差も少なくなると期待しています。また、今回売買が成立した取引を紹介しましたが、安価に放置されていたカードが売れたケースも多いです。この価格が相場だからこの値段で買えるというわけではございませんのでご注意ください。あくまでその価格で売りたい人がいて初めて取引が成立します。
詳しく→日本最大級の #NFT ゲーム「クリプトスペルズ」がPolygon(Matic Network)に対応し、マルチチェーン化へ
相場が不安な場合はクリスペユーザーコミュニティで聞いてみましょう。多数のユーザーの目があるため的はずれな回答は来ないと思います。ただし最終的な購入は自己責任です。コインチェックマーケットにクリスペがでるとわかっていたときでも安価にNFTを売っている人は多数いました。結局は自分で判断するしかありません。
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