私は学部時代に在籍していた大学とは別のロースクールに入学したのですが、入学後に驚いたことが2つあります。
1つ目は、板書のとり方。学部時代には、みんな板書をノートにとっていました。そう、ノートにとっていたんです。そしてローではというと、みんな板書をスマホでとっています。写真で撮るんです。
それなので、授業中にはあちらこちらでスマホのシャッター音が鳴り響き、そして、板書が途中である場合には先生から、「まだ撮らないでくださいね~」「まだ追記していきますよ~」とか、「はい、写真をどうぞ」といった声かけがされるんです。驚きです。
2つ目は、先生の説明のノートのとり方及びその内容。学部時代には、みんなレジュメの余白やノートに先生の説明をメモしていました。一方、ローではレジュメの余白にメモをとる学生がいる中で、パソコンのタイピング音が。そう、先生の説明をパソコンで記録しているんです。しかも、結構な人数。さらに驚くことには、その内容。授業の内容を一言一句文字起こししているというではないですか。そして、試験前にはその文字に起こしたものを再度読み込むことで勉強するそうなんです。そうすることによって先生の説明どおりに正確に理解することができるということ。
なるほどですね。