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fx初心者でも分かる用語集30選

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  • hanamarufx
  • 2025/11/24 04:45
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FX取引を始めようとすると、専門用語の多さに圧倒されてしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、基本的な用語を理解することで、取引の仕組みが見えてきて、より安心して投資を始められるようになります。この記事では、FX初心者が最初に知っておくべき30の重要用語について、分かりやすく詳しく解説していきます。

 

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FXの基本概念を理解する

まず最初に理解しておきたいのが「FX」という言葉そのものです。FXとは「Foreign Exchange」の略称で、外国為替証拠金取引のことを指します。簡単に言えば、異なる国の通貨を交換する取引のことです。例えば、日本円を米ドルに交換したり、ユーロを英ポンドに交換したりする行為がFX取引にあたります。

次に重要なのが「為替レート」という概念です。為替レートとは、ある通貨と別の通貨を交換する際の交換比率のことを指します。例えば、1ドルが150円という場合、これは1ドルを手に入れるために150円が必要だという意味になります。この為替レートは常に変動しており、その変動を利用して利益を得るのがFX取引の基本的な仕組みです。

取引の仕組みに関する用語

FX取引において必ず理解しておかなければならないのが「通貨ペア」という概念です。通貨ペアとは、取引する2つの通貨の組み合わせのことで、例えば「USD/JPY」は米ドルと日本円のペアを表します。この表記では、左側の通貨を「基軸通貨」、右側の通貨を「決済通貨」と呼びます。USD/JPYの場合、米ドルを買って日本円を売る、あるいは米ドルを売って日本円を買うという取引を行うことになります。

「スプレッド」は、FX取引において避けて通れない重要な概念です。スプレッドとは、買値と売値の差額のことで、実質的な取引コストとなります。例えば、ある通貨ペアの買値が150.02円、売値が150.00円だった場合、スプレッドは0.02円(2銭)となります。このスプレッドはFX会社の収益源の一つであり、取引のたびに発生するコストとして認識しておく必要があります。

「レバレッジ」は、FX取引の最大の特徴とも言える仕組みです。レバレッジとは「てこの原理」という意味で、少額の証拠金で大きな金額の取引ができる仕組みを指します。例えば、レバレッジが25倍の場合、10万円の証拠金で250万円分の取引が可能になります。これにより効率的に利益を狙えますが、同時に損失も拡大する可能性があるため、慎重な運用が求められます。

取引注文に関する用語

FX取引では様々な注文方法がありますが、最も基本的なのが「成行注文」です。成行注文とは、現在表示されている価格で即座に売買を成立させる注文方法です。確実に注文が成立する一方で、相場が急変動している場合は想定していた価格とずれることもあります。

「指値注文」は、自分が希望する価格を指定して注文する方法です。例えば、現在1ドル150円のレートが149円まで下がったら買いたいという場合に、149円で指値注文を出しておきます。そうすると、実際に149円になったタイミングで自動的に注文が成立します。希望価格で取引できるメリットがある一方、その価格に到達しなければ取引が成立しないというデメリットもあります。

「逆指値注文」は、指値注文とは逆の考え方の注文方法です。例えば、現在1ドル150円のレートが151円まで上昇したら買いたい、あるいは149円まで下落したら売りたいという場合に使用します。主に損失を限定するための損切り注文として活用されることが多い注文方法です。

ポジションと損益に関する用語

「ポジション」とは、現在保有している通貨の状態のことを指します。通貨を買っている状態を「買いポジション」または「ロングポジション」、通貨を売っている状態を「売りポジション」または「ショートポジション」と呼びます。FX取引では、通貨を実際に保有していなくても売りから入ることができるのが大きな特徴です。

「含み益」と「含み損」は、保有しているポジションの現在の損益状況を表す言葉です。含み益とは、現在のレートで決済した場合に得られる利益のことで、含み損はその逆に発生している損失のことです。これらはまだ確定していない損益であり、ポジションを決済することで初めて確定損益となります。

「ロスカット」は、FX取引におけるリスク管理の重要な仕組みです。ロスカットとは、保有しているポジションの含み損が一定水準を超えた場合に、FX会社が強制的にポジションを決済する制度のことです。これは投資家の損失が証拠金を上回って借金になることを防ぐための安全装置として機能します。

証拠金に関する用語

「証拠金」は、FX取引を行う上で必要となる担保金のことです。レバレッジ取引を行う際、取引金額の全額を用意する必要はなく、一定割合の証拠金を預け入れることで取引が可能になります。例えば、100万円分の取引を行う場合、レバレッジ25倍であれば4万円の証拠金で取引できます。

「必要証拠金」とは、ポジションを保有するために最低限必要な証拠金の額のことです。これは取引する通貨ペアの価格やレバレッジによって変動します。必要証拠金を下回ると、新規のポジションを持つことができなくなります。

「余剰証拠金」は、口座に預けている証拠金から必要証拠金を差し引いた金額のことです。この余剰証拠金がある限り、新たなポジションを持つことができます。余剰証拠金が少なくなると、相場の急変動に対応できなくなるリスクが高まります。

「証拠金維持率」は、現在の証拠金が必要証拠金に対してどれくらいの割合あるかを示す数値です。この維持率が一定水準を下回ると、前述のロスカットが発動します。多くのFX会社では、証拠金維持率が50%から100%程度でロスカットが執行されます。

チャートと分析に関する用語

「ローソク足」は、FXのチャート分析で最もよく使われる表示方法です。ローソク足は一定期間の始値、高値、安値、終値の4つの価格を一つの図形で表現したもので、その形がローソクに似ていることからこの名前がついています。白いローソク(陽線)は価格が上昇したことを、黒いローソク(陰線)は価格が下落したことを示します。

「トレンド」とは、相場の大きな流れや方向性のことを指します。価格が継続的に上昇している状態を「上昇トレンド」または「強気相場」、継続的に下落している状態を「下降トレンド」または「弱気相場」と呼びます。トレンドを見極めることは、FX取引で利益を上げるための重要なスキルの一つです。

「サポートライン」と「レジスタンスライン」は、テクニカル分析における重要な概念です。サポートラインとは、価格が下落する際に下げ止まりやすい価格帯を結んだ線のことで、支持線とも呼ばれます。一方、レジスタンスラインは価格が上昇する際に上げ止まりやすい価格帯を結んだ線で、抵抗線とも呼ばれます。

市場と取引時間に関する用語

「流動性」とは、市場での取引のしやすさを表す概念です。流動性が高い市場では、多くの参加者が取引を行っているため、希望する価格で素早く売買が成立します。一方、流動性が低い市場では、注文が成立しにくかったり、思わぬ価格で約定してしまったりするリスクがあります。

「スワップポイント」は、異なる通貨間の金利差によって発生する損益のことです。FXでは、ポジションを翌日に持ち越すと、2つの通貨の金利差に応じてスワップポイントが発生します。金利の高い通貨を買って金利の低い通貨を売っている場合は、スワップポイントを受け取ることができます。逆の場合は支払うことになります。

「スリッページ」とは、注文した価格と実際に約定した価格のずれのことを指します。特に相場が急変動している時や、重要な経済指標の発表時などに発生しやすく、想定していた価格よりも不利な価格で約定してしまうことがあります。

リスク管理に関する用語

「損切り」は、FX取引において最も重要なリスク管理手法の一つです。損切りとは、保有しているポジションが損失を抱えている状態で、損失を確定させて決済することを指します。損失が拡大する前に早めに損切りを行うことで、大きな損失を避けることができます。

「利確」は、利益確定の略で、保有しているポジションに利益が出ている状態で決済し、利益を確定させることです。欲張りすぎて利確のタイミングを逃すと、相場が反転して利益が減少したり、損失に転じたりすることもあります。

通貨の強弱に関する用語

「クロス円」とは、米ドル以外の外貨と日本円の通貨ペアのことを指します。例えば、ユーロ円やポンド円、豪ドル円などがクロス円に該当します。これらの通貨ペアは、米ドル円の動きにも影響を受けやすいという特徴があります。

「ドルストレート」は、米ドルを基軸とした通貨ペアのことで、特に主要通貨と米ドルのペアを指します。ユーロドルやポンドドル、豪ドル米ドルなどがこれに該当します。これらは世界で最も取引量が多い通貨ペアとして知られています。

市場参加者に関する用語

「機関投資家」とは、大量の資金を運用する法人投資家のことで、銀行、証券会社、保険会社、ヘッジファンドなどが含まれます。彼らの大口取引は相場に大きな影響を与えることがあり、その動向を把握することは重要です。

「個人投資家」は、機関投資家に対して、個人で投資を行う人々のことを指します。近年では個人投資家の参加も増加しており、特に日本の個人投資家は「ミセス・ワタナベ」として海外でも知られています。

その他の重要用語

「ボラティリティ」とは、価格変動の大きさや激しさのことを指します。ボラティリティが高い相場では、短期間で大きな利益を得られる可能性がある一方、大きな損失を被るリスクも高まります。

「リクイディティ」は流動性のことで、前述した通り市場での取引のしやすさを表します。主要通貨ペアは一般的にリクイディティが高く、マイナー通貨ペアはリクイディティが低い傾向にあります。

これら30の用語を理解することで、FX取引の基本的な仕組みや考え方が見えてくるはずです。もちろん、実際の取引では経験を積むことも重要ですが、まずはこれらの基礎用語をしっかりと理解し、安全に取引を始めることをお勧めします。FX取引は高いリターンが期待できる反面、リスクも伴います。十分な知識を身につけ、慎重に取引を行うことが成功への第一歩となるでしょう。

 

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