回転寿司チェーン「くら寿司」で穴子と鰻を食べました。穴子は淡白ながらも上品な味わいで、鰻は濃厚で風味豊か。食べ比べにより、それぞれの違いや特長がより際立ち、寿司の奥深さを感じることができました。回転寿司は単品で注文するため、食べたいものを食べたい順番で食べられます。
穴子は上品で繊細な味わいが特徴です。軽く焼かれ、甘いたれが絶妙に絡まり、口に入れるとほんのりした甘みが広がります。身は柔らかく、噛むとほどよい歯ごたえが感じられます。シンプルながらも素材の美味しさが引き立ち、繊細な味覚を楽しむことができました。穴子は江戸時代から存在する江戸前寿司の定番です。江戸湾で獲れ、寿司以外では天ぷらとしても食べられます。
穴子を見ると思い出し笑いをしたくなります。穴子に対して「どこが穴なんだろうね?」と言われて吹き出したことがあります。「穴のない穴子」を思い出すと笑いが絶えなくなります。
鰻は力強く、濃厚な風味が印象的です。焼き加減が絶妙で、外側はカリッと香ばしく焼き上げられ、中はジューシーで脂がのっています。甘い蒲焼のタレが全体を包み込み、口に入れるとほんのりした甘さと深い味わいが広がりました。一口食べただけで、その濃厚な旨味に圧倒されました。
鰻の食用の歴史は古いです。万葉集には鰻についての大伴家持の短歌が二首収録されている。
「石麻呂に吾れもの申す夏痩せによしといふものぞ鰻とり食せ」
「痩す痩すも生けらばあらむをはたやはた鰻を漁ると河に流るな」
夏痩せに良いから鰻を食べようと進めながら、鰻を獲るために川に流されるよりもよりも夏痩せしても生きていた方がいいと言います。ウナギは良い食べ物ですが、無理せずにドジョウや穴子で代替する江戸時代の意識に通じるものがあります。
鰻はフランス料理でも使われます。ロワール川の流れるロワール地方では馴染みの川魚料理です。ランプロワ・ア・ラ・ボルドレーズは鰻を筒切りにして赤ワインとニンニクやネギなどの野菜と共に煮込んだ料理です。
回転寿司納めは赤海老と大トロびんちょう醤油炙り
佐渡廻転寿司弁慶の生ゲソとイカミミ
回転寿司がってん寿司のタコの噛み応え
回転寿司くら寿司でビントロを食べて幸せに浸かります
回転寿司みさきで豊洲市場直送の太刀魚
回転寿司の迷惑動画炎上はワサビテロが発端