こんにちは、hikarumです。
海外ミステリ、海外SF、サイエンス・人文系の教養本多く読みます。
一応、今日の記事を書くにあたり、前提情報ですが、私は大学で歴史学専攻でした。熱意も能力もなかったので、院には行きませんでしたが💦
今日紹介する本は、2021年夏に読みました。
2021年12月時点で
世界1600万部発行!らしいです。
本紹介ですが、あらすじは書きません(気になったらググって下さい)
いつものように大枠
と今回はその反証です。
もともと、
中田敦彦氏
https://youtu.be/fud4-L2lnqQ
岡田斗司夫氏
のyoutubeを観て読みました。
(中田さんより岡田さんのyoutubeの方が面白いです。オタキングの解説で私は買いました。)
色々な紹介やyoutubeで
特にこの本の序盤が絶賛されています。
その序盤とは
ホモサピエンス(われわれは)何故
を滅ぼすことが、出来たのか?
ここを解説してる(絶賛してる)動画や解説が多いです。
この本で書かれている理由を
要約すると
基本的に
ネアンデルタール人もホモサピエンスも
集団として最大数十人〜百人ぐらい迄しか
認識し、統率することできなかったが、
ホモサピエンスには、
が起こり
(神の存在とか、精霊とかを信じてその下で団結する。)突き詰めていえば、想像力(架空のもの、ウソなど)で、人々をまとめたり、まとまったりする、
この力をホモサピエンスが持ったことで、数百人・千人と組織し、
能力的に上だった、ネアンデルタール人や他の人類を滅ぼすことが出来た。
とあります。
物凄く面白いし、ワクワクします。
私達が日本人として、
日本というのも実はただの虚構
まとまってるのも、認知革命のおかげだ、とか思って読みました。
ただ
そもそも、まだ、ホモサピエンスが文字を発明する前なので、文字資料がないし、
考古学的な調査だけで、
という疑問が残りました。
(ひろゆき氏も「証拠が弱い部分」をyoutubeで指摘しています。)
サピエンス全史
と
「史」がついてるので、この本は歴史の本と思いがちですが、あまりエビデンスを上げてないので、
歴史ってこういう流れがあるよね
っていう
人文学の本
ですね。
一応、補足ですが、物語としては物凄く面白い本です!そういう世界の見方もあるんだなあと、思います。
(ちなみに、歴史学も含めて、学問は研究者の「世界の見方」を表現することなので、結局、同じではあります。ただ、一般的な歴史学だと、エビデンスをしっかり記述した上で結論出します。)
なので、歴史学や考古学や文化人類学の本ではないですが
でも、
逆に、この作者が言ってることで、ここまでいえるのか?
最新のその分野の研究では、どう言ってるのだろう? など、
全部信じずに、検証しながら、読むというのも面白いと思います。
あと、この本絶賛してる人はこの本を
物語として読んでるのか、歴史の本として全部信じてるのか?
どんな読み方してるんだろう?
と、少し穿った見方をしてみるのも面白いですね❗️
勿論、普通に読むのも面白い本です。
参考までに、
以前私が紹介したエビデンス重視の本
も、気になったら、見てみてください。
https://alis.to/hikarum/articles/anLEl66J4N78