昔から鏡にまつわる怪奇な話はたくさんありますが、これは以前僕が体験した話しです
あれは確か高校2年生の夏
その日は夏休みで夕方から友達と遊ぶ約束があり、買ったばかりの服を着て髪をセットしようと自分の部屋の隣りの部屋にある両親のクローゼットに行こうとしていると、窓から見える空が急に暗くなり夏特有の夕立が…
次第に雨足が強くなると同時に雷がゴロゴロ
「あっ、これじゃ友達と遊べないじゃん。
でも夕立だからすぐにやむか」
等と思いながら髪をセットしていると眩いくらいの雷の光と共に雷鳴が鳴り停電
急に部屋が真っ暗になったのですが、鏡だけは明るい…
「あれ?鏡って明かりないのに見えたっけ?」
と思ったのですが友達と会う時間も迫ってきていたのであわてて髪をセットしようと鏡を見ようとした瞬間、何かに見られている感覚が鏡から…
「ヤバい」直感的にそう思い目を閉じた瞬間急に胸ぐらを捕まれた感じがし…鏡の方から声が…
「似合ってない…」
?????
「服似合ってない」
?????
恐る恐る目を開けて見ると鏡には何故か僕が写っている
僕だけど僕じゃない僕が…
そしてまた「服似合ってない」と…
呆気に取られていると急に辺りが明るくなり部屋の灯りがつき鏡を見直したのですがそこには似合っていない服を着た僕が写っていました
後にも先にも僕じゃない僕はその時以来現れていませんが、どうせなら服のセンス褒めて欲しかった(これぞ自画自賛w)
ちなみにその服を着て友達に会った際言われたのは「イッヌその服似合ってない」でした(๑-﹏-๑)
皆さんは自分じゃない自分会った事ありますか?