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■はじめに
三歳じゃさすがにわからないと思います。すいませんでした。
では早速Avacusについて説明します。
■Avacus(アバカス)とは
『仮想通貨でAmazonで買い物ができるサービス』です。
『仮想通貨とAmazonの商品を交換するサービス』と言い換えることもできます。
■仕組み
Avacusが商品を直接販売しているわけではありません。
①仮想通貨でお買い物したい人 [Shopper]
②仮想通貨が欲しい人 [Buyer]
両者をつなぎ、決済をスムーズに行う役割を担うのがAvacusなのです。
大まかに言えば、ヤフオクとかメルカリの仕組みと同じようなものです。
ただしAvacusの場合、ヤフオクやメルカリのようにユーザー同士で直接売買や商品の配送を行うのではなく、プラットフォームとしてAmazonの『ほしいものリスト』の仕組みを利用します。
これだけではまだ意味が分からないと思うので、順番に説明していきます。
■取引のイメージ
では、大まかな取引の流れを見てみましょう。
[Shopper]
①最初に、お買い物したい人(Shopper)は、Avacusウォレットに任意の額の仮想通貨を入金しておきます。[デポジット]
②続いてShopperはAmazonで『ほしいものリスト』を作成し、①でデポジットした金額内で欲しい商品を登録します。
③その『ほしいものリスト』のURLをAvacusに登録します。[オファーを出す]
④この時点で、その商品代金分の仮想通貨がAvacus側に拘束されます。[エスクロー]
[Buyer]
⑤仮想通貨が欲しい人(Buyer)は、③でShopper達が出したオファーの中から好きなオファーを選択します。[オファーを受ける]
⑥Shopperがオファーした商品を、BuyerはAmazonで実際に購入します。その際の配送先は、Shopperが設定した住所を選択します。(匿名可)
⑦購入が完了したら、BuyerはShopperに『購入報告』をし、Shopperからの『到着報告』を待ちます。
⑧Shopperは商品が到着したら『到着報告』をします。
⑨お互いに評価を付け合い、処理を完了します。
⑩この時点で、拘束されていた商品代金が自動的にBuyerのウォレットに移り、無事取引完了。
こんな感じです。
■割引率について
実は、Shopperはオファーを出す際、1~15%の範囲で『割引率』というものを設定できます。
例えば1000円の商品のオファーを出す際、割引率15%と設定し、Buyerがそのオファーを受けたとします。
Shopperは1000円の商品が手に入りますが、Buyerに支払う仮想通貨は850円分(1000円の85%)でいいのです。
逆に言うと、Buyerは1000円の商品を買ってあげたのに、850円しか受け取れないという事です。
この150円の差額はAvacusが負担するわけではありません。あくまでBuyerが割引分を負担するのです。
これは不思議ですね。なぜShopperは15%得をして、Buyerは15%損をするのでしょうか。
次で解説します。
■Buyerの需要について
1~15%の割引額を負担してでもAvacusで仮想通貨を手に入れたい人たちはどういった人たちでしょうか。
以下のような方々と推測されます。
①超手軽に仮想通貨欲しい!(メルアドの登録だけでアカウント作れる)
②自国で仮想通貨が手に入らない、他国で口座も作れない。けど仮想通貨欲しい!
③余ったAmazonギフト券やポイントを仮想通貨に換えたい!
③クレジットカードを使って仮想通貨が手に入れたい!
④取引スコアを貯めて推し通貨をAvacusに対応させたい![投票制度/AvacusVote] (後述)
恐らく他にも私が思いつかないような需要があるのでしょう。実際に毎日たくさんの取引が成立しています。
■対応通貨について
Avacusで使える通貨は5/21時点で[BTC]と[VACUS]の二つです。
今後、使える通貨は続々と増えるようです。[投票制度/AvacusVote] (後述)
※VACUSとはAvacusが発行しているトークンです。これについては別の機会に詳しく説明します。
■Avacus_Voteについて
先日、AvacusVote(アバカスボート)という名の投票制度が導入されました。
条件を満たしたユーザーには最大20票の投票権が与えられます。
投票権を持つことによって、Avacusの次回対応通貨選挙他、Avacus運営の意思決定に関与することが出来ます。
要するに、投票権をたくさん持つとあなたの推し通貨でAmazonの買い物ができるようになる可能性があるのです。
投票権を得られる条件は簡単に言うと以下二点
①Avacusでたくさん取引して取引回数を増やす
②Avacusトークン[VACUS]を保有する
■運営手数料について
各取引における『割引額の10%』を『Shopperが負担』します。
例)1000円の商品を、15%の割引率で取引成立した場合。
商品代金=1000円
割引率=15%
割引額=1000円×15%=150円
手数料=150円×10%=15円
-流れ-
①BuyerがAmazonへ1000円支払い
②Shopperは1000円分の商品を受け取る
③Shopperの支払額=865円(商品代金1000円-割引額150円+手数料15円)
④Buyerの受取額=850円(商品代金1000円-割引額150円=850円)
⑤運営の受取額=15円(手数料)
※③④⑤は便宜上 円で表記していますが、実際は仮想通貨での取引です。
この例の場合、手数料は商品代金に対して1.5%です。
一般的なCtoCサービスと比較すると明らかに良心的と言えるでしょう。
■送金手数料(トランザクション手数料)について
①外部ウォレットからAvacusウォレットに入金(デポジット)する場合、送金元ウォレット側で定められた手数料が発生します。
②Avacusウォレットから外部ウォレットに出金する場合、0.0005BTC(5/21時点)の送金手数料が発生します。
③取引成立時にShopperからBuyerに受け渡しされる送金処理については、同一ネットワーク内取引のため送金手数料は発生しません。
※ブロックチェーン取引の特性上、送金手数料はネットワークの混雑状況によって変動します。
■最後に
以上、概要まとめてみました。何か間違いとかあったらご指摘ください。
そのうち実際の使い方でもまとめられたらと思います。
とりあえずいろんなリンク貼っておきます