大阪検定準1級を持っています。
「大阪検定」って何?とよく聞かれますが、
いわゆる「ご当地検定」です。
難関なのは「江戸検定」と「京都検定」だそうで、
京都は歴史と文化の積み上げが膨大なので、覚えるのが大変、だとか。
大阪検定もかなりな情報量のインプットが必要なので、
難しいほう、だとは思います。
難しい大阪検定の準1級を取ったから、自慢したい、というわけではありません。
大阪検定の勉強をしてみると、大阪の過去の姿、そしてその過去からの歴史や伝統があってこその現代の大阪の姿を直に感じることができます。
知的好奇心を満たすことが僕の喜びの一つである、というのもあるのですが、
大阪検定の勉強はとっても面白いものでした。
僕は出身は大阪ではなく、隣の兵庫県西宮市の甲子園球場の近くで生まれ育ちました。
住んでいるところは兵庫県ですが、高校卒業後の予備校、さらに大学は大阪にありましたし、新卒で入った会社で大阪に配属されたのもあり、
僕の青春は大阪に色濃く影響を受けています。
だから、大阪に対してもっと知ってみようかな、という気持ちで検定を受けてみたのです。
検定の勉強をしていくうえでいろいろ気が付くことがあったわけですが、
その一つが、大阪の地場産業や伝統工芸を知り、それらが歴史や伝統に支えられて成長し、今に至る、ということでした。
この発見が今の「メイドインローカル」の活動につながります。
ただ、大阪検定の準1級取得だけでは今の活動は始まっていない、とも思います。
昨年春まで岡山に単身赴任をしていましたが、そこで縁あって岡山検定を受けることに。
岡山検定でも大阪検定でも同様に、「メイドインローカル」な話が満載で、
日本中のあらゆるところに歴史や伝統や地域性に基づいた「メイドインローカル」がある、と気が付きました。
この気づきが、今の活動をスタートさせる最後のトリガーになった、と思っています。
大阪に住んでいる人でも、「大阪」をすべては知らない。
岡山に住んでいる人でも、「岡山」はすべて知らない。
大阪検定準1級だからすべて知っている、とは思ってません。
知らないことだらけで、すべて知ることは無理なんです。
だから、知らないことを一つ一つ知っていくことは発見であり、
すべてを知るのは絶対に無理なので、発見は無限、と言っていいと思います。
だから、知的好奇心を刺激し続けることができます。
大阪だけでなく、日本中あらゆる都道府県、地域でご当地検定があるので、
知的好奇心の刺激のため、ちょっとご自分の地元のご当地検定を受けてみてはいかがでしょうか。
僕はたまたま「商売」の方向に行きましたが、
また違う道を見つけることができるかもしれません。
ご当地検定の定番は「難読地名」
ご自身の地元の地名、難読でもなんでもない、と思ったら、
他の地域の人からすると難読地名でした、ということもあるので、
ちょっと調べてみると楽しいかもしれません。
難読地名だけでなく、オモシロ地名なんかをおさえておくと、
話のネタにはこまりませんよ。
なので、次はALISでまた難読地名のトピックをあげてみようかと思ってます。
もちろん、最初は大阪、ですけどねー。