ZOZOの株価の下落が止まりません。
2019年1月5日の時点で1960円です。2018年には最高で4800円ほどだったので、半分以下に下がっています。
色々と事業の低迷やらzozoスーツの失敗があったりして赤字を報告したことも響いてるようですね。
僕が気になったのは、zozoから撤退するブランドが多いこと。ミキハウスやオンワードと言った、中価格帯のブランドが撤退してるようですね。
多分、企業が困るのはやたらとクーポンや新規会員に対して割引を行うこと。そしてzozoの手数料は30%とかなり高いこと。
高価格帯や中価格帯のブランドはそれなりの値段をつける代わりに、それに見合ったブランド力を長い間かけて構築してきました。
それを突然「新規の割引対応するよ!最初の1ヶ月は30%オフだよ!」と言われたら、企業としたらたまったものじゃないでしょう。
例えばデパートに入居してるブランドショップに対して、デパート側が突然広告で「新規にうちで会員カード作ってくれたら最初の1ヶ月はどのショップでも30%オフになりますよ!」と告知されたら「おいこらふざけんな」ってなるでしょう。
さらに「今月は全店で使える割引クーポン作りました!」と頻繁に割引が乱立となるとショップからは「やってらんねー」となるでしょう。
もう一つ気になるのが、zozoがあまり昔からの贔屓客を大事に扱っていない感覚があるということです。
zozoは新規に登録した会員にはそれなりの割引クーポンを発行してるようですが、昔からの贔屓客に対しての割引は無いようです。僕のリサーチ不足かもしれませんが、お得意様限定のクーポンやら割引は見つけられないです。
これ、商売をする上で結構まずいかと・・・僕もフリーランスをしていますが、新規よりも大事なのは昔からお世話になってる人です。長い付き合いがあるからこそ、これからも長いおつきあいが期待できるんです。
昔からのご縁やこれからのおつきあいを無視して、目先の新規客を優遇するような割引は如何なものかと。
それに贔屓客は割引なしで買ってたものを新規にだけ割引を適応させると、贔屓客は「おいおい、俺たちは昔から定価で買ってたのに、新規には割引をきかすのか?それに対して俺たちに見返りはないのか?」と反発するでしょうね。
うん、僕が贔屓客なら少なくともそう思います。
たまに携帯会社から「長年のご愛顧をいただきまして1GBプレゼント!』みたいなCメールがきます。
「いや!1GBも余分に使いきれねーよ!www」という気持ちになってしまいますが、そういう贔屓扱いをしてくれるというのは「特別に扱われてる」という気持ちになって、マイナスイメージはないですよね。
zozoが贔屓客を優遇するのか、新規ばかりに目を向けるのか、どうなることやら。