ジャズ学科ピアノ専攻を卒業してからはや十数年、今や教える側になっていましたが、久しぶりに教わる側になっているかねこです。
何を教わっているかというとクラシックの作曲です。
というのも学生時代、それこそ卒業してからもジャズやポップスの仕事はいくつもしてきました。しかしいつだってクラシックの仕事は全然やってきてないのです。
クラシックの仕事は今までの音楽人生で片手で数えるぐらいです。。
そのため僕の人生はいつしか必ずジャズやポップスの視点で物事を捉えるようになっていました。
「偏らないようにしよう」、そう頭で冷静に考えたところでバランス良く物事を見れるわけではありません。
「偏らないようにする」には頭で「偏らないようにしよう」と唱えるのではなく、「新しい情報のインプット」により別の視点でも物事を捉えれるようになり、その結果以前とは違う結論を導きだせるようになる、ということだと思います。
もっともバイアスがかからないようにするには脳の機能上、ランダムにいい加減に動いてるのでそれを自己が制御するのは不可能では?と思いますが…ここでは偏りを小さくするという意味で書いてます。
とはいえ、正直なところ偏るのは仕方のないことだとは思ってます。
それでは何が嫌なのかというと、わからないことを否定してしまう自分が嫌なのです。
新しいことを学ぶのしんどい作業です。そのため月日を重ねれば重ねるほど「自分を諦めさせる素晴らしい1001の理由」が大人が最も得意とする教科になります。私も満点を取れる得意分野ですが、長くなり本題からずれるので泣く泣くスルーします。。
自分にとって新しいことを学んだ学生時代、その知識と技術を武器に社会に飛び出し無我夢中の日々。月日を重ねて気付けば5年、10年、15年。ある日、誰でも必ずしもそいつに出会います。あの時学んだ新しい知識でわからないものに。
そして当然のように否定をします。そして次の瞬間、人生で最も悲しい瞬間を迎えます。「安心する自分」のお出迎えです。
自分の知っている範囲、できる範囲でしか物事を見ないようになってくると次第に知らないもの、できないものは「常識的に知る必要がない」「できる必要がない」と否定してしまうのです。
そんな自分がいつだって嫌でした。でもみんなもそうだから…大丈夫だった。
でも、コロナになって人とあまり会わなくなり自分自身で考えること・決めることが増えました。
そうなるとあの嫌な自分を直視してしまう。これは…ワクチンが必要だ。
自分を治すワクチンはわかっている。クラシックを学ぶことだ。
ひょんなことから年下の先生に学ぶ機会があり通うことになりました。そして課題で生まれて初めてクラシックの曲を作りました。
「かねこソナタ第1番」
コロナではワクチン賛成派、反対派が分かれて舌戦を繰り広げてました。
もしかしたらこのワクチンも賛成派、反対派がいるかもしれない。僕は接種してきます。でもしなくても良いのです。これは病気ではないからです。
もう一つ、コロナと違うのは、…保険が効きません…( ;∀;)
明日もみなさま、素敵な1日を過ごして下さい。
「ただジャズが好きなだけ」な毎日ジャズピアニストの金子将昭。毎朝7時頃からライブ配信中。一緒に朝からお話ししましょー。
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毎日ジャズピアニストかねこ