今日のニュースで中国のバーチャルアイドル「Ling」が、100年以上の歴史があるファッション誌「Vogue」とコラボするとありました。
バーチャルヒューマンは、3DCGで作られたキャラクターで以前から活躍しており、有名なバーチャルインフルエンサーだとリルミケーラなど最も知られてるかと思います。(個人的には黒人のShuduさんをフォローして注目してます)
日本初も葵プリズムなどいくつかいるのですが、全部3DCGじゃなく頭部のみで体はリアルなどいろいろなパターンがあります。Vtuberとはまた違った存在です。
以前なら人材を見つけ、キャラを作り、ブランディングをし、ファンを獲得、という仕掛けをしていたところが、デジタルによって簡単に作られ、管理やしやすい個性として現れて、ブランディングと人気の獲得からスタートと、簡略化されました。
デジタルトランスフォーメーションが進み、ARなどでディスプレイが視界の見える範囲全てに適用される世に近づくにつれて、そこにキャラを出現させるのは当然のビジネスになります。また今まで進出できなかったキャラも当然、そこに行くことができます。プラットフォーム(漫画やアニメ)に依存していたキャラクターも目の前に当たり前のように出てくることが考えられます。
今まではライバルといえば同業者だったものが、今やタレントやアーティストのライバルはキティちゃんだったり、ドラえもんだったり、そしてVtuberだったり、そしてデジタルヒューマンだったりします。
異性を好きな場合、ライバルは主に同性でしたが、バーチャルキャラクターになることも考えられます。
作業はロボットとAIがやってくれて、人格やキャラはバーチャルヒューマンが人気を博す中、便利さや娯楽を満たすのはたくさんあります。
バーチャルヒューマンはそこに現れますが、その上でこれらは精神の満足感を満たしにくるといえます。
それは近代的な他人のために何かをするという価値観であればあるほど、疲れ切ったその精神を満たすニーズとして考えればありえそうで、きっとそれなりのビジネスになりそうな感じがします。
自分のために何かをするという考え方にアップデートしない方ほどハマりそうな感じががします。。
今が幸せな場合、精神の満足感を他人に求めるのもありです。しかし何か変だなと思っていたり、もし、アップデートを試みる場合は、これからの価値観、自分のために何かをする、という自分に集中することが最も大事なポイントともいえます。「自分に集中力」。わかりにくい笑。
「自分に集中力」とは、簡単に言ってしまえば他人にかまわない力、自分のやりたいことに手加減なしでやる力など、あります。その中でも最も大事なのは自分で自分のことを意思決定をすることだといえます。他人による影響を極力なくす。アルコールやお酒に例えれば純度100%の自分にします。(そういえばコロナで無水エタノール、売り切れてましたね…)
今まで発売されていた自分という商品は裏面の成分表を見ると、会社の上司、周りの意見、世間の雰囲気、声のでかい人、奥さん、などなど、自分成分がほぼ入ってない自分になっていることもあります。
僕はジャズや音楽を仕事でやっていて周りの仕事仲間との足並みを揃える動きをしていた時期がありましたが、あるときそれをやめました。
自分の中に周りの成分が多かったからです。でも踏み出すのは怖かったので、少しずつ、こっそりやっていきました。…笑
僕は自分なんてそもそもないと思っています。その上で自分に集中することにしてます。
自分がよくわからない、なんていいますが、100年経ってもきっとその人は同じことを言うでしょう。僕は子供の頃に言っていましたが、未だに言います。笑
自分の中に何かを求める必要はなく、自分が何かを行動を起こしたり、それそのものに何かを求めたりと、自分を楽しめば良いと考えてます。
これは他人に依存することや共依存とは全く違います。むしろ自分に依る(よる)ことです。
自分の中身というわかりにくいメタな考えに迷子にならなくても、自分で意思決定はできるし、行動は起こせます。
そしてその自分で決めた意思決定が結果として誰かと同じだとしてもそれは真似事でもなんでもないです。プロセスを自分で経ている場合はそこには学びがあり他人の意思でも洗脳でもありません。
自分でそれをやりたいという結論にたどり着いたのは学びの結果であり、そのあと決定をし、行動をし、楽しみ遊んでいる自分は外から見れば自律的に意思によって幸せを感じ行動している生命体と言えるでしょう。現時点に於いて、デジタルで再現不可能です。アナログな自分でいきましょう。
バーチャルキャラクターとのセカンドパートナーというあり方を結婚などの形で国が制度として認めることはとても面白いと思ってます。アメリカのどこかの州辺りがそれを実際にやり、ビジネスにしちゃいそう気がします。好きなものにはお金を使いますし、そんなものが世の中に認められたらしたり嬉しいのではないかなぁと。例えば、タレントとセカンドパートナー的に結婚できたりとか。そういった、ことが当たり前になった時に、初めてお互いの相手が私ってなんだろう?と立ち返って考えるきっかけになるかもしれません。
その時大事なのは「自分に集中力」です。わかりにくい言葉ですが、いつだってこの世はわかりにくいなぁと、日々感じているかねこです。
日々のつぶやきは、
見てるだけで分かった気になるかも、かねこのジャズチャンネル
ジャズピアニストかねこ