英和辞典を開くと{flower:花}というように単語と意味がセットで書いています。
これと同じように、一つのキー(key)と、一つの値(value)をセットで記述したものがpythonの辞書です。
【この記事はこんな方に向けて書いています】
・pythonの辞書について勉強したい
・リストと辞書の違いについて知りたい
【目次】
・辞書作成
・データの追加
・データの変更
・データの削除
・データの取得
・リストと辞書の違い
・まとめ
ここでは実際に、英和辞典をイメージしながら辞書を作成してみます。
変数dictionaries(以下、辞書名)に、キー(key)と値(value)を3つずつ格納します。
順番に解説します。
#辞書作成:「flower」「sky」「sea」がそれぞれキー(key)で、「花」「空」「海」がそれぞれ値(value)になります。
このように辞書では
{キー:値}
と記述します。リストを作成する時の[]と異なる点に注意です。
#出力:作成した辞書の出力です。
作成した辞書にキー(key)と値(value)を追加したい場合はどのようにすれば良いのでしょうか?辞書に1つ追加してみます。
このように、辞書に要素を追加したい場合は
辞書名[追加したいキー] = 追加したい値
と記述します。
ここではキーに「cloud」、値に「雲」を追加しました。
辞書を作成する時は{}、追加する時は[]を使う点に注意です。
作成したキー(key)の値(value)を変更したい場合はどのようにすれば良いのでしょうか?先程追加したキー「cloud」の値を変更してみます。
このように、キー(key)の値(value)を変更したい場合は
辞書名[変更したいキー] = 変更後の値
と記述します。
ここではキー「cloud」の値を「大群」に変更しました。
辞書を作成する時は{}、変更する時は[]を使う点に注意です。
作成したキー(key)と値(value)を削除したい場合はpop()を使うことで実現できます。先程のキー「cloud」と値「大群」を削除してみます。
このように、キー(key)と値(value)を削除したい場合は
辞書名.pop(削除したいキー)
と記述します。配列から要素を削除することをポップすると言います。
辞書から要素を全て削除したい場合はclear()を使うことで実現できます。
このように、要素を全て削除したい場合は
辞書名.clear()
と記述します。
作成した辞書から指定したキーの値を取得したい場合はどのようにすれば良いのでしょうか?再度辞書を作成し、キーを指定して値を取得してみます。
このように
print(辞書名['指定キー'])
と記述することで値を取得できます。
辞書を作成する時は{}、値を取得する時は[]を使う点に注意です。
リストでは、作成したリストに0から始まるインデックス(順番)が割り振られています。インデックスを使うことで、要素の変更等ができます。
辞書では、インデックス(順番)は割り振られていないため、キー(key)を使うことで要素の変更等を行います。
リストについては、こちらの記事で簡単に解説していますのでよければご覧下さい。
まとめ
・pythonの辞書ではキー(key)と値(value)をセットにしたデータを作成できる
・リストの作成は[]、辞書の作成は{}を使う
・辞書ではインデックスではなくキー(key)を使って要素の変更等を行う
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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