関数は、複数の処理をひとまとめにして、いつでも呼び出して使えるようにしたものです。return文は関数の中で使うもので、処理がreturn文のところまで来ると、関数の処理が終了します。
【この記事はこんな方に向けて書いています】
・pythonの関数について勉強したい
・関数のreturn文について勉強したい
【目次】
・関数定義の記述
・戻り値
・print関数とreturn文
・まとめ
関数については、こちらの記事で簡単に解説していますのでよければご覧下さい。
関数の記事でも書いていますが、関数定義の記述をこちらにも書いておきます。
def 関数名():
関数を呼び出した時に実行したい処理
と記述することで関数を定義することができます。
具体的に関数の中でreturn文を使いながら、簡単に解説します。
順番に解説します。
#関数定義:仮引数starを設定し、関数geを呼び出した時に挨拶文が出力されるように定義しました。
#処理が終了:returnと記述したので、関数geを呼び出した時に、ここで処理が終了します。
#実行されない:1行上にreturnと記述したので、「Good evening」は出力されません。
#関数呼び出し:仮引数starに、実引数「星」を渡して関数geを呼び出します。
処理がreturnのところまで来ると、関数の処理が終了します。
return文で、戻り値というものを設定すると、元々関数を呼び出したところにデータを返すことができます。
具体的にreturn文で戻り値を設定した例で、簡単に解説します。
順番に解説します。
#関数定義(三角形の面積):仮引数length(縦)とwidth(横)を設定し、関数triangle_areaを呼び出した時に、三角形の面積を取得できるように定義しました。
#戻り値:三角形の面積を求める式(縦×横×0.5)を変数resultに代入します。この変数resultに代入するデータが戻り値です。
#戻り値(計算結果)を返す:戻り値を関数に返すので
return 戻り値
と記述します。
#関数呼び出し:仮引数length(縦)とwidth(横)に、実引数2と5を渡して関数triangle_areaを呼び出します。
戻り値(計算結果)を返して関数を呼び出しているので、実引数2と5を渡すだけで三角形の面積を取得できました。
print関数とreturn文の違いは、簡単に解説すると以下の通りです。
・print関数:出力する
・return文:関数の処理を終了させたり、戻り値を関数に返す
このように、print関数とreturn文は混同しやすいですが、明確な違いがあります。
まとめ
・関数の処理がreturnのところまで来ると、関数の処理が終了する
・return文で戻り値を設定すると、元々関数を呼び出したところにデータを返す
・print関数とreturn文は混同しやすいが、明確な違いがある
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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