
群馬県には上毛三山(じょうもうさんざん)と呼ばれる3つの山があり、それぞれに神社があります。
今回は裾野の広さは富士山に次いで日本2位の赤城山に鎮座する「赤城神社」の御朱印をご紹介します。
この赤城神社はご覧の通り、とにかく鮮やかな赤に彩られています。
この赤城神社には二人のお姫様の伝説があります。
かつて、この地にたいへん美しい二人の姫がおりました。名を赤城姫と淵名姫といい、その美しさと気立ての良さは誰もが憧れるほどでした。
ところが、姫たちの母は突然の病に倒れ、急逝しまいます。
姫たちの父親は残された娘たちを不憫に思い、側室の柱御前を新しい母親に迎えます。新しい母にも二人の姫が生まれますが、柱御前は夫の赤城姫と淵名姫への愛情と姫たちの美しさに嫉妬し、憎悪の念をたぎらせて二人を亡きものにしたいと考えるようになりました。
ある日のこと、父親は国司任官のため都に向かいました。 すると柱御前はこの時とばかり、二人の姫を襲い淵名姫を殺してしまいます。しかし、赤城姫はかろうじて追っ手を振り切り赤城山へ辿りつきました。 この報せを聞いた父親は急いで帰り、柱御前を捕らえて姫を求めて赤城山へ出向きました。
現在の赤城神社の前にある沼まで来ると、沼の東岸から一羽の鴨が泳いできました。そして、翼を広げたその背には、赤城姫と淵名姫の姿がありました。 二人の姫は赤城大明神に召されて、赤城の神様になりました。
以来、赤城の神様にお願いした女性の願い事は必ず叶えられ、この神様にお願いすると美人の娘が授かると言われています。
その伝説の名残か、赤城神社の御朱印帳は表紙と裏表紙を並べると、鮮やかな平安絵巻を思わせる十二単をまとった女性の御朱印帳です。(期間限定)
今回は二冊目の御朱印帳が欲しかったので、妻とお揃いでこの御朱印帳を頂きました。
御朱印は女性の書き手さんに頂いたのですが、味わいのある御朱印ですよ。
赤城神社は女性の優しさに包まれるような雰囲気を持った神社でした。











