ついに!この日が!やってきた!
2019年の1月に書いたこの記事からはや1年と3ヶ月・・・
ついに、Ethereum Name Serviceの管理画面から、個人でも簡単に直接ファイルをアップロードして分散型Webサイトを公開できるようになりました!
つまり“katakoto.eth”を、ウォレットアドレスのみならず、自身のWebサイトのドメインとして使用する事が手軽にできるようになったわけです!
Webサイトの分散化はもちろんIPFSと、今回ENS Managerに統合されたTemporalという外部サービスの利用により実現されています。
では、早速登録手順を見てみましょう!(前提として既にENSドメインをお持ちの方を対象にしています。まだ持っていない方はこちら👇を参考にしてください。)
今回は、Katakotoさんの奥さんのサイトsakitakemura.artをディセンタライズ化する例にて解説いたします。
事前準備:ブラウザにMetaMaskをインストール。またはBraveやOperaなどのWeb3対応ブラウザを利用。
①ENS ManagerにアクセスするとMetaMaskが立ち上がりますのでログインします。
②自分が保有しているENSドメインを検索します。
③“RECORDS”内の“+”をクリックして、ドロップダウンメニューから“CONTENT”を選択します。
④“New Upload”が表示されるのでクリックします。
⑤TEMPORALのアカウント作成画面になります。Email・Username・Passwordを入力したら“Sign Up”をクリックしましょう。
入力したEmail宛にメールが送信されますので、メール内のリンクをクリックしてアカウントを有効化します。
※ここで作成されるTemporal Cloudアカウントは容量3GBまで、IPFS上で少なくとも1年間はTEMPORAL社がデータ保管してくれるプランです。個人が趣味で利用するならこれで問題ないかと思いますが、商用利用の場合はアカウントのアップグレードを検討しましょう。
⑥TEMPORALのアカウントを有効化できたら、もう一度、ENS管理画面に戻ってログインします。
⑦ログインするとWebサイト用のファイルをアップロードするための画面になります。“Folder Upload”をクリックして、フォルダを指定すれば、Webサイト用のファイル全部を一括で丸ごとアップロードする事が可能です。
※つまり、従来の方法でWebサイトを公開していたなら、相対リンクはそのまま保持されるのでindex.htmlを含んだフォルダを、IPFSネットワークに丸ごと放り込んでしまえば良いわけです!
⑧アップロードが完了すると、“SAVE”ボタンが表示されるのでクリックします。
⑨MetaMaskが立ち上がりますので、トランザクション費用を支払います。
※支払いスピードを落として$0.03までケチりましたが大丈夫でした。
⑩お疲れ様でした!これでIPFSネットワーク上にあなたのWebサイトが公開されました!
あなたのブラウザが前述したWeb3対応ブラウザ(BraveやOpera)かMetaMask拡張をインストールしているなら、アドレスバーに
と入力するだけで、アクセスが可能です。
未対応のブラウザでも
でアクセスが可能。アドレス上の表示は、こちらの方が美しいかもしれませんね。
これでもう、黒い画面を立ち上げてLinuxコマンドをしこしこしてみんなから気持ち悪がられなくても、誰もが気軽に堂々とWeb3.0対応Webサイトを立ち上げる事ができるようになったのですね!
散れ散れぇ~ものども密を避けろぉ!時代はWebデータ保管もソーシャル・ディスタンシングなるぞ!