2020年2月22日~24日に、2泊3日でスペインはバルセロナに行ってきました。
思っていたよりずっと良く、2泊3日では全然足りなかったです!
そんな「バルセロナの旅行前に知っておきたい8つのこと」を忘れないうちに書き留めておきたいと思います。
1. 気候・服装(2月下旬)
2. 水事情
3. 物価
4. 市内の交通
5. 言語
6. 治安
7. 電圧・プラグ
8. 少し変わった食文化
年によっても変動はあると思いますが、私が行ったときはとても気候が良く、毎日快晴。
気温は、最高で約22度・最低で約8度と、冬とは思えないほどの暖かさでした。
私の住んでいるロッテルダム(オランダ)は冬がとても長く、曇りや雨の日が多く、風も強いので、とても羨ましかったです。
写真のような、雲一つない快晴が続き、昼間は半袖やタンクトップの人もちらほら。
私も長袖Tシャツで丁度良いくらいでした。
しかし夜は冷え込みますので、1日中外に出る時は防寒着が必須です。
夜は長袖Tシャツ+カーディガン+ウールコートでした。
スペインの水道水は「硬水」です。
日本は軟水なので、硬水を飲むとちょっとお腹にきてしまうことがあります。
またうがいをしてみたところ、カルキの味がしたので、ミネラルウォーターを買っていました。
飲んでも害はないそうですが、お腹の調子が悪くなると旅に支障がでるので、ミネラルウォーターを購入するのがおすすめです。
まず一つ前に書いたミネラルウォーターの値段から。
ミネラルウォーターはコンビニやキオスクのようなところで購入する場合は、1~1.5ユーロ(120円~180円)でしたが、スーパーで購入すれば0.5ユーロ(60円)ほどで購入できます。
カフェでのコーヒーは1.5ユーロ(約180円)、カフェラテで1.6ユーロ(約190円)と日本より安かったです。
外食の値段(一人当たり)は、昼食は10~12ユーロ(約1200~1450円)、夕食は20~30ユーロ(約2400~3600円)ほどが相場です。
夕食はタパス(おつまみ)とお酒だけならもう少し安くなりますし、スーパーでお惣菜を購入したり、ファストフードでしたら、食費を抑えることもできます。
ちなみにこちらのパエリアは二人分しかオーダーすることができず、44ユーロ(約5300円)でした。美味しかったけどちょっと高く感じました。
同じお店で飲んだスペイン産のビールは、450mlで5ユーロ(約600円)でした。
電車の乗車チケットは、時間内(75分)は他の交通機関に乗り継ぎが可能ですが、2.4ユーロ(約290円)からということで、初乗りと考えると日本の電車より少し高いです。
市内の交通は、メトロ(地下鉄)・電車・トラム(路面電車)・バスがあります。
ゾーン制になっていて、ゾーンの中ではどこまで行っても一律料金。
時間内(75分)なら、他の交通機関への乗り継ぎも可能です。
今回の旅では、メトロ・電車・バスを使いました。
空港から市内は5.15ユーロ(約620円)を購入し、1日目は1回券(2.5ユーロ)×2回を使用しました。
そして2日目に、もしかして2日間か3日間パスの方が安かったのではないかということに気が付き、残り2日は2日間パスを購入することに。16.30ユーロ(約1950円)
一番高いのが市内空港間なので、初めから3日間パスを購入しておけばよかったです…
それと、1日間パスは無かったです。
調べていなかったのがいけないのですが、ゾーン制の罠にも引っ掛かりました。
2日間パスで乗れるかと思っていたのですが、改札で止められ、乗り越し精算をすることに。
今回は少し郊外のアンティークマーケットに行ったので、ゾーン2まで行ってしまいましたが、バルセロナの有名観光地はほぼゾーン1内なので、旅程に合わせたパスを購入し回るのが良いと思います。
スペインなのでスペイン語だと思っていたのですが、バルセロナはカタルーニャ地方という場所にあり、カタルーニャ語が多く使われています。
バルセロナのエル・プラット空港の表示では、上からカタルーニャ語→英語→スペイン語の順番に書かれていました。
並列されている表記を見ると、似ているものもあれば、全然違うものもあるという印象でした。
この「カタルーニャ語」はとても大切な意味があります。
カタルーニャは18世紀にスペイン軍に敗れ、今もスペインに属していますが独立を求めており、9月11日の「カタルーニャ国民の日」には毎年独立を求めるデモが行われています。
バルセロナはカタルーニャ自治州の中心地でもあり、毎年150~200万人集まる、大規模なデモが行われています。
バルセロナの定番観光地(サグラダファミリアなど)以外のマーケットやカフェ・レストランでは、英語が通じないことも多かったです。
Hola(こんにちは)とGracias(ありがとう)だけは忘れずに。
バルセロナは特に治安が悪い感じはしませんでした。
観光地などは、警察も見回っているのも安心感があります。
とは言っても、写真を撮っている時などは気がそちらにいってしまうので、貴重品は衣類の中のウエストポーチにしまうなど、スリ対策はしておいた方が良いと思います。
「電圧は220Vで周波数は50Hz」です。
最近の携帯やカメラの充電器などは、対応している物も多いですが、一応確認しています。(ドライヤーやヘアアイロンを持っていくときは要注意です。)
スペインのプラグは「Cタイプ」で日本と異なるので、予め用意が必要です。
(現地で探して買うのはとても面倒くさいですし、100均で購入することができます。)
バルセロナというか、スペインの食事の文化について初めて知り、驚きました。
なんと「一日に5回」も食事をするのだそうです!
時間もずれており、観光者向けのカフェレストランは一般的な食事時間に合わせた営業時間やメニューになっていますが、「ランチは14時以降、ディナーは21時以降」が一般的だそうです。
では、多くのスペイン人のごはんの時間はどんな感じなのでしょうか?
コーヒーorオレンジジュース、トーストやパン・ビスケットなどを軽く食べます。
(卵料理やベーコンなどを食べることはありません。)
下の写真のようなモーニングセットを提供しているカフェも多いです。
2回目の朝食が現れました!もう昼食でもいいのではという時間ですが…
この時間はサンドイッチを食べたり、バルで軽食を食べる人もいるそうです。
スペインでの1日の食事の中で、昼食がメインです。
休憩が2時間ほどあり、レストランでは、前菜からデザートまでのフルコースメニューをゆっくりと時間をかけて食事を楽しみます。
ビールやワインなどを飲む人も多いです。
おやつというより、夜ごはんを食べたい時間ですね。
スイーツを食べる人もいれば、バルに寄って、お酒とタパス(おつまみ)を楽しむ人もいます。
タパス:ミニハンバーガーとクロケット(コロッケ)・バゲット
日没が遅い(夏場は21時以降)という理由もありますが、通常夕食は21時以降です。
観光者向けのレストラン以外は、ディナータイムが21時や22時以降のことも多いので要注意です。
家庭では、サラダやスープなど、外食でもお酒とタパスのように、軽く済ませることが多いそうです。
夜20時頃に、観光客も地元の人も利用するようなレストランに行ったのですが、パエリアを頼んでいるのは私くらいで、後のお客さんはお酒だけ・もしくはタパスをつまんでいるくらいでした。
1日中食べているようで、のんびりしているような忙しいような?感じがしますが、家族や友人などと食事を楽しむことを大切にしているそうです。
今回も動画にまとめましたので、よかったらご覧くださいませ。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!