
家事の中で一番嫌いだった「アイロンかけ」。
せっかくかけたところが、またシワになってしまったり、かけるまでの準備や片付けが嫌いでした。
しかし、オランダに来て、アイロンを頻繁にかけるようになってから、アイロンかけが「好き」に変わったのです!
そういえば、床掃除を好きになったきっかけも、どちらかと言うと面倒臭い「水拭き」を始めてからだったなと思い出しました。
続けてみて日常化すると大変に思わなくなったり、コツを掴んでうまく出来るようになると楽しいのかもしれません。
日本と違う3つの点についてご紹介したいと思います。
お洗濯・食洗機など、しつこいくらい書いている「硬水問題」。
アイロンをかける時も気をつけています。

ある日のこと、アイロンから茶色い水が出て来て、白いブラウスにシミができてしまいました。泣
アイロンの噴射口を見てみると、このような薄い茶色の塊が付着していました。

これが、硬水に含まれているカルシウムやマグネシウムなどのカリウム成分が付着し、それが錆びてしまったり、洗濯物の細かい繊維が焦げたりしたものだそうです。
カルシウムはアルカリ性なので、酸性のもので中和すると溶けます。

クエン酸(レモン・ライム・お酢など)を数滴垂らした水を、綿棒などに付けてお掃除すると、こすらなくても簡単に取ることができました。


一度沸騰させた硬水の白湯をアイロンに入れることで付着しなくなりました。
硬水には一時硬水と永久硬水という2種類あるそうで、沸騰させても硬水は変わらないという意見もあるので定かではありませんが、今のところ問題なく使えています。

床に座る文化がないので、立ってかけます。
(アイロン台を低めにして、椅子に座ってかけることもできます。)
立ってかけるのにちょうど良い高さのアイロン台が売っています。
私は、オランダの生活雑貨店「Blokker」で購入しました。

初め見た時、すごく大きい!と思ったのですが、これよりワンサイズ大きいものも売っていました。
アイロンを置くところが付いているのも嬉しいですね。

オランダの習慣のような本で読んでいて、本当かな?と思っていたのですが、オランダ人のおばちゃんに聞いてみたところ「当たり前でしょ。」でした。
確かに、街を歩いている人たちのTシャツをみているとピタッとしている気がします。(くしゃっとしている人もいなくはないですが。)
アイロンをかけなくてもいい素材が好きで、シャツは形状記憶派だったので、Tシャツにもかけるなんてめんどくさいなと思っていました。
しかし慣れてしまうと、かけないのが気になる・・・
ファストファッションの数百円のTシャツにもアイロンをかけています。
素材によってアイロンをかける温度が異なるので、表示を確認します。
シルクやレーヨン素材の物は、熱に弱いのと、光沢を守るため、「あて布」をしています。
心配な物は、ネットで調べたり、とりあえずあて布をしてアイロンをかけたりしています。
襟元がピシッとしていると、全体が綺麗に見える気がするので、重点的にかけるようにしています。
インナーに着る物は、襟元だけアイロンをかけることもあります。
@shumさんとコメントで盛り上がっていたのですが、「セントジェームス」のロングスリーブTシャツが大好きです。

2枚持っていて、ボーダーは10年以上着ていて、無地の物はお下がりをいただきました。
20年着れると言われているそうで、ハードなドラム式で何度も洗っているのですが、毛玉も付かないし、生地がとても丈夫で大活躍しています。
今回アイロンをかけたパンツは「SELECTED」というデンマークブランドのものです。

シンプルなデザインがお気に入りなのですが、ちょっと大きいのが悩みです。
前にも書いていますが、オランダは世界一身長が高い国です。
女性の平均身長は約170cmで、私の身長は日本人の平均身長の157cmです。
そしてデンマークは世界第2位で、オランダと僅差です。
サイズや体格の違い(足が長い!)があるので、洋服や靴を選ぶのが難しいです。
先ほどの「SELECTED」のパンツも、本当はアンクル丈なのですが、私は1段折って補修したのにも関わらず、フルレングスになってしまいます。悲
今回も動画を作りました。よかったらこちらからご覧くださいませ。
分かりやすく、楽しんでみていただけるように、少しずつ改良しています。
コメントや感想をいただけると有り難いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。










