こんにちは~。
株式会社REGATEの金城です。
本日のコラムテーマは
不動産業界の課題~IT化で変化できる?~
です!
不動産業界ってIT化でどこまで変われるのか?
という点を私が知る限りの技術と不動産業の現場の状況を交えながら書こうと思います。
お読みの方は
「それ、もうできてるよ!」
「それならこの技術の方がいいじゃないか?」
みたいな最先端の嗅覚を持つ方もいることでしょう。
ただ、残念ながら私の周りにはTIリテラシーが高めの人が少ないので、できるだけIT原始人に近い人が読んでもわかるように噛み砕いてみようかと思います。
(私自身もそんなに詳しいわけではないのですが、、、)
この記事が不動産業界の今後を考える人にとって少しでもプラスになればと思います。
今回の記事は単純な私のアウトプットとあの頃はこんなこと考えていたんだな~という忘備録的なものなので間違いとかがあってもスルーしていただければと思いますw
早速ですが今まで私が不動産業界に携わってきたことで見えてきた「問題点(課題)」をITで解決できるものがいくつあるか考えてみました。
実需(住宅)売買をやっているとお客様のお仕事の都合などから土日の契約が多いのが実情です。
契約の際に交付してもらう手付金は基本的には平日に銀行窓口かATMに行ってもらって現金か小切手をご用意いただいています。
キャッシュレスの時代に現金を大量に持ち運ぶリスクや銀行の窓口に行く手間などどうにかならないかと常々考えていました。
A 解決してました
この記事を読んだとき「早く沖縄でも流通してほしい!」と本気で思いました。
リバブル、売買仲介の金銭授受をキャッシュレス化
これから5Gの時代が来ますし、これまでにないような情報が飛び交うようになると思います。
こうなってくると不動産情報の流通化も促進されるものと考えます。
というか今よりも業者とユーザーさんが共有できる情報が溢れるようになるのかな?と思います。
A 不動産情報についてはブロックチェーンの応用で今後革新的に変わっていくと思います。
不動産登記とブロックチェーンの相性がいいことは常々言われていて、すでにさまざまなところで不動産登記のブロックチェーン化が実行されています。
これを応用して登記情報だけでなく売買取引事例、都市計画情報、修繕履歴、近隣の事故事案などもっと多くの情報も織り込めるようになればいいですね。
気になる物件が見つかったときにこれらの情報が一括で手に入れば不動産取引の流通性と安全性が確保されると思います。
そのためのデータベースの構築やそこに登録された情報の正確性をどうやって担保するかとかいくつか課題がありますが・・・
不動産屋さんが一般の人のためにわざわざ正確な情報を提供する気がしないです・・・この問題は長くなるのでまた別の機会に掘り下げます。
不動産の価格を知りたいという方向けに一括査定サービスなどがありますが、どの会社もバラバラの査定価格を出します。
各社の得意エリアや得意な物件によっても査定価格は上下します。
マンションばかりやる業者さんは土地の査定が苦手とか。。。投資物件ばかりやる業者さんは実需の評価が苦手みたいな・・・
A 弊社では不動産のAIによる査定システムを提供しています。
私が実際に取り扱った不動産の売買履歴や近隣事例を統合して土地や地形、立地や需要、道幅などを織り込んでいるシステムです。
「価格がわからずに悩む」という人がいなくなることがこのサービスの目標です。
うちの得意エリアでしかサービスを提供できていませんが、これを真似して大手さんが取り組んで全国展開とかをしてくれたら情報の透明化に寄与するんだろうな〜と考えています。
売買取引一つをとっても
「不動産屋」
「司法書士」
「家屋調査士」
「税理士」
「建築士」
「リフォーム屋さん」
「産業廃棄物屋さん」
など多岐にわたる専門家が携わります。
一般の方だとどこに何を相談すればいいのかさえもちんぷんかんぷんです。
物件調査の際の役所の窓口もあっちにいったりこっちにいったり。。。
どうにか統一して欲しいと本気で思います。
A 過去の膨大な取引事例やトラブル履歴などを網羅したデータベースを構築
チャットボットなどを活用してある一定の事例なら自動で答えてくれるサービスができて欲しいですね。
不動産取引のお悩みで一般的な相続や訴訟、税務相談とかいろんな事例を網羅したデータベースがあるといいな〜と考えています。
とまあ私がぱっと考えただけでもこんなに出てきます。。。
だいぶ偏った情報になっていて私が知らないだけで実際に実用化されているケースも多々あると思いますし、もっと多角的な視点を持つ人はより多くの解決方法を導き出していると思います。
ただ、なんとなく見えてきたのは
基本的にほとんどの問題がテクノロジーで解決できるけど
「不動産業界」がどうするか?変化を受け入れるのか?
そしてその舵取りを誰がやるのか?
という事が問題なのかもしれません。
変化を嫌うガラパゴス状態の不動産業界だからこそ多くのビジネスチャンスが眠っていると思います。
「AIに仕事を取られてしまう、だからIT化は進めたくない」という老害がはびこる不動産業界。。。ダーウィンの有名な言葉で
「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。」
という名言がありますよね。
ポケベルとかみたいに無くなる市場があるように、このままでは変化をしないままでいると
「現行の不動産取引市場」や「ユーザーの動き」が大きく変わることで現行の不動産業界というものが無くなるかもしれませんね。
さすがに不動産業が無くなることはないと思いますが、旧態依然とした不動産屋さんは居なくなることは間違いないと思います。
そんなことを考えていたらいつの間にか老害の仲間入りの年齢に近づいてきました。
できるだけ意識をしながら「変化」についていこうと思います。
冒頭でもお断りしましたがこのコラムは私がインプットした知識の整理作業の一環です。
インプットしてもこうやって文章にすることで頭が整理されるので今後も続けていこうと思います。
このアウトプットの情報が誰かのアイディアやインスピレーションになれば嬉しいですね。
では~