こんにちは。
㈱REGATEの金城です。
今回は少し不動産から離れたお話になりそうです。
「変化のスピードが速いから若者にはついていけない!」
というおじさんやおばさんに注意喚起をする内容です。
みなさんご存知のとおり、ネットの技術が進化して変化のスピード感はとてつもないものになりました。
ネットのインフラ整備が整ううちに掛け算式に便利になって
変化のスピードが加速度的に増しているという感じです。
変化スピードが倍々に増えているんです。
ここで
「私が考えるインターネット革命の本当のすごいところ」
を説明します。
インターネット革命の本当のすごいところはオープンソース化ということに尽きます。
オープンソースとは誰でも無償で使えるコードのことを指します。
そのオープンソースのおかげで
誰でも過去のデータをそのまま使えるし、
手軽にその過去のデータのアップデートが簡単になった
ということなんです。
例えば昔は研究者が一生を研究に捧げて論文を残しました。
その文献を参考にして後輩たちが新しい研究に勤しみます。
ただ、後輩たちはその先人が残した書籍を学習する前に
「その書籍の読み解き方を事前に勉強」
する必要がありました。
新しい研究を始めるには一度先人の考えを落とし込むというステップが必要だったんですね。なので昔の技術者は研究のスタートラインに立つのが40歳を超えるのもザラでした。。。
インターネット革命の真髄はこの先輩が残した実績や研究結果をオープンソースとしてネット上に残すことで、
そのままパッと後輩たちがトレースして
さらに積み上げて改良できるということ。
つまりいきなりスタートラインに立てるようになった
ということです。
少しわかりにくいですね。
もっと身近なものでわかりやすくいうと
最近の子供達のスポーツのレベルって飛躍的に上がったのに気が付きませんか?
小学生なのにC.ロナウドのドリブルを真似していたり、
プロ並みのダンスを踊る小学生くらいの子供たちが動画界隈を賑わしたり。。。
これが先輩のデータ(プロの動き)がそのまま残ってトレースしやすくなったということです。
昔は一流の選手の技術を真似しようとしても
TVの前でVHSのテープに録画したものを用意して、、、
動画を目に焼き付けてから外で練習して。。。
外に出るまでにうろ覚えになってしまい。。。
できたと思ったプレイは全然違う代物。。。と言うのが普通でした。
今ではどこでも世界トップクラスの選手のプレイを再生できるし、スマホで何度もリプレイできて何度も目で見ながら真似できるようになりました。
当たり前ですがコーチの口伝達で伝わる技術よりも、直接トッププロの動画を見た方が子供達の認識力は向上するし、技術の成長スピードは上がるんです。
トッププロの動きをオープンソースで残すことで子供たちの技術の進化が進んだということですね。
これがオープンソースのすごいところです。
スポーツの分野だけでなく、ビジネスや学習、化学や音楽、芸術の世界でも同じような変革が起きています。
この先人の動きや考えなどのシステムがオープンソース化され、誰でも気軽に改良を加えることができるようになったのがインターネット革命です。
オープンソースによるインターネット革命の概略が伝わりましたかね?
今の子供達が大人になると今よりも改良されてアップデートされた実績が
さらにその子供達や孫たちに受け継がれていきます。
こうやってアップデートの頻度が上がるたびに技術が躍進して、掛け算式に進化するスピードが加速しているんです。
これは将来の話ではなくて今現実に起きている変化のスピードの話です。
爆発的な進化と変化を遂げる時代がやってきたということはご理解いただけましたか?
10年ひと昔と言われていたのが、先月ひと昔くらいになったんだと思います。
データのアップデートが掛け算式にスピードアップしていることが伝わったところで次のお題。
今までの20年間って
「知っている人」と「気が付いた人」が追いつけた時代でした。
「知らない人」はいまだにInternet Explorerを開いてYahooをホーム画面にしてます。
※これ、少しITのこと知っている人からするとかなり重症なんです。。。
でもこれからは
「知らないので置いていかれちゃった」では済まない世界が待っています。
これからは加速度的に情報量が増えるし、
これからの子供たちはその加速度が当たり前になった状態で社会人になってきます。
でも不動産業界を見てみると
「置いてかれっちゃったことを危惧しないおじさんばかり」
なんですね。
不動産って人の感情が入り組むのでアナログの仕事が消えることはない世界だと思います。
人と人の対面でしか解消できない問題がたくさんあるので
AIや5Gとかのテクノロジーだけで解決できる時代が来ることは今の所まだなさそうです。
だから
「不動産は地道に地に足をつけて泥を啜るんだ!
ITやらテクノロジーやらにはまだ取って代わられる業界ではない!」
という考えも大事ですし、その考えには賛同します。
でもですよ。
次のことを知ったらゾッとしませんか?
大手のテクノロジー企業はアナログを飲み込みに来ているらしいんです。
GAFAって聞いたことありますよね?
ITの先進企業で世界の覇権を取っている大企業です。
今や身の回りのもののほとんどは彼らの商品に網羅されています。
テクノロジーの力で世界中の個人情報を収集して莫大な力を備えた彼らが
その大きな力をもって
「アナログの世界を取りに来る」
とのこと。。。
しかも2025年にはそのプランが完結して、さらなる次のステップに進もうとしているみたいです。。。
もう2021年は終わります。
後4年で世界はまた大きく変わるらしいんですね。
ITやAIなど横文字を嫌ってアナログで優位を守ってきたおじさん世代の皆さん。。。
世界企業のGAFAがアナログを本気で攻めてきたときに
「コンピューターは苦手でさ~」
って言ってられますか?
あなたが守ってきたアナログもすぐに奪われちゃうかもしれないんですよ?
もっと酷なことを言うと
今まではテクノロジーの学習を毛嫌いして蔑ろにしてきても守れた業界ですが、
今度の攻撃は
「竹槍を持って門番をしていても事足りていたのに
いきなりステルス戦闘機のミサイルにやられる」
くらいの破壊力かもしれません。
怖いですねw
いや、力が開きすぎて怖くもないか・・・
目まぐるしく変化をする時代。
変化のスピードは圧倒的に早くなっていきます。
これから。。。
不動産業界の伝家の宝刀
「アナログ」
までもGAFAに狙われています。
いや、GAFAまでもを飲み込む企業があと数年で出てくることも考えられます。
ITに対する苦手意識で目を逸らしても逃げ切れません。
今更プログラミングを勉強したり、
ITの内容を勉強したとしてもたかが知れています。
そもそも今までITの学習さえもしていないおじさんが竹槍を集めたところでステルス戦闘機には勝てません。
今40歳くらいのビジネスマンで
「ITは苦手だけど私が引退する60になるまではどうにかなるだろ」
と逃げ切り戦略を立てている方は多いはず。
ところがこの変化の大波のスピードはあと5年もあなたを待っていてはくれないはず。。。もう大波ではなく津波です。。。
逃げ切るよりは変化に乗っていく準備が必要なんです。
そのヒントとして
個人の営業マンが培った顧客からの信用力はITには真似できません。
顔見知りから紹介されるという安心感はITには真似できません。
つまり
「人との繋がり(信用)は奪われにくい」
と言うことは今のところの正解だと思います。
「アナログの研磨(信用力)×新しい変化の取り入れ」
これを意識してみるだけでも置いていかれる確率は減りそうです。
あと、
「俺が若い時はこんなに苦労した」
「若い時はこれをやらないとダメだ」
と言って何も考えずに昔ながらのルーティンを繰り返すのではなく
「俺がここまで積み上げて改良したからあとはよろしくな」
くらいの考え方も必要になってきています。
昔の苦労をわざわざ時間を使ってトレースさせるんじゃなくて
今まで培ってきたノウハウや信用を若い世代に引き継ぐことも大事なことなんだとお考えください。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
こんな感じで頭の中が先走ったり、妄想ばかりが暴走している私・・・
今もどこに向かって頭の中が動いているか自分でも把握できていませんwww
時代と違う方向に走ってしまっていたら優しく現実世界に呼び戻してくださいw
私は次の変化を見据えながら目の前の積み重ねを怠らないように生きています。
私が何を狙っているのか?何を考えているのか?
このコラムを読んでくれていればいつかは繋がるはずなので
今後とも応援よろしくお願いします。
では~