前回の記事でクリスペ初心者がゴールドカードを2枚買った話をした。
このプレイ期間で貯められたのは700SPL。
こんな端金じゃゴールドカードは手に入らない。
そこでETHの買い増しをしてSPLを買った際の手順や、費やした金額を記しておく。
ゴールドカードは2000SPLの固定価格で販売されている。
SPLはETHで買うことができる。レートは1000SPL=0.01ETH固定。
今回はゴールドカードを2枚買うつもりだから4000SPL必要。
0.04ETHは既に保有しているが、後述するGAS代が必要となるためETHの買い増しを決意。
基本的にはお勧めしない。月間ミッションでSPLを貯めて、1000SPL貯まったPrime+に加入する無課金ムーブで十分だと思う。
どうしても欲しいカードがある場合に検討しよう。
たまに「ETH高騰してるからSPL買わない方が良い」と言っている人がいるが、それは誤解。
そもそも今のETHが高いか安いか分かるなら、そのスキルだけで億万長者になれる。
この一年だけ見ても価格は3~4倍の変化を見せている。元々は1個0円だったデジタルトークンが今では10万〜50万で取引されているのだから、どこが適正価格かなんて誰にも分からない。チャートじゃなくて自分の財布と相談して決めよう。
「今はGAS代が高い」という話であれば、それはそう。GAS代を抑えるための合意レイヤーという仕組みがイーサリアムで開発中のため、相対的に見れば未来より現在の方が高いはず。
ただ、悲観する程GAS代は高くないと思っている。今回SPLを購入した際に発生したGAS代の実績値は0.0028ETH(1ETH30万円換算で840円)だった。決済手数料として考えると確かに高額だが、払えない金額ではないはず。
公式Discordでも、ちょいちょいGAS代に関する問い合わせを観測するため、ザッと説明しておく(そんな問い合わせに運営リソースを使ってほしくない)
※ 私自身もまだ勉強中の身です。語弊や誤解があればコメ欄で教えて頂けると助かります!!
イーサリアム上で行われる取引は、世界の誰かがその取引を承認して成立する。その際に発生する手数料をGAS代と呼び、GAS代は承認した人の手元に行く(厳密には全額ではなく、一部はイーサリアム自身がバーン:通貨情報を削除したりする)
この承認作業をマイニング(採掘)と呼ぶ。
このマイニングという作業、仕事はPCに任せて無料でETHを貰ってるように見えるがマイニング作業には膨大な量の計算を行う必要があるため多額の電気代が発生する。少なくとも、日本でマイニングをやっても貰えるETHより電気代の方が何倍も高くなる。
そこでマイニングする人にはどの取引を処理するか選ぶ権利が与えられている。ようは、高いGAS代を提示している取引から優先して処理することが出来る。
何が言いたいかというと、GAS代は自分で決められる。
安い手数料の取引しかなかったらマイニングする人は「仕方ないからこの取引を承認するか」となるし、取引する人が「私の取引を優先して処理して!」と思うならGAS代を高く設定すればいい。
GAS代はウォレットが自動で設定してくれるが、相場から大きく外れている場合も多い。その場合は自分で設定した方が節約できる。
クリスペAppの画面で説明すると、送金時に「>詳細を表示」から下記画面を開ける。
GASリミット:何回「承認して!」とお願いするか
GASプライス:1回の「承認して!」で提示する金額、GweiはETHの単位で1Gwei=0.000000001 ETH
この二つをスライドさせると「金額」の下に出てる数字が上下するはず。これがGAS代の最大値。取引額に上乗せして、GAS代の最大値をウォレットに用意しておく必要がある(最悪、最大値までGAS代が必要になる場合もあるため)
GASプライスを低く設定してGASリミットをMAXに設定すると、ずっと「承認して!」と言い続けるが誰も承認してくれず、取引が失敗する。
逆にGASプライスを高く設定すればすぐ承認される可能性が高く、GASリミットを低く設定してもある程度は問題ない。
GAS代の相場感は「ETH Gas Station」というサイトがリアルタイムで表示してくれる。
上記の状態だと、STANDARDに書かれてる 88 (Gwei) をGASプライスに設定して取引を実行すれば、概ね5分以内に承認されるだろう、という見方。
そして大事なポイント。
「承認して!」とリクエストする度にGASプライスは自動で消耗する。
ケチってGASプライスを低く設定すると、取引は成立せずGAS代は全額没収という目も当てられない状況になる。
どうしてもGAS代を用意できない場合はGASプライスやGASリミットを低く設定してチャレンジすることも出来るが、取引失敗のリスクと天秤にかけて自己判断するしかない。
また、少額のGAS代を設定した場合、「トランザクション詰まり」という事象が発生する可能性も出てくる。基本的に取引は順次処理されるため、1つの取引が延々と処理され続けると後続の取引は行えない状態になる。この事象にはまだ遭遇したことないので、もし発生したら下記URLを参考にされたい。
まとめると、
・GAS代は自分で設定する取引手数料
・高額に設定するほど、安全かつ高速に取引が承認される
・GAS代の最大値を用意する必要がある
・でも基本的には全額使われるわけじゃない
という事で、0.04ETHで4000SPL買おうと思ったらGAS代が足りないので買い増しを行う。
今回はbitFlyerで購入する。
既に開設済みだったから、入金してETH買ってウォレットに転送するだけ。
もしbitFlyer未開設の読者がいたら、上記URLから開設すると¥1,000分のビットコイン貰えますよ😘
「お勧めの取引所はここだ!」みたいなアフィブログをよく見るけど「とりあえず手当たり次第開設しときゃええやん」と思う。
今回は販売所で買う。相場より少し高いけど手っ取り早くETHが欲しい。
購入価格を参考に必要金額を計算して入金する。
GAS代のことを考えると 2000SPL×2回 購入するより、5000SPLを買いたい。1000SPL余るならそれでPrime+にも入れるし。
0.05ETH必要で、手持ち: 0.04ETH。
足りないのは0.01ETHだが、GAS代として0.03ETH確保したい。
更に、bitFlyerからウォレットへ転送する際に0.005ETHが手数料として必要になる。
合計して購入したい金額は0.045ETH。
暗号資産市場の波は荒いから、入金する際は必要額より少し多めに入金した方が振込手数料が無駄にならずに済む。
で、購入したのがこちら。
「価格」は1ETHの金額。
実際の購入金額は327,064円 × 0.045ETH → 約15,000円 となる。
これをウォレットに転送。
左メニューの「入金」→「イーサリアム」→「送付」で自分のウォレットアドレスを登録する。
送付が完了して暫くすると、自分のウォレットにETHが入金されてる。
これで準備は完了。
単位がETHとかSPLだと金銭感覚が働きにくいので日本円換算してみる。
今回の取引レコードがこちら。
ETH/JPY のレートは ETHを買い増しした際の ¥327,064/ETH で計算する。
SPL購入費は 0.05 + 0.002880670419ETH。
小数点がキモいので合計して約 0.0529ETH。
¥327,064 × 0.0529ETH = ¥17,301が5000SPLの購入費。
ウシャの金額は2000SPL。
2/5して ¥6,920 × 2枚 = ¥13,840 がウシャ2枚のお値段。
ただbitFlyerのウォレット転送代が 0.005ETH かかってるので厳密には微増する。
あとはGAS代として確保していたのが 0.03ETH程。
上記レートに照らすと¥9,811分。これはウォレットに残額が残っている。
ETHの相場に大きく左右されるが、上記レートのタイミングだと¥25,000分ぐらいのETHを用意できれば¥15,000でゴールドカード2枚が買えるって感じかな。