仮想通貨の世界では直感でトレードをするよりチャートパターンでトレードした方がはるかに高い利益率を上げられることがある。
実際、トレーダーはチャートのパターンから現在のトレンドの強さを認識して買いで入るか、または現在のポジションをクローズするかを決める。単純にチャートパータンでトレンドの方向を、100%ではないが知ることができる。
その上、チャート上のブレイクが偽物ではないと判断するために特定のチャートパータンを認識して価格の調整などに巻き込まれるのを回避する方法などがある。しかしながら、そのチャーパターンは相場の種類や時間軸によって異なるので覚悟を決めて勉強する必要がある。
そのような様々なチャートパターンを実際の相場で見つけられれば偽物のトレンドの形に騙されることなくトレードの質が向上する。
チャートパターンの理解を手助けするため、下記に3つのチャートパターンを紹介する。
●三尊型(ヘッド・アンド・ショルダー)
三尊天井と言えば弱気のサインで知られる、つまり直近の強気相場のトレンドが頭を打ち弱気に相場に転換するサインである。
判断の仕方だが、最も価格が高い状態が頭に(ヘッド)になり、強気の左肩が(ショルダー)、また頭を打った後の右肩が弱気の肩になり三尊天井が形成される。またこの両肩の根元から水平線のトレンドラインを引くことが可能で、そのサポートを割れれば明らかなブレイクダウンとなりにその三尊が起点となり弱気相場に転換したことになり、相場が弱気に勢いずく。
この三尊天井は、日足や4時足で確認できると強いと言える。単純に時間軸が長いほどその信頼性も増す。
●カップ・アンド・ハンドル
カップ・アンド・ハンドルは強気相場の継続を意味するチャートパターンである。このチャートパターンと判断するにはカップの高さ(価格)が同じでなければならない。
ハンドルのところで強気相場と判断し、この状態でトレンドは転換して価格は強気に転じると判断する。このチャートパターンは継続の時と転換の時に出現する。
このカップ・アンド・ハンドルのパターンはまれで、日足で判断するのがベストである。それより短い時間軸だと偽物のサインの可能性があり信頼性に欠ける。
●ダブルトップ
ダブルトップのチャートパターンと言えば最も有名なチャートパターン一つだ。
このパターンは、チャート上の価格が特定の抵抗帯を試し失敗、その後に同じレベルの抵抗帯を超えることに失敗した場合に形成される。その後は下落局面を迎える。
このパターンだが大概の場合で現在の長期トレンドの転換を意図する。
ダブルトップはほとんどの時間軸で使用が可能だ、しかしながら8時間足や日足、週足がお勧めである。
●結論
覚えておいてほしいのは、チャートパータンは他のテクニカル指標と併用して使うのが良い。
このようなチャートは複雑でマスターするにもかなり時間がかかるために熱心に勉強する必要がある。しつこいようだが、チャートは他のツールであるストキャスティクス(オシレーター系)などと同時並行で使うことで効果が増すという事を覚えておいてほしい。