テクニカルチャートからは、ビットコイン(BTC)の抵抗線が切りあがっているのがわかる。
執筆時ビットコインは1BTC=6430ドルでビットフィネックスで取引されている。8月14日の安値の5859ドルから9%高の状況だ。
しかし、ビットコインは直近の72時間で6500ドルレベルを上抜ける事に3回失敗している。このレベルは心理的に重要なラインであるためにこの失敗で投資家の強気相場の思惑は減退しつつある。
一方で、この考え方をサポートできるだけの確かな根拠もないのかもしれない。直近の24時間だけを見ればチャートでわかるとおりに相場は強気だ。そのために7000ドルレベルの抵抗線も狙える状況だ。
●4時間足で上抜けを確認
18日の早朝に抵抗線を上回る事に成功した。結果的に4時間足レベルでの強気相場を確認した。それと同時に7月25日高値である8507ドルから続いた弱気相場が終わった。
さらに詳しく見てみるとチャートが22日から上抜けしている事がわかる。従って、相場は強気相場へと一定のハードルを越えた状況だ。
BTCは50日移動平均線を上抜ける事にも成功した、そのためさらに長期の100日線をトライできる状態にある。
●1時間足チャート:RSIで強気の上抜け
RSIで上抜けが発生した。強気の相場が継続するパターンでビットコインの買いにつながる可能性がある。逆三尊の抵抗線を抜けて強気相場となった。
そして、そのまま上昇すれば次のレベルである7500ドルが見えてくる。
●日足:短期で見る移動平均線は強気
5日の移動平均線が強気に推移しており10日線を越えかかっている(ゴールデンクロス)。つまりの短期の強気相場の下地が完成しかかっているようだ。
●見解
ビットコインは逆三尊の抵抗線である6715ドルをとらえにかかっている最中である。もしそれが成功すれば、弱気から強気相場への転換となり、7000ドルを目指すことになる。
しかし、仮に三尊型の肩の部分6213ドル台を下抜ければ、総じて弱気相場に転換すると見るのが妥当だろう。