培養肉(クリーンミート)はいずれ世界の肉食産業を支えると言われている。
何故、食肉業界が培養肉で騒いでいるのかは明白だ。実は2050年までに肉の消費量は現在の2倍に増えるとの予報を国際連合食糧農業機関(FAO)が発表したからだ。
これを聞いた方はそもそも培養肉なんて食べれるのか?といった疑問に悩まされていると思う。それについてはのちに解説する。
培養肉(クリーンミート)が参入する食肉業界は2001~2014年の間で需要が格段に増えているが、実は生産量も増えている。
各肉の生産比率は以下の通りに向上している
牛肉:15% UP
豚肉:34% UP
鶏肉:71% UP
現在、培養肉(クリーンミート)業界でトップを走るのは「メンフィス・ミーツ」である。彼らの目標はより健康的で、人道的で、環境に優しい食べ物をつくるという事にある。しかし、創業者のジョシュ・テトリックCEOはある一つの問題に直面した。それは消費者は食べ慣れたものを好むのというものだった。彼は「植物性の代替肉の大きな壁は文化だ。私の家族は、ウォルマートに行って『植物性ハンバーガー』を買うことはないだろう」と主張する。
これから培養肉市場を生きて行くためには『規模の経済』と『生産量』を向上されるのが当分の問題になるだろう。最近はDNA塩基配列解析が短時間で処理出来るようになり、タンパク質を生成する細胞の生産にかかるコストも以前より大幅に削減された。しかし、依然としてPRに悩むことも多いそう。
培養肉がスーパーの棚に並ぶ日は来る。
皆さんはこれについてどうお考えですか?
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