自分がまだ冠婚葬祭の営業の仕事をしていた時
たまたま飲み屋で、ある音楽関係の
営業部長とお会いしました。
その方とは何度か一緒に飲む事があったのですが
ある日その方がカバンから一枚の紙を出して
自分に渡してきました。
「一流の営業マンになりたかったら、これを読んでごらん」
そこには何行か心得的な事が書かれていました。
最初の一流営業マンの心得が。
その紙は今でも大事に取っており
最初は意味が分からなかった事が
その後の経験で理解できるようになりました。
経験と理解を踏まえて、少しずつ説明していきたいと
思います。
社内、社外問わず、自分の隙を見せてはいけない
という事です。
仕事をしている8時間の間は
隙を見せないようにしましょう。
これは社外の隙と社内の隙では質が違います。
社外の質は自分の評価を上げる事に直結する
「攻め」の意味合いがあります。
顧客に対して、付き合いが長くなると
馴れ合いに近い状態になりますが
隙を見せてミスをしてしまった場合
そのミスが、時として培ってきた関係を
壊してしまう事になってしまいます。
これはゴルフのスコアにも近いものがあります。
ゴルフのスコアは正直頑張っても1ホール1打か2打
くらいしか伸ばせません。
その積み重ねしかないです。
しかし崩れる時はあっという間。
1ホールで10オーバーしてしまう事さえあります。
だからゴルフは「上がってなんぼ」
18番ホールのカップに入れるまで、
気持ち、心の隙を作ってはいけません。
常に攻める為(評価を上げる為)に
隙を見せてはいけないのです。
そして社内で隙を見せてはいけないのは
まさに「揚げ足を取られる事」です。
自分は性善説で人を見てしまう事が多勝ったのですが
悲しいかな、世の中の会社の大半に
人を蹴落として、のし上がろうとする人達がいます。
飲み会で酔っ払って何げに言った事で
それを別の人が社長にチクり、結果左遷された人を
知っています。
なので社内で隙を見せない事は「守り」の姿勢です。
当たり障りなく仕事をしろ、と言っているのではありません。
案外シンプルに
・遅刻をしない
・報連相を徹底する
・議事録は必ず自分用で取る
・良くない上司と話す時はコッソリ録音しておく
・プレゼンの準備は一日前倒しで行う
などなど…。
外も中も「隙を見せない事」は沢山あります。
ただこの「隙を見せるな」は自分の心の弱さに
つけ込んできます。
「まぁ良いか」
というそのまぁ良いか、に反応してきます。
なので、自分の中で「まぁ良いか」と思う所があったら
その時に気づくようにして
「あかん!今甘かったわ!」
とすぐに反省して、対処しましょう。
(続く…)