普通の就活生にはプラスα的な内容なのでとりあえず就活してる系の人は飛ばしてもらって大丈夫です。
この記事は証券に内定した人、証券かなり目指してる人向けかも。
本題。
私が証券から転職して数年経つ中で証券の成果報酬度合いが下がってきたかなと感じています。
原因は色々ありますが、おそらく
・金融庁からの監視も年々強まってきて高い手数料を運用商品から取ることができない
・広義のIT企業たちも金融に数多進出してくる中で高収益のリテール営業という前提が崩れつつある
・日本でいう証券リテールは米国ではほぼ無く、IFAに集約され、証券のホールセール業務が投資銀行として生き残っている状態なので、そもそも大きな流れとして証券リテールのスーパー営業マンが不要になっていく
あたりかなと思っています。(今も証券に残っている人達の話を毎年何人も聞くので)
そして証券サイドの変化だけでなく、学生サイドの変化としても「やったらやった分だけ評価してほしい、成果報酬がいい」という就活期の私みたいな発言をしていた人材はさくっと自分で起業する確率も高まってそうですね。
営業、マーケ、PJ管理、経理、資金調達など事業に必要なツールが低コストで契約・学習できるように変化したし、起業家がSNSで発信するケースも急増して起業が身近になったことが要因でしょうね。
となると証券志望者群の野心家比率が下がるので、某大手証券などもそうですがスーパー営業マンの卵を集めるというよりもチームとして均一部隊を作り上げるための歯車になれる営業マンを重視して採用する方向になってくる。
ということで割とサラリーマンっぽい人が今の大手証券には内定する変化が起きているんだなあと思いました。
ちなみに大手証券に内定するかどうかは僕はどうでもいいと思ってます。
大手内定しなかった学生さんの起業アイデアの壁打ちとかも全然聞くし(内容次第だから5分で終わることもあるけど)、やっぱ僕にOB訪問してくれる人は大手内定してても内定者の中で異質な存在になってる人が多いです。
「俺こそは変なやつだぜ、面白いぜ」という人のOB訪問を今年も待ってます。