■この記事の要点
・何かスタートしたばかりの人が目標に向かうための自己啓発 あるいは
何かスタートしたいがどうすればいいかわからない人が知るべき知識4点。
・考え方(マインドセット)
・自信 (自己効力感)
・貢献 (何によって人に覚えられたいか)
・企図 (計画された偶発性)
・それを補強するロジックを各知識に補足、計9点。
・先輩のメッセージ、ビジネスリーダーのインタビュー等を読み解くための教養
前半は、考え方、どこを見て進むか、など自分の内側ですること
後半は、目標設定+どう行動するかというアウトプット寄りの話に移っていきます。
先日、またまた社内の教育プログラムを受けてきました。
今回は若年社員向けに開催された、今流行のWEBセミナーです。
タイトルは・・・
なんかよくわからん・・・
どうやら、人事コンサルが現場で使うキャリア開発理論の
若年層むけパートをこういうタイトルで編集したもののようです。
すでに若年とは呼べない私ですが、基本と初心は大事。
挑戦してみようじゃありませんか。
・環境に育てられる段階をある程度体験すると成長が停滞する。
・停滞の原因は環境のなれ、忙しさにかまける、理想の姿や目標を忘れる「言われればやるマン」化
・そこからは能動的に成長する必要がある。自覚、意識、行動が必要。
・自分を活かしながら周囲の期待に応えると、その先の成長が見える。
とのこと。
後半に行くほど、もやっとしてきました。もやっとしたものをこれから論理的に解きほぐしていきましょう。
ちなみにこの曲線、企業の成長曲線に似ていると思いませんか?
「企業は人なり」
(松下幸之助)を思い出しました。
右図だと成長が停滞すると衰退してますね。と、言うことは
ビジネスパーソンの成長の停滞=社会の役割としての衰退
ともいえるのかもしれませんね。
うむ、すべからくビジネスパーソンは日々成長すべし!
ということでしょうか。
京セラ名誉会長 稲盛和男氏の言葉です。曰く、
能力と情熱は0~100、考え方はー100~+100だ。
これを掛け算すると「考え方」次第で全体がマイナスになってしまう。
成果を出すためには正しい考え方で、能力と情熱を育むことが大切。
●正しい考え とは
周囲の期待、自分の出来ること、足りないこと を考え、目標を設定し
行動に移す考え方。そうすることで正しい一歩目を踏み出せる。
独りよがりや自分さえよければ は、間違えた行動を起こし、その後の
行動や能力開発、発揮する能力や未来の選択を誤らせる。
とのこと、個人的にはあんまりしっくりきませんでしたが
似たところで好きなのは
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。 byマザー・テレサ
もっと言うとオードリーの
美しい瞳が欲しいなら、人の良いところを探しなさい。
美しい唇が欲しいなら、美しい言葉だけを話しなさい。
が上品かつチャーミングで好きです。
そしてこれらを使って
■自分に期待されているものは?
誰から
何を
なぜ
■期待に応えるために
今使えるもの
今足りないもの
を書き出して、俯瞰。頭を整理しましょう。
理想と現実のギャップ、意識できそうですか?
●自己効力感とは
アルバード・バンデューラ (心理学者)曰く
「あることが自分の経験や能力でうまくできそうだと思える感覚
自分が直面している課題を克服できるだろうという期待や自信」で
これが高いと困難な課題に向き合うとき
・適切な問題解決行動に積極的になれる
・困難な状況でもあきらめず対処できる
・適切なストレス対処行動ができる
・根拠が見出せなくても「自分はできる」と行動しながら根拠が見つけられる
とのこと。
最近よく聞く 自己肯定感 と似ていますが、その違いは
効力感は 自分の力で困難を克服できるという自信 で
肯定感は 自分を評価し肯定できる感情。
俺はできる子 - 俺ならできる という感じ?
肯定感で前を向きながら効力感を胸に挑む感じでしょうか。
なるほど、
成長でぶつかる壁をぶち壊すために必要そうなマインドです。
●育てるためには
できると思えることを増やす。その機会、場面を自分で作る。具体的には3つ。
1、成功体験を積む(スモールステップ)
目標に向けての計画を細分化してこつこつ積み上げる。
ドラクエではじめはスライム倒すところから冒険が始まるイメージでしょうか?
2、代理体験(モデリング)で成功モデルを知る
上手くいっている人/事を観察し、いいところを取り入れる。あこがれや動機で 目標を探すよりも、頑張れば手が届きそうなところで探すのが現実感があり、自分事で考えられて目標として適切。
3、信頼する人から言葉をもらう(スーパービジョン)
上司や先輩、指導者から継続的に教育・訓練を受け成長する。フィードバック、メンターやコーチの存在が必要、ということでしょうか?
なんだか、いつのまにか目標とプロセスの設定の話になってきましたが・・・
なんだか、就活みたいな内容になってきました。どよーん。
過去 現在 未来 の視点で
■自信
どうやって自信をつけてきたか
何に自信を持てているか
何に自信が持てるようになりたいか
■モデリングの対象
何を、誰をモデリング したのか→しているか→したいか
■スーパービジョン
誰から評価を受けてきたか→受けているか→受けたいか
いかがでしたか?
自己分析→正しいロジックで目標までの道のりを設定
まわりと関わりながら少しずつ成功体験を積んでいくことが
自信をつけるための正規ルートです。ということがいえるのかな?
ここまでで前半終了です。