クリプト

仮想通貨を取引所に預けておくと危ない?ウォレットとは?

masato's icon'
  • masato
  • 2018/05/26 05:50
Content image

今年以降、仮想通貨に関連する事業にさまざまな企業が参入してきます。メルカリ、楽天、LINE、ヤフー、エイベックス、SBI、マネーフォワードなどがそうですね。

昨年のビットコイン暴騰により、はじめて仮想通貨を買ってみたという人も多いと思いますが、今年は相次ぐ企業の参入によってまたたくさんの人が仮想通貨に触れることになるでしょう。


そこで、仮想通貨を購入するうえの注意点について改めて紹介しようと思います。

Content image

そもそもウォレットって何?

仮想通貨を利用するうえで必ず必要になる、「保管する場所」のことです。

主に以下の4つに大別できます。

1. 取引所
2.ウェブ(オンライン)ウォレット
3.ソフトウェアウォレット
4.ハードウェアウォレット


1.取引所のウォレットとは

初心者にとってこれが一番簡単で使いやすいです。

例えば、国内で仮想通貨を購入する場合の代表例として、Zaifやビットフライヤー、コインチェック、ビットバンクなどがありますが、ここで口座開設して仮想通貨を購入すると自動的にウォレットに入ります。

ユーザー自身が操作して「仮想通貨をウォレットに入れる」という操作は必要ありません。とても簡単ですね。


取引所はリスクがある

ただし、取引所には倒産リスクやハッキングリスクがあります。

国内の大手取引所であれば倒産リスクは心配しなくていいかもしれませんが、ハッキングリスクは常にあると考えておいたほうがいいです。コインチェックで起きたような流出事件はまたいつ起こるかわかりません。

Content image

2.ウェブ(オンライン)ウォレットとは

インターネット上に保管できるウォレットのことで、GmailやAppleサービス、楽天のように、ID/パスワードを入力して利用するタイプのものです。

一般的には、取引所よりもウェブウォレットのほうが安全だと言われています。


具体的には、「Blockchain.info(ビットコイン)」や「Coinbase」、「MyEtherWallet.com(ETH&ERC20トークン)」などがあります。

いずれもメールアドレスとID、パスワードの設定だけで簡単にウォレットを作成できます。


ウェブ(オンライン)ウォレットもリスクがある

取引所よりも安全に仮想通貨を管理できるとはいえ、ウェブウォレットにもリスクがあります。

悪質なウォレットだと、預けた仮想通貨がそのままパクられてしまうのです。特にフィッシング詐欺だと、安全だと思っていたウェブウォレットが実はそっくりに作られた偽モノだったということもありえますので、URLが正式なのもなのかチェックしましょう。

Content image

3.ソフトウェアウォレットとは

ソフトウェアウォレットは、「デスクトップウォレット」と「モバイルウォレット」の2種類があります。


デスクトップウォレットは、自分のパソコンに専用ソフトをインストールして使うものです。この場合、ID/パスワード(秘密鍵)を第三者に送らないため、安全に仮想通貨を管理できます。

パソコンがハッキングされたりウイルスを仕込まれたりしない限り、盗まれることはありません。ただし、家族で共有しているパソコンや、日常的に外に持ち出して使うようなパソコンは避けたほうがいいです。

家族の誰かが怪しいサイトにアクセスしてウイルス感染したり、外に持ち出して故障でもしたら大変です……。


デスクトップウォレットを使う場合は、「Electrum(ビットコイン)」や「Copay(ビットコイン、ビットコインキャッシュ)」などがあり、中にはモバイルウォレットに対応するものもあります。

Content image

モバイルウォレットとは

最近は、iPhoneやAndroid端末などのスマホアプリで使えるウォレットが増えてきました。

例えば、「Ginco」や「Copay」、「Bread Wallet」などがあります。これまでのモバイルウォレットと比べてかなり使いやすくなっているので、少額なら十分安全に使えると思います。


4.ハードウェアウォレットとは

ネットから切り離した状態で仮想通貨を管理できるものです。

仮想通貨を保管するには専用の端末が必要で、これまで紹介してきたウォレットの中では一番、安全な手段だとされています。

ハードウェアウォレットは、この端末に電子的に秘密鍵を保存するわけですが、保管時はネットから切り離されているため、ハッキングリスクがありません。

ちなみに、もしも端末が紛失・故障しても、パスフレーズを残しておけば復元できますよ。

Content image

高セキュリティだが、デメリットもある

ハードウェアウォレットのデメリットとしては、

・端末の値段が高い(1万円〜2万円)
・対応していない通貨が多い
・盗難、紛失のリスクがある

まぁ現金を入れる財布も数万円とか普通にあるので、それと同じだと思えばいいですかね(笑)。ただ、対応していない通貨の場合は、ウェブウォレットかソフトウェアウォレットを使うことになります。

当然、物理的に端末を持つことになるので、すぐに物を無くすような人はやめたほうがいいかも……。


まとめ

主に大量の仮想通貨を持っていて、ハッキングなどでなくなったら人生オワリという人は、ハードウェアウォレットを使いましょう。管理が面倒ではありますが、一番安全であることは間違いありません。


それ以外で少額の仮想通貨を持っている人は、初心者なら取引所に預けておき、ある程度貯まってきたらウェブウォレットやデスクトップ・モバイルウォレットに移すのが得策です。


とにかく、仮想通貨の管理には「自己責任」だということを忘れずに、秘密鍵やパスフレーズなど、ウォレットにアクセスするための情報は絶対紛失しないよう、厳重に管理してください。

ただ、これからもっと使いやすくて安全なサービスが出てくるはずなので、それほど卑屈になることもないでしょう。それぞれメリット・デメリットをよく理解して使うことが重要です。


ウォレットについて参考になりましたら「いいね」よろしくお願いします!


【過去記事一覧】→https://alis.to/users/masa2ss

↓↓↓Twitterはこちら↓↓↓


公開日:2018/05/26
獲得ALIS:17.80
masato's icon'
  • masato
  • @masa2ss
IT/ガジェットとお寿司とラーメンが好き。いつも新しいものを追いかけています。Twitter:https://twitter.com/Masa_ss

投稿者の人気記事
コメントする
コメントする
こちらもおすすめ!
Eye catch
クリプト

Eth2.0のステークによるDeFiへの影響を考える。

Like token Tip token
44.10 ALIS
Eye catch
クリプト

17万円のPCでTwitterやってるのはもったいないのでETHマイニングを始めた話

Like token Tip token
46.60 ALIS
Eye catch
クリプト

Uniswap(ユニスワップ)で$ALISのイールドファーミング(流動性提供)してみた

Like token Tip token
59.99 ALIS
Eye catch
クリプト

約2年間ブロックチェ-ンゲームをして

Like token Tip token
61.20 ALIS
Eye catch
クリプト

【DeFi】複利でトークンを運用してくれるサイト

Like token Tip token
54.01 ALIS
Eye catch
クリプト

Bitcoin史 〜0.00076ドルから6万ドルへの歩み〜

Like token Tip token
947.13 ALIS
Eye catch
クリプト

UNISWAPでALISをETHに交換してみた

Like token Tip token
40.40 ALIS
Eye catch
クリプト

バイナンスの信用取引(マージン取引)を徹底解説~アカウントの開設方法から証拠金計算例まで~

Like token Tip token
3.50 ALIS
Eye catch
クリプト

【第8回】あの仮想通貨はいま「テレグラム-TON/Gram」

Like token Tip token
69.90 ALIS
Eye catch
クリプト

クリプトスペルズで入手したMCHCを引き出す方法

Like token Tip token
196.20 ALIS
Eye catch
クリプト

【初心者向け】$MCHCの基本情報と獲得方法

Like token Tip token
32.32 ALIS
Eye catch
クリプト

NFT解体新書・デジタルデータをNFTで販売するときのすべて【実証実験・共有レポート】

Like token Tip token
121.79 ALIS