こんにちは、masatoです!
以前にベストセラー「お金2.0」の著者 佐藤航陽氏が発表したプロジェクト「EXA」について紹介しましたが、先日公開されたインタビュー記事がおもしろかったので改めてEXAについて解説しておこうと思います。
衛生データとブロックチェーンを活用して、仮想空間にもうひとつの「地球」を作る壮大なプロジェクトです。
具体的には、
【1】人工衛星から取得できる地理座標系データをブロックチェーンに記録していき、仮想空間上にもうひとつの「地球」を作り出す。
【2】現実世界の石油や天然資源と同様に、仮想地球の参加者は位置情報と連動したトークンを発掘できる。
【3】仮想地球の参加者はトークンを発掘できると同時に、自分が保有するトークンを地球の特定の地理座標に埋めることも可能。
【4】仮想地球は誰でも無料で参加して「citizen(市民)」になれる。
特にマイニング方法がおもしろく、インタビューによれば、EXAトークンは世界中で10分に1回くじ引きができ、当たったらトークンがもらえるという仕組みになっています。
また、現実経済の格差を平均化するために、衛星の位置情報を利用して経済の発展度と逆相関させているそうです。
どういうことかと言うと、現実世界で貧困層が多い国・地域ではより多くのEXAトークンを採掘できるようになっています。
これによって東京やニューヨーク、上海といった現実世界で経済発展度が高い地域では得られるトークンの量は少なくなり、逆に人が少ない地域では多くのトークンが得られます。
さらに、マイニングにはPCは不要で、アプリをインストールしたスマホ1台を持って特定の場所にいるだけでいい。EXAは誰でも簡単に参加できるプロジェクトです。
なお、短期的にはEXAトークンを上場する予定はなく、アプリと交換所をセットにした運用方法でSteemitに近いイメージでスタートするそうです。
繰り返しになりますが、EXAは大都会よりも地方にいるほうがトークンを多く得られるので、EXAという経済圏においては経済の発展度が低い地域に移動するインセンティブが働きます。
つまり、ポケモンGOのように地域活性というような効果が期待できるわけです。
EXAへの注目度の高さがうかがえますね。
EXAは、今年の夏にプロトタイプを公開してコミュニティのメンバーでクローズドで実証実験を行ない、年内には一般公開を目指すとのこと。
年内の一般公開は思っていたより早いスケジュール。個人的には公開後すぐにでも参加したいと思っています。
ちなみに僕は田舎の出身なので、都会とどの程度マイニング量が違うのか確かめてみたいです。
気になった方は、ぜひチェックしてみてください。
インタビュー記事もどうぞ。
インタビュー記事:お金や経済は作る対象に変わったが、「地球」は作れるか? 仮想地球『EXA』のチャレンジとは
・仮想地球プロジェクト始動! ブロックチェーンと衛星データを活用
・仮想通貨:今話題のTether「USDT/テザー」ってなに?
【これまで書いた記事一覧】→https://alis.to/users/masa2ss