2018.5.25~27 佐渡島へ行ってきました。メインは植物観察。
椿越峠からドンデン山荘方面への景観です。春の植物を楽しんで、しばらく進むと一気に視界が開けます。
植物相もガラリと変わりましたね。
小川が流れていたり、湿原っぽい箇所もあり、なかなか変化に富み楽しめましたよ。
「白いイワカガミ」と「薄ピンクのイワカガミ」
天気は最高!風も穏やかでした。中央の赤い屋根の避難小屋付近で昼食。避難小屋へ向かう小道でもシラネアオイが奇麗でした。小屋までご一緒した娘さん、無事に旅を終えたかな?日差しは厳しかったけれど、風が気持ち良かったですよ^^
海が見えています。時間がゆっくりと過ぎてゆきます。
尻立山 940m 気が付くと山頂へ。なだらかで登山という感じではありませんが、広々としてホントにゆったりと過ごせました。
遠くに金北山。標高1,171.9m。佐渡島内で最も高い山です。
ホオジロが元気に鳴いていました。
タチツボスミレ&ミヤマキジムシロ
泊まったドンデン山荘屋根越しの両津港方面
両津港方面アップ
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ドンデン山
正式名はタダラ峰ですが、900メートル級の3つの山を合わせた高原一帯を「ドンデン山」と呼んでいます。頂の丸い山の意味「鈍嶺(どんでん)」に由来する通称が示すように険しい大佐渡山地のほぼ中央で、唯一穏やかな山容を見せています。
あたりは高山植物や山野草の宝庫。「新日本百名山」や「花の百名山」に数えられ、春から初夏にかけてトレッキング客でにぎわいます。さど観光ナビより。
再度ドンデン山荘に立ち寄り、懐かしいキリンレモンを飲んで、これまた懐かしい味のイチゴシロップのかき氷食べて休憩。
いや~楽しいトレッキングでございました。ヤマシャクヤク、ミスミソウの花には出逢えませんでしたが、シラネアオイ群生は満開だったし、何よりも天気が良かったし・・・感謝感謝^^
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ドンデン山荘を後に大佐渡スカイラインを西へ。今夜のお宿・相川を目指します。とりあえず両津方面へ。
おっ、遠くにすごく大きな銅像が・・・
「世界一大きい日蓮像」だったようです。
「日蓮宗開宗750年慶讃事業」として、全国3,000人を超える僧侶・信徒の協力で建てられた銅像です。両津湾を背に、釈迦の生まれたインドの方角に向かって建つ姿は、高さ約13m、台座を含むと26m。ゆかりの地・佐渡にふさわしい威厳に満ちた姿でそびえ立ちます。さど観光ナビより。
続いて家族内リクエストにより「佐渡乳業」へ。
地元の方もスタンプカード持って次から次に来られていましたよ。
おいしい佐渡の乳製品をどうぞ!2015年オープンの佐渡乳業直売所です。牧場から毎朝届く新鮮な生乳で作る佐渡牛乳やバター、チーズなどを販売しております。人気の「ミルクソフトクリーム」はじめ、佐渡乳業商品を1品からご購入いただけます。
チーズ工房では全国チーズコンテスト金賞受賞のクリームチーズやカマンベールチーズなど各種ご用意しております。佐渡旅行のお土産に好評のギフトセットもございます。お近くを通りましたら気軽にお立ち寄りください。佐渡乳業hpより。
航空自衛隊 佐渡分屯基地の脇を通り白雲台へ。
佐渡分屯基地・・標高510mの両尾山(むろおやま)付近に庁舎があり、レーダーサイトは金北山(標高1,171.9m)山頂運用していたが、2010年(平成22年)よりその西隣の妙見山(標高1,042m)山頂に建設され稼動を始めたJ/FPS-5にその役割が引き継がれた。防衛省管理道路(白雲台〜金北山)を通行する場合は、航空自衛隊佐渡分屯基地への届出が必要。
白雲台
大佐渡スカイラインのオアシス。標高約850mに建つ山小屋風の建物。展望デッキから望む、両津湾、国中平野、小木半島などの大パノラマは感動的ですよん。
海がまるで空のようで・・・綺麗でしたよ。
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相川湾へ向かう途中の原始の森に囲まれる「乙和池」に立ち寄りました。
ちょ~っと、池に森が映り込み過ぎて解りにくいですね^^;
うわっ・・・・・大木が避けて倒れていました。強風?老朽?
大木の中は空洞だったので、寿命的な倒れ方かなあ。雷ではなさそうですね・・・。
思わず何枚も写真を・・・・すごい裂け方です。こんな裂け方は初めて見ました。
浮島があります。とても神秘的です。
乙和池を一回りしましたが、クマやシカは居ないとはいえ、独りではちょっと怖いですね。おとわ様が池から姿を現しそうです(佐渡にはクマ&シカは居ない)。
・乙和池は大佐渡スカイラインを登ったところにある、大平高原に近い林道を600メートルほど入った所にあります。池の中央に日本最大の高層湿原性浮島をもち、神秘的な雰囲気に包まれた池です。標高560m。
・周囲の地形は小起伏を成して、自然林のブナ・ミズナラを主とする落葉広葉樹林に囲まれた静かで神秘的な場所です。乙和池の周囲の樹林にはミズナラを優占種とするブナ、ハウチワカエデ、ヤマモミジがあり、これらの下にはハイイヌガヤが多く見られ、林床の草木ではミヤマカンスゲが極めて多く見られます。
・池と周囲の落葉広葉樹林全体で約200種の植物が確認されています。
・浮島の面積は約400平方メートルで、ノハナショウブ、サヤヌカグサ、エゾミソハギ等の草木群落と2~3メートルの腐食層から成り立っています。
・また、島の中には井戸と呼ばれる穴があり、島が浮揚する役目を果たしていると言います。
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おとわ伝説
山のふもとの長福寺へある日美しい娘が泊めてほしいとやってきたところ、和尚は気の毒に思って、泊めてあげることにしました。どこから来たかは語りませんが、名はおとわとだけ言いました。
ある年の田植えの終わった頃、草の芽を採りに来たおとわが、誤って女人禁制の山の近くまで来てしまいました。
あわてて山を下る途中、そこの小さい池で下着のすそを洗っていると、その池の主に見染められてしまいました。
すると、あっという間におとわの立っていたところを浮島の様に残して池は大きく広がっていき、池からは主の大蛇が現れ、おとわに自分の代わりにこの池の主になるためにここに留まれと言います。
泣く泣く頼んで、一旦は帰してもらうことができましたが、3日後、おとわを呼ぶ主の声が聞こえ、おとわはとうとう池の主になる決心をします。
かごに乗って山へ向かう途中、ヒヅメの音が遠くから聞こえてきたかと思うと、白馬にまたがった貴公子が現れ、おとわを前に乗せ、もやの中に消えていきました。
これが池の主の大蛇で、その日から7日間山は霧に包まれ、7日目には大雨となり天地は暗く閉ざされました。
村の人達はこの雨で池の主は天に昇り、おとわが代わって池の主にになったのだと言っています。
にいがた観光ナビより。
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大佐渡スカイラインを南西へ。佐渡金山の前を通り相川町へ(佐渡金山は翌日観光しました)。
旧相川税務署 昭和6年(1931)に建築され、同45年まで税務署として使用されていたそうです。国登録・有形文化財。
「北沢浮遊選鉱場跡」「佐渡金山」は次回投稿します。
宿泊した佐渡・相川の「ホテル万長」からの夕景
夕食後、ホテルで催された「佐渡おけさ」 疲れ切ってヨレヨレでございました(笑
相川町
江戸時代には佐渡金山と佐渡奉行所がおかれ、佐渡国の中心であった。明治以降は佐渡観光の中心地として栄えた。
現在は何となく静かな空気が・・・。土曜日宿泊でしたが部屋が空いているようで広い特別室が用意されていました。
仲居さんは東京出身のとても好感の持てる若男人で木曽、利尻島などを経て佐渡で働いているそうです。日本酒が趣味のよう。つづく~