香取神宮(かとりじんぐう)は、千葉県香取市香取にある神社。式内社(名神大社)、下総国一宮。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。
関東地方を中心として全国にある香取神社の総本社。茨城県鹿嶋市の鹿島神宮、茨城県神栖市の息栖神社とともに東国三社の一社[1]。また、宮中の四方拝で遥拝される一社である。
四方拝(しほうはい)とは、毎年1月1日(元日)の早朝、宮中で天皇が天地四方の神祇を拝する儀式。 四方を拝し、年災消滅、五穀豊穣を祈る宮中祭祀。千葉県北東部、利根川下流右岸の「亀甲山(かめがせやま)」と称される丘陵上に鎮座する。日本神話で大国主の国譲りの際に活躍する経津主神(フツヌシ)を祭神とすることで知られる、全国でも有数の古社である。
社伝では、初代神武天皇18年の創建と伝える。黎明期に関しては明らかでないが、古くは『常陸国風土記』(8世紀初頭成立)[原 8]にすでに「香取神子之社」として分祠の記載が見え、それ以前の鎮座は確実とされる[8]。
また、古代に香取神宮は鹿島神宮とともに大和朝廷による東国支配の拠点として機能したとされるため[8]、朝廷が拠点として両社を祀ったのが創祀と見る説がある[8][3]。これに対して、その前から原形となる祭祀が存在したとする説もある(「考証」節参照)。
香取神宮 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』最終更新 2019年8月28日 (水) 03:43
明治時代以降の四方拝の神社は、伊勢神宮、天神地祇(天つ神と国つ神。すべての神々)、神武天皇陵・先帝三代(明治天皇、大正天皇、昭和天皇)の御陵、武蔵国一宮・氷川神社、山城国一宮(上賀茂神社、下鴨神社)、石清水八幡宮、熱田神宮、常陸国一宮・鹿島神宮、下総国一宮・香取神宮のようです。
ともかく古いです。wikipediaもすごい解説量で、様々な説があり、この神社だけで一冊の本が書けそうですね。と思ってググってみたら・・・ありますね^^;
というわけで、この投稿では参拝風景と簡単な解説のみとさせていただきます。
2013.12 千葉県の香取神宮を参拝。
香取神宮
・関東地方を中心として全国に約400社ある香取神社の総本社。
・ご祭神:出雲の国譲りの神話に出てくる経津主大神(ふつぬしのおおかみ)又の御名伊波比主命(いはひぬしのみこと)
朱塗の大鳥居。両脇が桜で開花時期には見事のようですよ。
参道 まだ紅葉が綺麗でした。広々していて灯篭も大きいですね。
総門 その先が拝殿かと思ったら、手水舎でした(なんと大きな手水舎でしょう)。手水舎を右に曲がって・・・・
楼門(重要文化財)
本殿と同様に、1700年(元禄13年)に徳川幕府により造営。ここをくぐると拝殿。そこには別世界が広がっていました。
拝殿 びっくりするほどの背の高い杉たちに囲まれていました。神社は木々に囲まれていて陰陽が激しく、写真でうまく伝えるのは難しいですね。何処の神社もそうですが、実際に行かないと、その空気空間は解らない・・・。
右が御神木の大杉 樹齢千年以上 他の大杉も天を突くかのように高い巨樹でした。
拝殿
拝殿裏の本殿 本殿(重要文化財) 1700年(元禄13年)に徳川幕府により造営。
古代の朝廷によって、蝦夷に対する前進基地として鹿島神宮とともに重要視された神社であり、古来より軍神としての性格が強いようです。
圧倒!とにかく背が高いです。
御神木
香取神宮では12年ごとの午の年に、盛大な神幸祭を行 うこととなっている。
仰げば仰ぐほど見事な御神木でした。形が何だかとても気に入りました。私的には屋久杉に匹敵すると^^ いや~、神聖な空気の漂う素晴らしい空間でした。疲れが溜まっていたのですが、たっぷりエネルギーをもらってきましたよ。
奥宮へ行く途中より。逆光に紅葉が綺麗でした。要石は・・・小さかったです^^;
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2015.6 息栖神社参拝の後、香取神宮へ寄りました。2013.12の時とは違う角度など、今一度^^
やはりインパクトのある参道ですね。
2013.2に上の写真と、ちょうど同じような所で撮っている写真があったので羅列します。季節によって随分と参道の様子も違いますね。
手水舎から参道方向
楼門
6月でしたので、茅の輪がありました。
拝殿 やはり重厚ですね。
ここの境内の中の杉はほんとにどれも大きく元気です。生き生きとしています。
拝殿裏手の本殿
神社の境内の裏手や周りがけっこう好きです。
なぜでしょうね?? 何かひっそりと沈黙の「守り主(神)」が見守っているような気がするのです。
拝殿と御神木
沈黙の守り神が・・・見えますか?
参道左手・・・奥宮だと思って撮ったのですが、護国神社でした。この辺りのひっそりとした空間空気です。
その後、香取神宮の北の「津の宮」へ。
細い道路にクルマを停め、歩き出すと・・・大きな鳥居の頭が見えました。
ポツンと大きな鳥居が佇んでいます。
この鳥居は、「香取神宮の一の鳥居」利根川に面して立つ津宮鳥居河岸。
ここはかつて香取神宮への表参道口だったそうです。「12年に一度の香取神宮式年神幸祭では、津宮河岸から神輿が御座舟に乗せられる。」
かつては、船でこの岸辺に着き、この一の鳥居をくぐり、香取神宮に参拝されたのでしょうか?東国三社はどの神社も「河川」(利根川水系)と深く関わりをがあります。