今回はBgogo取引所が運営する、IEO(※)プラットフォームのApollo Premium Token Listing Channel(アポロ・プレミアム・トークン・リスティング・チャンネル)にて第1回IEO案件となる仮想通貨ARM(Armors Labs:アーマーズ・ラボ)をローンチするとのことで詳細を取り上げてみたいと思います。
※IEOとは…Initial Exchange Offeringの略で、資金調達を行いたいプロジェクトが、トークンの販売・配布を、取引所に委託して行う資金調達手段のこと。代表例としてバイナンスローンチパッドなどが挙げられる。
目次
1. ARMとは何ですか?
2. ARMトークン価格
3. ARMの入金および出金に関する注記
4. ARMの "Price Limit(プライスリミット)"取引イベントとは
5. イベントプロセス
6. イベントステートメント
7. 購入する場合のスケジュール
8. まとめ
1. ARMとは何ですか?
ARMは、世界初のブロックチェーンセキュリティエコシステムトークンです。
ARMトークンは主にブロックチェーンセキュリティエコシステムを構築するために使用されます。一般的なユーザーはARMを保有することで、ウォレット監視とアラームの恩恵を受けることができます。プロジェクトオーナー、取引所、およびDAPP制作者は、ARMを使用してセキュリティサービスの代金を支払うことができます。開発者とマイナーはそれぞれ、モニタープログラムのコーディングと計算能力のコーディングにおいて彼らのスキルを提供・貢献することによってARMを獲得することができます。ARMの総量に上限があり、他のトークンは作成されません。The Armors Smart Contract Runtime Engine(アーマー・スマートコントラクト・ランタイムエンジン)は、開発者にオープンソースライブラリを提供します。システム監視に関しては、Armorsはいくつかの国際的な特許技術を所有しています。
アーマーズ・ラボ(Armors Labs)の監査および監視システムは、Huobi、OKEx、Bgogo、Arcblock、Data、MyToken、BitKeep、HyperPay、BBX、UniBankなどのビッグネームを含みますがこれらに限定されない100を超える中小プロジェクトおよび取引所を提供してきました。多数のブロックチェーンプロジェクトで8,000 BTC以上のデジタル資産の損失をリカバーしました。
公式ウェブサイトリンク:https://armors.io/
公式ツイッターリンク:https://twitter.com/LabsArmors
公式テレグラム:https://t.me/ArmorsLabs
公式Facebook:https://www.facebook.com/ArmorsLabs
公式GitHubリンク:https://github.com/armors
ホワイトペッパー:GitHub内のPDFへリンク
2. ARMトークン価格:
取引可能通貨:ETH
ハードキャップ:3000 ETH
ARMプライベートセール価格:1 ARM = 0.0000104875 ETH
ARMプライスリミット取引価格:1 ARM = 0.00000839 ETH
取引開始時間(上場日時):2019年4月3日15時(日本時間)※変更になる可能性もあるのでこちらを随時ご確認ください。
➡わかりづらいですが、個人投資家はプライスリミット取引価格という取引価格にてARMを購入することができます。プライスリミットとは、プライベートセールという機関投資家向けの販売価格の80%の値段に設定された販売価格のことで、機関投資家より割安に購入できるようです。
ただし、ARMの購入には注意書き(条件)が設定されており、個々のARM購入上限はBgogo取引所でBGGトークンという取引所トークンを所有することで付与される「BGGHP(BGGホールディングポイント)」の総量に対する各ユーザーのBGGHP比率に基づいて比例配分される形となります(有効として数えられるBGGHPは最大1000万まで)。
BGGホールディングポイント(BGGHP)の計算式は以下の通りとなります。
➡「BGG保有量に対して、毎日1%が加算された分」にBGG保有量そのものが加算されるという形になりますね。
例えば100万BGGを60日間持っていた場合、100万+100万×1%×60=160万BGGHPとなります。
つまり、取引所トークンであるBGGの保有量が大きく、保有期間が長ければ長いほど多くのARMを購入できる仕組みとなっているようです。
3. ARMの入金および出金に関する注記
ARMの入金は、トレーディングステージ(Bgogo取引所ヘ上場)が開始されてから2週間の間は利用できません。この間、Bgogo取引所に新しいARMトークンや追加のARMトークンは入金されません。
4. ARMの "Price Limit(プライスリミット)"取引イベントとは
Bgogoは、プロジェクトのコミュニティで「Bgogo Apollo」を介した価格制限および上場への割り当ての要件を引き上げ、その後、プロジェクト初期段階のユーザーや個人投資家などを含むがこれらに限定されないコミュニティの複数の企業体が初期トークントレーダーとして参加します。
BGGHP(BGGホールディングポイント説明サイトへリンク)を持っているすべてのユーザーは10分程度で終わるBGGHPホルダー認定試験を受けるオプションを持っています。試験で60ポイント以上を獲得したユーザーだけがARM「Price Limit」取引イベントに参加でき、合計3000 ETHに相当する数のARMトークンのハードキャップを割り当てられて買う権利を得ます。詳細は以下の通りです。
ARMプライスリミット取引のロックアップ期間:なし
ARMの試験時間(日本時間):2019年3月23日(土) 23時- 3月27日23時 ※
※制度修正がありテスト期間が3月30日まで伸びました。
ARMプライスリミット取引時間(日本時間):2019年4月2日14時 - 4月3日14時
ARM取引開始時間:2019年4月3日15時 ※
※当初4月4日と記載していましたが、4月3日に変更になっているようです。詳細はテレグラムやこちらをご確認の上、ご自身でご判断ください。
BGGHPホルダー認定試験のリンク:https://jinshuju.net/f/qmaGFm
5.イベントプロセス
すぐに購入に走る必要はありません - ユーザーがKYC認証に合格し、BGGHP認定試験で60以上のスコアを獲得する限り、プラットフォームで保持されているBGGHPの合計に比例したARM「Price Limit」取引の割り当てが付与されます。イベントの開始後24時間以内にいつでも取引するためにプラットフォームにログインすることができます。決して急ぐ必要はありません。
KYC ---イベントに参加するBgogoユーザーはKYC認証に合格する必要があります。KYCの条件を満たしていないユーザーは、自らの取引資格を放棄したと見なされます。
ARMのプライスリミット取引について、購入不可国に日本は入っていないようです。
BGGHPホルダー認定試験 - ARMの「価格制限」取引イベントへの参加を申請するユーザーは、BGGHPホルダー試験に合格する必要があります。ARMの "Price Limit"取引イベントに参加できるのは、KYCに合格し、60ポイント以上を獲得したユーザーだけです。
BGGHP --- ARMの「価格制限」取引割当量は、各ユーザーのBGGHP金額に従って割り当てられます。1000万BGGHPを超える部分は計算には含まれません。BGGHPは、2019年3月27日(水) 23:00(日本時間)時点の値に基づいています。
ARM "Price Limit"取引 --- ARM "Price Limit"取引イベントは、固定価格の売り注文を出します。割り当てを持つユーザーは、取引を終了するのに24時間かかります。「ARM Allocation(ARMの割り当て)」というテキストが取引手数料の上に表示されます。
6. イベントステートメント
このトークン取引イベントの主な責任者はARMチームです。Bgogoは、技術サポートと運用上の実行に関してのみARMを支援します。
7. 購入する場合のスケジュール
いろいろと必要なプロセスがあるので一連のスケジュールをまとめておきたいと思います。
①BGGの保有(すでに持ってる場合は必要なし)
➡BGG保有によりBGGHPを獲得でき、2019年3月27日(水) 23時時点のBGGHPによってどの程度ARMを購入できるかが決定します。
②ARMの試験:2019年3月23日(土) 23時- 3月27日23時(日本時間)
➡試験で60ポイント以上を獲得する必要があります。60ポイント以上獲得し、KYCを終えたユーザーのみが以下のプロセスへ進めます。
③ARMプライスリミット取引時間(日本時間):2019年4月2日23時 - 4月3日23時
➡上記決められた時間内(丸1日あります)であれば、予め決められた価格(いわゆるプライスリミット)にてARMを購入することが可能です。
④取引開始時間(上場日時):2019年4月3日15時(日本時間)
➡いよいよ上場!取引が可能となります。入金は2週間の制限があるので、外部からARMトークンがくることはありません。またロックアップ期間(売却制限)も定められていません。
8. まとめ
以上、Bgogo取引所のIEO第一弾となるARMを取り上げてみました。
銘柄解説なのか、IEO第一弾なのかテーマが若干あいまいになってしまいました…。
個人的にはIEOにしろICOにしろ通貨の初期発行枚数から時価総額がどの程度になるかを計算してっていう事をいつもやるのですが、特に今回個人投資家のハードキャップ(3000ETH分)は定められているものの、プライベートセールでどの程度販売しているのかという点や、その他運営側が保有するARMがどの程度市場に流通する予定なのかといった基本的な情報もなく判断が難しいところです。
ホワイトペッパーによるトークンディストリビューションは以下の画像の通りとなっており、総発行可能トークン数は210億枚と多めの印象です。
例えば、今回のセールで上記画像の15%部分(31.5億トークン)が全部市場に流通すると考え、販売総額から時価総額を推測すると、個人投資家の購入部分は3000ETH分(3000÷0.00000839ETH=3.57億トークン)、プレセール/プライベートセール分が残りの27.93億トークンとなり、27.93億トークン×プライベートセール価格=29291ETHとなるので、販売総額は3000ETH+29291ETH=487,594,100円(1ETHを15100円で換算)となるようです。
同業他社を比較すると、スマートコントラクトの監査銘柄のCallisto Network(カリストネットワーク、CLO)の時価総額は5.8億円、BOX Token (BOX) の時価総額は3.3億円、セキュリティ関連銘柄としてSentinel Protocol (UPP) の時価総額は5.2億円、Incodium (INCO) の時価総額は2.1億円などとなっており、プレセールでの販売量にもよりますがホワイトペーパー記載のトークン流通量がすべて販売されたと考えるとそこまで割安ではないように見えたりもします?
ただ今回はIEO第1弾という事もあり3000ETH(=4530万円)しか販売しないという限定感、機関投資家より割安で購入できるというお得感などもあり、トークン的には決して高いとは思わないので値上がりの余地も十分にあるのではないかと考えています。
特にBgogo取引所で取引マイニングなどに参加してKYCを済ませている人とかは参加してみても面白いのではないでしょうか(*^▽^*)
最後までご覧いただきありがとうございます!!
【BgogoのARMに関する参考サイト】
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