クリプト

日本のソラミツが開発するプロジェクトSora(XOR)を調べてみたよ!!

昆布森ちゃん's icon'
  • 昆布森ちゃん
  • 2020/11/08 13:51
Content image

 

はい、今回はSora($XOR)を調べていきたいと思いまぁ~す。

前々から日本語っぽい名前で気になってましたよね?え?なってませんか?

 

日本のプロジェクトが世界で羽ばたいている感じがして応援したくなりますね!

わたしもよく内容までは知りませんでしたが、調べてみて面白そうでしたので、是非少しでも興味を持っていただけるとありがたいです(*´▽`*)

Content image

 

なんといってもチャートが上り調子なのが気になるところ、トークンが35万枚しか発行されていないようで、価格が記事記載時点で6000円を超えてますね!

今後トークン流通数が増えていくのでこの価格が保てるかどうかは不明ですが、少ないトークン量で価格高騰を成し遂げている印象があります💕

 

Content image

簡単に説明していきますと、SORAは、その相互運用可能な技術で、世界を股にかける分散型中央銀行になることを目指しており、革新的で創造的なアプリケーションのために資金を提供しているようです。

 

また、Polkadotのリレーチェーンに接続するパラチェーンを構築する新しい方法を実装し、DeFiに焦点を当てたツールを内蔵したエコシステムを構築するネットワークでもあります。

Polkadotのリレーチェーンとパラチェーンの関係は以下の図のとおりとなります。パラチェーンになるためにはPolkadotのDOTを集めなければならない仕組みになる、という話はよく聞きますね!

Content image
https://docs.plasmnet.io/v/japanese-v2.0.0/ekoshisutemu/polkadot

Plasmnetさんの説明によるとポルカドットのリレーチェーンとパラチェーンの説明は以下の通りとなります。

リレーチェーンとは中心に位置するPolkadotの大本を成すブロックチェーンであり繋がっているブロックチェーン(パラチェーン)間でのデータorトークンのメッセージ交換、パラチェーンへのセキュリティのエクスポートを行います。また、パラチェーン‌とは独自のロジックを持つブロックチェーンであり、IoTや電力、金融など業界に特化したブロックチェーンやスケーラビリティ、秘匿化など性能に特化したブロックチェーンなどがあります。
参照:Plasmnet

 

SORAネットワークは、アトミック・スワップ、他のブロックチェーンへのトークンとのブリッジング、デジタル資産に関わるプログラマティック・ルールの作成など、デジタル資産を使用する分散型アプリケーションのためのツールを提供することに優れています。

 

SORAはソラミツが開発しています。ソラミツさんのウェブサイトを見てみると、渋谷区にある日本法人がメインになっている印象でしょうか。


会社の概要:チームの専門知識と本番のブロックチェーンシステムを実行している実世界の経験により、安全で効率的なアプリケーションを迅速に提供することができます。私たちは、人々に力を与え、意思決定を助け、自動化の舵取りを行い、資産を安全に管理するために、次世代のスマートブロックチェーンを構築しています。私たちの究極の目標は、世界をより良い場所にすることです。

 

以下ではSORAがどんな特徴があるのか見ていきたいと思います。

 

テクノロジー

SORA v1はハイパー・レッジャー(台帳)の「Iroha(イロハ)」上で構築されています。

 

SORA v2では、Hyperledgerのイロハを利用し、クサマ(Kusama)やポルカドットのネットワークへのパラチェーン仮想ブリッジを提供します。Substrate(サブストレート)というものの上に構築されているようですね。

 

Substrateを少し掘り下げると以下のようになるようです。

Substrateは、Parity Technologiesが開発した製品で、Parityが[[Polkadot Runtime Environment|Polkadot Runtime Environment]]を実装したものである。Substrateは、ブロックチェーン技術を構築するためのソフトウェア開発フレームワークです。Substrateはスタンドアロンのブロックチェーンを作成するために使用したり、(ネイティブの)[[parachains|Parachains]]を構築するために使用することができます。

Substrateは以下のコンセンサスのパーツから構成されています。
・ネットワーキング
・効率的で決定論的でサンドボックス化されたWebAssemblyランタイム
・最小限のコストでランタイムを構築するためのオプションのランタイムモジュールライブラリ
参照:https://web3-technology-stack.readthedocs.io/en/latest/layer_1/protocols/substrate/

Content image
https://web3-technology-stack.readthedocs.io/en/latest/layer_1/protocols/substrate/

 

なるほど、よくわかりましたね♪~( ̄ε ̄;)

Content image

 

ネットワーク

SORAネットワークは、無数のDeFiアプリケーション、物理的およびデジタルプロジェクトのための効率的で効果的なパーミッションレス・ネットワークになるように働きます。

 

Polkaswap(ポルカスワップ)

Polkaswapは、仮想通貨エコシステムのPolkadot以外のものをPolkadotに接続するための相互運用性に焦点を当て、SORAネットワーク上に構築された非カストディアル(顧客の資産を預からない形での)自動マーケットメーカー・分散型取引所(AMM DEX)です。


記事を見てみると、SORAネットワークではクサマやポルカドットのパラチェーンのスロット獲得を予定しており、30%のPSWAPトークンが最初の6年間(2年ごとに3つの期間)に渡り、クサマパラチェーンオークションとポルカドットパラチェーンオークションに参加した人のために準備されているとのこと。

最初の6年間経過後はSORA議会がパラチェーンスロットの確保に必要な資金を獲得していくとのこと。

 

 

SORA v2の特徴

SORA v2はHyperledgerのイロハを利用し、クサマやポルカドットのネットワークへのパラチェーン仮想ブリッジを提供することを目的としています。また、特徴として以下のものが挙げられるとのこと。

 

ガバナンス・・・ネットワークの更新について意見、変更の提案を行う

プロジェクト・・・SORAにビルドするプロジェクトを提案、投票。XORトークンを使用してビルドされたプロジェクトを利用

投票・・・SORAアプリを使ってSORAに構築するプロジェクトの提案に投票

ステーキング・・・トークンをステークすることでノミネーターになり、その分の報酬を受け取り。SORAでブロックを検証するValidatorになり、報酬の分配を受け取る。

ポルカスワップ・・・SORA、Ethereum、Polkadot、Kusama - 異なるネットワークからトークンを交換します。流動性のプールを提供し、交換手数料から%を稼ぐ。

ウォレット・・・異なるネットワークからの資産を1つのアプリに保管。

Content image
アプリも出ているようですね。ウォレット機能、投票機能などがあるとのこと。評価ポイントを構築してXORを稼ぐ機能もあるとのこと?すでにiOS、Androidでもダウンロード可能なようです。

 

 

HyperLedgeのイロハというワードがよく出てきているのでこちらも説明しておきます。

 

ハイパーレッジャー「IROHA(イロハ)」

Hyperledger Iroha(ハイパーレッジャー・イロハ)は、企業や金融機関のデジタル資産管理を支援することを目的とした次世代のパーミッションブロックチェーンプラットフォームです。ソラミツはHyperledger Irohaの開発者であり、Linux Foundationのハイパーレッジャープロジェクトに貢献しました。Hyperledger IrohaはC++で書かれているため、高いパフォーマンスと信頼性が求められるユースケースや組み込みシステムに最適です。

Content image

 

Hyperledger Irohaは、ID管理を本質的にサポートしています。システム内の各ユーザーは、個人情報を持つ一意に識別されたアカウントを持ち、各トランザクションは署名され、特定のユーザーに関連付けられています。これにより、Hyperledger Irohaは、KYC(身分認証)機能を備えた様々なアプリケーションに最適です。

 

Irohaの特徴として、プライベートブロックチェーン、分散型、様々なプラットフォーム(iOSやAndroidなど)に対応したクライアントアプリケーションのベースを提供、オープンソース、out-of-the-boxコマンドによる簡単な開発環境、スマートコントラクトなどが挙げられるようです。

 

SORA v1はHyperledger Iroha上に構築されています。

SORA v2はSubstrate上に構築され、クサマやポルカドットのパラチェーンになる予定です。

 

SORAエコシステムにおけるトークン

次にトークンについても見ていきたいと思います。個人的にはこれまで上で書いてきた内容でもPolkadotのDOTトークンやKusamaのKSMトークンなど興味がありますが、この機会にXORトークンについてまずは詳しく調べてみたいと思います。

 

XOR・・・SORAネットワークの取引手数料(ガス)として使われる。

Content image

●Sora v2ネットワークの立ち上げまでの間、350,000 XORまでと供給が制限されています。
●Sora v2ネットワークの立ち上げ後、XORの供給は、買いと売りの価格機能を持つトークンボンディングカーブのスマートコントラクトによって弾力的に管理されます。これは、トークンの供給が増加すると価格も増加し、その逆も同様です。価格はボンディングカーブによって規制されるため、極端な価格変動は起こらず、スムーズな成長や下落が見られます。

➡基本的にはv2のローンチまでは35万XORトークンまで供給が制限されており、その後価格が上がっていくにつれてトークン供給量も増えていくモデルを採っているようです。ERC20トークンのXORトークンがv2環境ではそのまま初期供給量として扱われ、さらにVALトークンをエアドロップとしてもらえる予定もあるようです。

 

VAL・・・SORAネットワーク上でバリデーターへ対する報酬として使われる。

Content image

●時間の経過とともに供給量が減少し、SORA v2ネットワーク・トランザクションのたびにトークンがバーンされる仕組み。
●バリデータとステークノミネーターへの弾力的な報酬は、毎日バーンされたVALの比率でVALで与えられます。
●保有者は、Polkaswap上で流動性を提供するために、トークンボンディングカーブによって作成されたXORの一部を受け取ります。VAL保有者は、DAOにグループとして流動性をプールし、Polkaswapの取引ペアに流動性を提供するための投票を行い、PSWAPトークンを報酬として受け取ることができます。

VALトークンの供給量:

●1億の初期供給とトークンのバーンに応じて減少
●VALは、市場によって価格が決定されるフリーフローティング・トークン

VALの分配:

●VALトークンは、3つのグループにほぼ均等に3段階で配布:
 ◎旧 v1 XOR保有者(2020年11月下旬、v1 XORとVALの交換比率は0.062865~とのこと。詳細
 ◎ERC-20 XORホルダーへ、エアドロップとして(SORA v2ネットワークローンチ以降)。1 ERC-20 XORホルダーへ対して94.5714~VALがエアドロ
 ◎SORA議会(SORA v2ネットワークローンチ以降)
※なおSORA v2メインネットは2020年12月~2021年2月の予定とのこと。

 

PSWAP・・・Polkaswap上で流動性供給報酬として使われる。

Content image

●ポルカスワップでトークンを交換するたびにトークンがバーンされ、供給量が減少しています。
●ポルカスワップDEX上の全てのスワップに対する0.3%の手数料は、PSWAPトークンを買い戻すために使用されます。
●最初は、バーンされたPSWAPトークンの90%が流動性供給者に割り当てられますが、時間の経過とともにこの割合は5年後には35%に減少します。

 

トークンの説明は以上となります。

 

最後にソラミツさんとPolkadot、Kusamaの関係を説明して終わりたいと思います。

 

ソラミツとPolkadot、Kusamaの関係

Content image

 

ソラミツは2018年からWeb3財団と連携しており、複数の助成金を受けてPolkadotホスト「Kagome」をC++プログラミング言語で実装したり、Kusama用のウォレット「Fearless」を構築したり、PolkadotとKusamaのエコシステムのための非カストディアルAMM-DEXプロトコル「Polkaswap」に貢献したりしています。また、SORAネットワークは、PolkadotとKusamaのリレーチェーンのパラチェーンになろうとしています。

Content image

また、PolkadotとKusamaネットワークのバリデータをメンテナンスしています。

詳細はソラミツさんの公式ホームページをご参照ください。

日本語にも対応していて見ごたえがあります(∩´∀`)∩

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

Content image

Website: https://sora.org/
Blog: https://sora-xor.medium.com/
Twitter: https://twitter.com/sora_xor
Facebook: https://www.facebook.com/soramitsu.co
Telegram: https://t.me/sora_xor
Linkdin: https://www.linkedin.com/company/soramitsu/
Youtube: https://www.youtube.com/channel/UCrsYZWoAqvkXSFBvTp2c3KA

Supporter profile iconSupporter profile iconSupporter profile icon
Article tip 3人がサポートしています
獲得ALIS: Article like 82.42 ALIS Article tip 13.97 ALIS
昆布森ちゃん's icon'
  • 昆布森ちゃん
  • @mic2525Alice
草コイン/アルトコインを盛り上げ隊! 仮想通貨(暗号資産)の情報提供を行っています。2017年5月~✨ ツイッター@konbumorichan

投稿者の人気記事
コメントする
コメントする
こちらもおすすめ!
Eye catch
クリプト

CoinList(コインリスト)の登録方法

Like token Tip token
15.55 ALIS
Eye catch
クリプト

UNISWAPでALISをETHに交換してみた

Like token Tip token
39.40 ALIS
Eye catch
クリプト

【初心者向け】JPYCを購入して使ってみました!

Like token Tip token
30.03 ALIS
Eye catch
クリプト

Uniswap v3を完全に理解した

Like token Tip token
18.92 ALIS
Eye catch
クリプト

Eth2.0のステークによるDeFiへの影響を考える。

Like token Tip token
43.10 ALIS
Eye catch
クリプト

Uniswap(ユニスワップ)で$ALISのイールドファーミング(流動性提供)してみた

Like token Tip token
59.99 ALIS
Eye catch
クリプト

NFT解体新書・デジタルデータをNFTで販売するときのすべて【実証実験・共有レポート】

Like token Tip token
120.79 ALIS
Eye catch
クリプト

17万円のPCでTwitterやってるのはもったいないのでETHマイニングを始めた話

Like token Tip token
46.60 ALIS
Eye catch
クリプト

バイナンスの信用取引(マージン取引)を徹底解説~アカウントの開設方法から証拠金計算例まで~

Like token Tip token
3.50 ALIS
Eye catch
クリプト

Polygon(Matic)で、よく使うサイト(DeFi,Dapps)をまとめてみた

Like token Tip token
235.30 ALIS
Eye catch
クリプト

Bitcoin史 〜0.00076ドルから6万ドルへの歩み〜

Like token Tip token
947.13 ALIS
Eye catch
クリプト

ジョークコインとして出発したDogecoin(ドージコイン)の誕生から現在まで。注目される非証券性🐶

Like token Tip token
38.31 ALIS