教育・子育て

私が下肢静脈瘤の手術をしたわけ ~痛みと恐怖の狭間での決意~

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  • みけ@ママコイナー
  • 2020/01/07 12:10

 

こんにちは!

みけです!

 

ずっと書こうと思っていた、最近まで私を悩ませていた静脈瘤の手術について書くことにしました。

長めです!が読んでください( ;∀;)

 

 

手術をすることを決めたのには、2つの理由があります。

1つ目は、静脈瘤がピークにしんどかった時期の恐怖を思い出すと、同じ思いをしたくなかったからです。

2つ目は、仕事復帰したら手術にいく時間がとれないのではと思ったから。

 

 

 

そもそも静脈瘤とは何かについて、先にご説明します。

下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)とは?

筋膜下・筋肉内を走行する深部静脈と、皮下を走行する表在静脈(大伏在静脈、小伏在静脈)およびこれらを連結する穿通枝(交通枝)に分類されます。

正常な足の静脈では、血液が重力に逆らって心臓のほうに戻っていきますが、下肢静脈瘤では静脈の中にある逆流防止弁の機能が障害され、立った状態では血液が逆流して下へ戻ってしまいます。そして血液が必要以上に溜まり(うっ滞)、静脈圧の上昇を来たし、特に表在静脈は蛇行、拡張して瘤(コブ)を形成します。

(出典元:https://www.almediaweb.jp/varix/disease.html)

 

まぁ簡単にいうと、心臓から血液って足のほうに向かって流れて、足までいったら静脈を通って心臓に流れますよね。

その心臓に戻るやつが逆流しないように「弁」がついてるわけですが、弁が壊れてしまって血液が逆流してしまうんです( ;∀;)

そのせいで、静脈がミミズばれのように浮き出たリ、蜘蛛の糸みたいに青紫に見えたり、いろんな症状がでるです。

Content image
静脈瘤で検索するとこんな画像がでてきます。

 

 

 

私が静脈瘤を発症したのは、2人目妊娠中でした。

妊娠中期ぐらいかな?左足のひざ下の内側に、ミミズばれのように血管が浮き上がりました・・・でも痛みもなかったし内側だからそんなに目立たないし。

出産した当日には綺麗さっぱりどこかへ!やっぱ妊娠のせいやったんやね!

 

 

なんで妊娠中にできるかというと、妊娠すると赤ちゃんのために血液量が1.5倍になります。さらにお腹に赤ちゃんがいることで骨盤内の血液が圧迫されるから足のほうに血液がたまりやすくなります。

 

 

 

 

私の静脈の弁は、それに耐えきれず・・・それはもうダム決壊のようになっちゃたんでしょう。

 

ダムが決壊したらどうなります?自然に戻りますか?

水の流量が少ない場合は大丈夫かもしれないですが、多いとやっぱり変なとこに水が流れますよね。

じゃあ決壊したとこにさらに豪雨になったら・・・

 

 

 

 

 

そうなんです。3人目妊娠でこの静脈瘤はひどいほど悪化してしまいました。

 

 

 

3人目の妊娠4か月くらいだっと思いますが、静脈瘤がどんどん増えていって、痛みを感じるようになりました。

左足のひざ下の内側はもちろん、内くるぶし、足の付け根、恥骨の左側。

さらに右足にまで出来て、右足のひざ裏や付け根にもできました。

 

 

赤ちゃんは容赦なく大きくなってお腹を圧迫するし、足へ足へと血液が流れます。

決壊した私のダム(弁)はもはや意味を成しません。

 

 

 

何が一番つらいって、、

とにかく痛い!!!!!

それはもう、火傷の痛みのようで、びりびりとして焼けるような熱さと痛さと、家事もままならないほどでした。

火傷って、冷やしていると楽になりますが、何もしていないとびりびりと熱くて痛いですよね。

それが両足の広範囲に、四六時中です。

 

"四六時中"、妊娠が終わるまでの"半年間"です。

 

 

生活しているのが辛かった、、生きてるのが辛かった・・・・

大袈裟だとか、もっと辛い病気の人もいるんだよ、とかそういう意見はご遠慮ください。

本当につらかったんです。

 

 

 

 

この痛みを軽減するには、弾性ストッキングや着圧ソックスを履いて、血管をしめて弁をしめてあげるしかありません。

着圧ソックス経験のある女子はわかると思いますが、「硬くて分厚い」です。

 

夏の妊娠だったのですが、この固くて分厚いソックスで、さらに足首から足の付け根まである長いやつを毎日毎日履いていました。

 

120デニールのストッキングを真夏に履いてると想像してみて貰えればと思います( ;∀;)!!!

(いわゆる透ける薄いストッキングではなく、冬にはく分厚いタイツ)

とにかく暑い!!!!!

 

 

 

 

悩みはそれだけではないです、もちろん静脈瘤の「見た目」がひどかったです。

 

恥骨、足の付け根、ひざ下は、みみずばれのようにボコボコしていました。

内くるぶしは蜘蛛の糸のように青紫で、さらに内くるぶしには一番血液がたまるようで、まんじゅんぐらいのサイズでポッコリ膨れ上がって腫れていました。

触ると熱くて熱を持っていました。

 

 

内くるぶしは真っ青で、周りから見たら、虐待!?DV!??と思えるほどでした。

とにかく見た目がひどい!!!!!

いいかたを変えると、グロいです。閲覧注意です。

それもあって、隠す意味もあって着圧ソックスを履かないと外出できませんでした。

 

 

 

 

この、痛い、暑い、見た目がひどい、この静脈瘤と半年間付き合っていました。

 

真夏だったので、子ども達は容赦なく「外いく~~~!プールしたい~~~!」というわけですよ。

もう痛さなのか熱中症なのか貧血なのか・・・

とにかく気分が悪くなりながら、外でプールさせて、私は途中ダウンして玄関で外から丸見えの状態で倒れて子どもを見守っていました_:(´ཀ`」 ∠):_

 

 

 

 

妊娠中はお腹が圧迫されて膀胱も圧迫されて、トイレが近くなります。

妊娠後期は絶対と言っていいほど夜中にトイレで目が覚めるのですが(なんなら2回)、寝てた状態から立ってトイレにいく途中・・・・

 

ビィヤアアア〇*×★*+▼△&+~!!!

足が・・動けな・・・・ぐ・・・ううう・・・(1分ほど停止)

 

・・・・・

 

 

ゼェ、ハァ・・・・やっとトイレに行ける・・・いたい・・・うう(T_T)

 

 

 

血液が急に足に流れるから痛いのなんの・・・( ;∀;)!!!

 

 

 

私は、この人間界に降り立って修行に来たんだった・・そうだった。

前世の記憶が・・・うっ(錯乱)

 

 

・・・・

 

 

 

Content image
2020年の初日の出です

 

 

 

 

 

3人目出産後、当日はまだ静脈瘤はありましたが数週間たったらどんどんなくなっていきました。

といっても全部なくなったわけじゃなく、だいぶ薄くなった感じ。

残ったのは、左足の付け根のボコボコと内くるぶしでした。

 

見た目はそんなに分からなくなったので、やっと素足で出歩ける!!!!( ;∀;)

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

出産したのが8月でした。

そして11月になった頃・・・・

また内くるぶしがズキズキ痛み出しました・・・もしや・・これは・・・。

 

 

翌年の4月から仕事復帰の予定なので、このまま悪化したら・・・?

あの痛みのまま仕事をするの・・??

手術するにも、仕事はじまってから時間とれるのか・・・???

静脈瘤ってこのまま治ってくれないよね??(淡い期待)

 

 

 

あの日々の痛みを考えると、辛さしかありません。

手術について調べると、カテーテルを通して血管を焼く!とか・・・

手術経験のない私には恐怖・・・・!!!

 

 

 

 

 

いろいろ葛藤した結果、最新の技術取り入れてる専門医のところへ。

エコーで見てもらったところ・・・

左足の4か所の弁が壊れているそう。

 

私「なんで私の弁は壊れてしまったんですか?妊娠しても静脈瘤にならない人もいるのに」

医者「弁が壊れやすい体質なんでしょうねぇ」

 

 

 

・・・体質!!!

なんかどーしよーもないやん(T_T)

 

 

 

妊娠中は必要最低限の8~9kgくらいしか体重増やさなかったしちゃんと体重管理も健康管理してたし、自分の怠惰でもなんでもないんです。

何をどう努力しようもなかったんです、不可抗力です。

 

 

 

結局手術することにしました。

手術内容は、

ひざ下の部分を1.5cm切ってそこの血管から足の付け根までカテーテルを通して太ももの内側の血管をすべて焼き切る

●ふくらはぎの内側2か所は、5mm切って、血管をフックみたいなのでひっかけて外に出して両サイドを結んで血液が通らないようにして、真ん中をパツンと切って元に戻す(なにそれ神様なの?)

Content image

 

 

 

 

当日と翌日は血液がどこからでも噴出する可能性があるため(!??)足全体に包帯を巻くからシャワーもダメとのこと。

洋梨ブシャーならぬ血液ブシャー!!!( ͡° ͜ʖ ͡°)

 

 

 

旦那は東京だし、手術の予約とれたのが火曜日で来てもらうのもできないし、その2日間だけは県外から母に来てもらって子どもたちのお風呂を頼みました💦

 

 

 

 

====↓静脈瘤との別れ↓====

 

エコーで足をみてもらって、印をマジックでつけられました。

 

 

まず、三か所の弁の中でも一番大きなところ、ひざ下のところに麻酔じんわ~~~ぎゅんんわ~~~!!ってされた(イタイ)!

1.5cmくらい切るそうで、そこから血管ひっぱって?血管縛って切って??カテーテルを通すの??その時血が噴出しないの?(意味が分かりません)

 

局部麻酔なので、カチャカチャしてる音も会話も聞こえるし、なんならひざ下をゴニョゴニョされてる変な痛みもなんか感じます・・・

麻酔してるとはいえ、イヤ~~な内部の痛みというのか・・・なんか、いてて、、いててて、、、

 

 

 

医者「今血管ひっぱってますけど、痛くないですか?」

私「!!!(想像しちゃううから言わないで)」

私「はぁはぁ(貧血っぽくなって冷や汗かいてぶっ倒れそう)」

 

 

 

 

なんかごちゃごちゃ作業終わった後、今からカテーテル通して血管を焼くから、血管に麻酔するとのこと。

太ももの内側に15か所くらい麻酔されたと思う。なんかひたすら下から上まで。

 

 

医者「カテーテル通していきますね、血管を通るの自体は痛くないから」

私「いっっ!!!!!!た!!!!(声出ちゃった)」

医者「カーブで当たっちゃったかな」

 

 

 

血管イタイやん、痛いやん!!!

 

 

 

 

ひざ下からカテーテルとそして足の付け根まで、、付け根から順番に焼きながら下に降りてくるらしかったけどそれは熱さも痛さも感じなかった。

麻酔グッジョブ!

 

 

そのあと、下のほうの2か所を切って血管フックでひっぱってなんちゃらかんちゃらしてました。これはそんなにイヤな感じはなかったのでだいぶ平気でした。

 

 

 

 

トータル2時間を経て、やっと、終わった・・・・。

 

お疲れ自分!!

包帯足首から太ももまでぐるっぐるに巻かれて、その上からひざ下には黒い弾性ソックス、ひざと太ももにはサポーター。

膝がまげれない!

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んみんな旦那さんが迎えに来てくれるわよっていう看護師さんの言葉に「くっ」とか思いながら、自分で運転して帰りました。(褒めて)

 

 

 

ご褒美に母が作って待っててくれたローストビーフ。ママよ~~

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エコーで血管を確認してマジックで印されて麻酔うたれてこんな感じになってた。足太いな~と思って隠してみる涙

Content image
ネコちゃんの靴下(👶用)が写りこんじゃった

 

 

 

手術して数日は痛み止めを飲みつつ、傷がズキズキ痛む感じ。

階段上り下りで、ツキーン!!!って痛むことも。

 

1週間くらいすると、太ももの内側の焼いたところが黄色くなって固くなって、擦れると痛い。普通にしてても痛い。

足を伸ばすとひっぱって余計イタイから、歩く時も足は伸ばしきらずに変な大勢で歩いてた。

 

 

 

ちょうど子供の音楽会があったんだけど、立ってたらズキズキ痛かった。

 

 

 

今日、ちょうど1カ月検診にいってきたけど、結果は良好★

1カ月履いてないといけなかった弾性ソックスともおさらば!!!!

やっとタイツが履けるようになったので早速ニットワンピを着てみる\( 'ω')/

 

 

 

さようなら静脈瘤!

右足は手術してないから、きっとぶっ壊れた弁が数年後に悪さしてくるだろうけど、しばらく眠っててください。

 

====↑静脈瘤との別れここまで↑====

 

 

 

 

 

静脈瘤って悪化すると生活するにも痛すぎてしんどいし、見た目も悲しくなるし、だから手術したってのは本当だけど、今から言うことだけは伝えたい!

 

俺もっと大変な手術したことあるし!大袈裟な!とかそういうことではありません。

何が言いたいかっていうと、結局は妊娠は病気じゃない、出産は女性がして当たり前、なんて思われてるんだろうけど、

「妊娠は病気じゃないけど体は超絶しんどいんだよ」

 

自分の健康も命も削りながら赤ちゃんに栄養を与えて育ててる。

 

 

静脈瘤は稀かもしれませんが、そーいう体の負の変化が確実に起こっているんです!

体感では、1歳年齢を重ねるより1人産んだら3歳年とるぐらいに衰えます。

 

 

 

 

 

奥さんがいる男性のみなさん!お子さんがいる人、もうすぐ生まれる人!

 

 

奥さんを大事に!(;O;)

 

 

 

 

 

~追伸~

静脈瘤という試練はありましたが天使が3人やってきました。

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