
仮想通貨の1つにNEMがあります。NEM決済するスマホウォレットNEM Walletは、QRコードを読み込んで支払いすることができます。
※QRコードとは、二次元バーコードのことで、デンソーウェーブの登録商標です。
通常の支払いの場合、送金したい相手のウォレットアドレスを入力する必要がありますが、ウォレットアドレスを入力するのは手間ですし、入力ミスするかもしれません。支払い金額も自分で入力しなければなりません。
QRコードを作成しておいたらどうなるでしょうか。支払う人はQRコードを読み取って支払いボタンを押すだけです。支払う人の手間を大幅に減らすことができます。QRコードを用意すれば、NEM決済が便利になりますね。
QRコードは、文字列を情報として登録できます。バーコードの中に情報が埋め込まれており、読み取った端末に情報が渡されます。
QRコードで渡す情報を、NEM決済用のデータにすれば、そのQRコードがNEM決済用QRコードになります。
QRコードで渡す情報は、以下のような形式で記述します。(jsonと呼ばれる形式です。改行や空白を入れていますが、実際のデータとしては不要です。)
{
"v": バージョン(現在は2を指定する),
"type": 区分(2を指定する),
"data": {
"addr": "受け取るウォレット(40桁)",
"amount": 金額(1000000倍して、整数にする。1000000と指定すると1XEMになる),
"msg": "支払い時のメッセージ(注文IDなどを入れると、入金チェック時に便利)",
"name": "ソフトウェア名(生成ツールの名称などを記入)"
}
}
実際のデータの例としては、下記のようになります。
{
"v": 2,
"type": 2,
"data": {
"addr": "NBZIB7E7Z7WJT67PQMHGBOK6L7OQERNMDQDBIOHR",
"amount": 1000000,
"msg": "thankyou",
"name": "ounziw_nemqr"
}
}
QRコード生成ソフトで、このようなデータを指定してQRコードを作成すればOKです。
実際にQRコードにしたのが↓です。
ホームページ上にQRコードを載せたい場合に、毎回QRコード生成ソフトで作るのは手間かもしれません。そこで、弊社では、ホームページ作成ソフト上でQRコードを作成できるアドオン(拡張機能)を作成し、公開しました。→NEM支払いのQRコードをホームページに表示しました。
ホームページ上にQRコードを載せて投げ銭を受け取りたい、という場合などにお使いください。