前回の記事「今さら聞けないアフィリエイト」では、アフィリエイトの仕組みについてざっと紹介しました。
今回は、アフィリエイト(サイト運営)で収益を得よう、という場合のデメリットです。大きく3つ考えられます。
普通の小売店なら、販売価格はオーナーが自由に決められます。 単価はもちろん、たくさん購入したら割引、リピータ割引、逆に初めて注文する方にお試し割引など、自由に設定できます。
特定商品を赤字覚悟で販売して客寄せすることもできます。 スーパーの卵特売などがその例です。 卵自体の売上げは利益に結び付かなくても、顧客が他の商品も購入してくれれば全体としては儲かるわけです。
しかし、アフィリエイトの場合、価格設定は提携マーチャント(広告主)に依存しています。 価格は売上げに大きく影響するので、自由に決められないのは大きなマイナスです。
通常のネットショップなら、購入したい商品が複数有っても、購入手続きは1回でできます。
しかし、アフィリエイトの場合、同じ広告主の商品であれば、1回で購入できますが、広告主が異なると、購入手続き作業が複数回必要になります。(様々な広告主の商品が紹介できる、というのはアフィリエイトの利点ですが、逆にデメリットにもなるわけです)
訪問者にとっては、何度も住所記入するなど手間がかかるので、買うのをためらってしまうかもしれません。
通常のお店なら、商品購入時にメールアドレス等の顧客情報を記入してもらえます。 このため、購入者に直接アピールすることができます。効果的な宣伝が可能です。例えば、プリンタ購入者には一ヶ月後にインクカートリッジの案内状を送る、などです。
アフィリエイトの場合、商品購入は提携先のページで行われます。 したがって、何が売れたかは分かっても、購入者の情報はわかりません。
購入履歴から興味のありそうな商品を優先的に表示する、というようなシステムをアフィリエイトサイトで構築するのは難しいのが現実です。
より掘り下げて聞きたいかたは、コメントでお知らせください。