松尾芭蕉の俳句の中で最も有名なものの一つ「古池や蛙飛び込む水の音」。日本だけでなく、世界で親しまれています。この句の様々な英語訳を集めた書籍があります。その名も「One Hundred Frogs」(現在は絶版かも)
俳句の解釈が様々あることもあり、翻訳されたものは様々でした。
●池: pond が多いが、lakeやpoolもある
●音:sound が多いが、splashやnoiseもある。musicという訳もあった
などです。
Scott Alexanderさんの
By an ancient pond
a bullfrog sits on a rock
waiting for Basho?
です。直訳すると「ふるい池があって、ウシガエルが岩のうえにとまっており、芭蕉を待っている」となります。
カエルの視点でこの俳句を捉える、という点が凄く新鮮でした。しかも、池に飛び込む時点よりも前の情景です。
おそらく、Scott Alexanderさんは他の俳句も訳しているでしょうから、蝉とか木啄(きつつき)とかをどのように訳しているのか、が気になりました。
俳句を英語で読む会は、サルトン(名古屋市中区大須にあるコワーキングスペース)で開催されました。次回はお城について英語の文献を題材にする、という案がでていました。(日程は12月頃)
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