株式会社ALISは、2023年4月1日をもって株式会社ライブドアに合併しました。これにより、株式会社ALISは消滅し、私も代表取締役兼CMOを退くことになりました。応援していただいた皆さまに一言、感謝の気持ちをお伝えしたく、記事を書いています。
創業から5年半が経ち、代表を継いでから2年が過ぎました。振り返ると、変化の激しい日々に翻弄されながらの判断の連続で、全く想像しなかった力の入れどころに戸惑うこともありました。なんとか突っ走ってこれたのは、家族や社員、親しくしてくれる友人や先輩、そしてALISコミュニティの支えがあってこそです。
以前、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドによる子会社化に関するお知らせでお伝えした通り、株式会社ALISは一時、皆さまへなんら価値をお返しすることなく、解散を視野に入れていた時期がありました。急な話ではあり、当時考えていたことは数多くあれど、要は「お前が代表を継ぐか、解散するか?」というシンプルな問いに答えを出す必要があったのです。詳細は諸事情で割愛しますが、当時は、状況へのかすかな憤りと、それでも自分の至らなさが結果として現れているという思いの中で、容易ではない選択を行わなければならなかったことを記憶しています。
しかし、困難な状況でもファイティングポーズを取り続ける社員、サービスを利用してくれるユーザーを含め、それでも応援して頂ける方々がいました。CTOの石井さんと何度も議論を交わし、お互いの意志を確認し合った結果、「ここで終われるか」という共通の決意のもと、共同代表として株式会社ALISの舵取りを引き継ぐことを決めました。そして、現メンバーとも力を合わせて組織を再建し、安定的なユーザーベースの成長とサービス運営の継続が実現できるようになりました。
そして今、M&Aを経て、月間9,000万UUを超えるユーザー接点を持ち多様なシナジーが期待できるライブドアへJOINできたことを、大変嬉しく思います。詳細はお伝えできませんが、私はこの新しい環境で、ソーシャルメディア「ALIS」やALISトークンがより良い形で発展できることと考えているからです。この一連の変化がALISをより大きなステージに引き上げ、これまで以上の成長を可能にするものであると信じています。
また、私個人としては、ALISの運営や開発等から完全に離れ、組織でより全般的な業務を担っております。ALISから離れることは寂しいですが、M&Aの際に決めていたことでもあります。
いずれにせよ、皆さまの応援のおかげで、ALISを良い形で次のステージに繋げることができました。改めて、本当にありがとうございました。
水澤 貴